自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

鎖骨日記【66日目】

2007-04-30 | Weblog
 コナさんがRitsで前車に巻き込まれて落車、左手骨折。なんと、周りのひと(自分もだが)怪我続出と言う感じ。ギブスをしたようだし、一月で戦線復帰できるのではと思う。
 自分の鎖骨ベルトでは固定と言う概念からほど遠いのではないだろうか。2ヶ月済んでもこのざまだ。骨が完全に折れたのだから引っ付くには時間もかかるのだろうが、何が辛いって、ない脚力がもう全く無しになってしまうこと。
 今日は東急ゴルフ場の坂を登って見た。恐るおそるの坂登り。クロスバイクのフロントをインナーに落として、後ろをトップから順次落としてみた。いやーもう、スポーツランド横でげんなりだった。トンネル手前で失速するし。最後の坂をようよう乗り越え、がっかりした。
 水沢から椿への緩やかな坂が今の自分には合っているような感じ。とにかく、負荷をかけないと戦線復帰は望めないと思いつつ走る。
 たった53km程度であったが、100km越え走行のように脚が疲れた。左肩まで痛くなったので、最後はびくびくの走行。左手使わなくとも、振動は伝わるのかしらん。
 午後は録りダメの映画(男たちの大和)などみて休養に専念。
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鎖骨日記【65日目】

2007-04-29 | Weblog
 山の神はお仲間と熊野古道散策に出かけた。良い天気なので、サイクリング。というもののロードにのれる体ではない。山の神のクロスバイクで、まずは婆様宅へ新聞受けの修繕(親孝行)。すませて、椿神社へ。
 自転車で行く椿は久しぶり。昨日医者に言われたので、片手運転。左手は腹の辺りでウェストバックのベルトを握らせて走行。山の神の自転車なのでトップチューブが短く、立った姿勢で楽にハンドルが握れる。90回転を意識して軽いギアを選択。婆様宅からは片道15km程度なのだが、行きは緩やかな登り、汗が出る。肌シャツは綿シャツのままなので、ぐっしょりになった。脚はしんどく、帰りの15kmはペースを維持できなかった。まぁ、ぼちぼちですな。楽しく乗らないと続かないからね。
 昼飯を婆様宅で食べたが、空いた腹の勢いに任せて食べすぎ。脂肪を取るためのサイクリングなのに反省。でも大いに気持ちよかった。
 婆様宅の帰りに図書館へ寄って「フラット化する世界」の目次と始めと終わりを読む。前から読みたかったので概括読み。98年に出た「壮大な新世界」(クノーキ)は予言的な本だったが、これは既に起きていることへの対応を説く。
 山の神も帰ってきて、夕刻ローラー20分で、今日の締めとする。
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鎖骨日記【64日目】

2007-04-28 | Weblog
 通院日。再度左手首のレントゲンを撮ったが、異常なしの診断。まげる位置によっては鈍痛が走るのだけど、骨には異常なし。医者は「手首の痛みのおかげで、肩に力が入らなくて良い」と変な慰め方。
 肩のレントゲンをみると、折れたところの下部のほうに骨の形成がみえる、上部はぼよよんとした感じで出来つつある。(写真)腕は痛みも無く、ぐるぐるまわせるようになった。まだ鎖骨バンドは勿論、三角巾もした方が良い、(「ひも」でも良い)とのこと。要するに忘れないための目印ということだろう。
 自転車を乗り倒す予定だったのに、というと「振動を与えるのはダメ」とにべも無い。ローラーでは30分で飽きるのだよね。内緒でゆっくり乗ってみようかとも思う。診療室を出るときに「自転車でこけて、手をついてたりして痛くなったらすぐおいで」などと、乗るのを前提のような暗示の言葉をかけてくれる。
 連休中は休診でしょ?!と言いたかったが、止めておいた。
午後買い物でペットボトル24本入りのダンボールをほんの少しの間持ったら、肩が少し痛くなった。なかなかどうして道遠し。
 夕刻ローラーのみ、30分。80回転5分l、90~95回転25分。これで汗だくとなる。
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鎖骨日記【63日目】

2007-04-27 | Weblog
 どうも左手首が変だ。捻挫にしては違和感がとれない。手を突くと少し痛い。肩の痛みがなくなって目立つようになってきた。明日通院日なので医者に話してみようと思う。
 飲み会で帰ってきたら、NHKハイビジョンでモントリオールでのチックコリアトリオをやっていた。大きな丸い鼻と意思的な口が特徴だ。学生のとき「リターントゥフォーエヴァー」がはやっていた。今も時々テレビで見るが、元気でピアノを弾いている。スタンダードを弾いていても現役でいるのは大いに結構。いつまでも前衛でいるのは食えなくなるのとおなじだから。
 「JAZZは難しいというが、メロディを追うのではなく、演奏者の掛け合い(協調)を楽しむべき」というようなことを言っていた。聴衆を巻き込んだラストの「スペイン」は楽しい「掛け合い」だった。彼は10歳年上だ。
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鎖骨日記【62日目】

2007-04-26 | Weblog
 先日の寿司弁当は良かったが、今日の味噌鯖はどんなものか、同じ500円とは思えない(なんと、後で確かめたら450円だった)。別の店なのでこんなものかと。
 今日は良い天気、少し早めに帰宅して自転車を。山の神のクロスバイクで近場を1周11km。30分足らずだが気分が良い。海の向こうにはセントレアの管制塔が霞んで見える。ほとんど片手運転。ヘルメット、三角巾は一部着用。
 家に帰ってローラーをやろうと思ったが、山の神が今からお茶に出かけるので、早く風呂入れて入れと言う。鎖骨バンドの介護人がいないと浮世もままならぬ。
 ローラーは諦めて、おとなしく「たけのこご飯」をほおばるとしよう。
 
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鎖骨日記【2ヶ月も過ぎて】

2007-04-25 | Weblog
 この連休には怪我も治って、自転車三昧という目論みは外れてしまった。
 筋肉の衰え併せて3kgは肥えて、顔も「ちょうど良くなってきたね」などと婆様に言われるしまつ。山の神は「粗食にしましょう」と手抜きを図る。今夜は干物にアジやイカの残り物処分料理。この仕打ちもありがたいと思わなくては世間を渡れない。
 昼もカロリーを落とす必要がある。いつも揚げ物弁当に不安な思いだったが、ちょうど良い出前弁当をおしえてもらった。寿司弁当で500円。これでこの値段は安いと思う。(写真)素晴らしいが、経営はやっていけるのであろうか。
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鎖骨日記【59日目】

2007-04-23 | Weblog
 昨夜は、山の神が尾鷲のスーパーで仕入れてきた魚を食べた。天然ワラサの刺身、黒ムツの煮付け、片口いわしの生姜煮。ワラサはコリコリしていて、むしろ今夜の方が旨そう。ムツは脂が乗ってすこぶる旨い。イワシは1パック87円で大半が養殖の餌になるのかピカピカだけど安い。
 今日は「ちんちろイカ」の野菜炒めと「豆アジ」の空揚げ。ちんちろイカは尾鷲の呼び名、熊野では「さらたけイカ」という。するめイカの子どもで、胴長10~12cm程度(皿の丈程度だから「さらたけ」)。この地域では春に水揚げされ風物詩である。1パック230円を半分使用しただけ。
 こんな安くて旨い魚が食えるところだけど、人口減少なんだよね、なんとかしたいね。
 風呂前にローラー20分。95~100回転。軽いギアで回すのみ。 
 
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鎖骨日記【58日目】

2007-04-22 | Weblog
 昨日はローラーの後、5km離れた実家へ(山の神がいないと鎖骨ベルトを締められない。風呂に入らなければ一日ぐらい良いのであるが。風呂好きなので我慢できない、それで実家へお泊りする。)。パパチャリでいく事に。三角巾をして片手運転。歩道を走る。やはり自転車は良い。こんな自転車でも風を受けて走るのは気持ちいい。58日ぶりだ。
 自転車は長女の通学自転車のお古である。夜間帰宅途中に縁石へぶつけて、フォークが「オンダフォーク」のように曲がっている。中国製。後退したフォークのおかげでフェンダーが脚に当たる(そのためもらい受け)。それで、カットした。後ろも昔の「スポルティーフ」のように(ブリジストンでそういうのがあった)短く切断。結果、泥除けとしての使命を果たさなくなり、晴天用となった。
 フェンダーやチェーンカバーを塗り替えてツートンにしてある。ハンドルバーもマングースの(OEMだろうが)青色ハンドル。ブレーキレバーはダイアコンペ。サドルはBASSANOというメーカー。蝙蝠の刺繍入り(ヨーダ師匠にもらった)。
 駆動装置は変えてないので見掛け倒し。重い。利点は駅に置いておいてもこういう自転車は盗まれることが無い。
 夕刻、尾鷲から帰った山の神に迎えにきてもらい帰宅。ローラー30分。90~95回転、昨日より回せるような感じ。でも30分で最後は100回転、1分でへとへと。
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鎖骨日記【57日目】

2007-04-21 | Weblog
 いつもなら、通院日だが、今週から2週に一度となったので、お休み。で、歯医者へいくことに。先週から奥歯の調子がおかしい。違和感がある。
 で、左奥歯2本レントゲン。一番奥が、大変なことに。いわゆる歯周病。歯骨の二手に分かれているところと顎骨の間が黒い空間に。膿んでいるらしい。そのうちぬけるのであろう。
 今日は噛み合わせの調整して様子見となった。違和感はなくなったが・・・。私の住んでいるところは宅地開発が盛んで人が増えている。で、歯医者も増えている。ここ4,5年で3軒ほど増えて5軒となった。歩いて5分のところにある2軒の歯医者が両方とも土日やってくれている。こういうところはサラリーマンにありがたい。
 午後からのローラーは悲惨なことに30分しかもたなかった。80~90回転でだ。いつも30分しかしてないが、全く力がちがう。イージーでくたくたになってしまった。乗鞍の道遠し。(抽選で外れるかもしれないが)
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鎖骨日記【8週間目】

2007-04-20 | Weblog
 とうとう8週間。回復に予定より長くかかっている。
 大腿四頭筋のあたりをさわってびっくり。もう肉もなにもなくなっている。
 明日すこしローラーを回してみよう。お店に行って、自転車なにするべー、どころじゃない。ただでさえ無い脚が無くなっている!実家へ帰る山の神に一緒に行こうと誘われたが、時間が惜しい。一人ゴリゴリローラー漕ぎに専念するのだ(1時間も乗ったら多分嫌になるだろうけど)。
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鎖骨日記【55日目】

2007-04-19 | Weblog
 京都の出張は業務終わり次第まっすぐ帰ってきたが、いささかくたびれた。東京でのお遊びがきいたのかも知れない。それでも帰る直前まで、市立美術館でやっているエルミタージュ美術館展が気にかかっていた。
 絵画は3分間芸術と言われている。一枚を描くのに何日かかっても、見る人はせいぜい3分だから。この間のモネ展では100枚近くあったから、これでいくと5時間要するが、1時間40分で済ませている。一枚1分である。勿論大家モネでも絵により巧拙はある。自分の好みもあり、10秒で済ます絵もある。
 気にいった絵はゆっくり見るべきである。最初は構図から、そして細部を舐めまわすように。そうすると絵を描いた人の意図などが読み取れるようになる。小説などと同じように、絵も作者の意図(メッセージ)がこめられているから、それが感じられたら面白みも倍加する。
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鎖骨日記【52日目】

2007-04-16 | Weblog
 3連休をしたため、医者に行っていない。で、朝一で行ってきた。レントゲンを撮ったが、2週間前より明瞭に仮骨が出来つつある。まだ、もやっとした感じで、白い骨がしっかり出来ているわけでない。医者は「今度から2週間ごとの通院で」と言い「自動車も運転できる」と言う。で、「下半身の運動はかまわないですね」と言うと「痛みが無ければ良い。痛みが有るか無いかが判断」と言う。そろそろ、脚の運動だけでもやろうかと思っている。週末からローラーを。
 明日は京都へ出張。思わず、ネットで美術館情報を仕入れよう(勿論本気ではないのだけど)としたが、山の神にたしなめられお蔵入り。
 しかし、東京での美術館三昧は良かった。私にとって至福の3日間だった。長女の引越し手伝いは何もせず、アパートと会社を見に行っただけだが。【写真は新国立美術館】
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鎖骨日記【51日目】

2007-04-15 | Weblog
 3時の新幹線で帰ることとなっており、今日は次女と銀座で昼食・買い物などと考えていたが、次女が微熱との連絡。山の神は朝から横浜の次女宅へ出かけることとなった。そこで今日の予定を検討。
 まずは目黒の東京都庭園美術館【写真】へ。昨日から「大正シック」展をやっている。数年前に来たときはたまたま水曜日の休館日だったのでリベンジ。ここは久邇宮家の朝香宮邸であったものが美術館となっている。アールデコ調の内装で、ルネ・ラリックのレリーフガラス、シャンデリアなど建物そのものが文化財である。
 その後目黒で山の神と落ち合い、昼食。午後からは有楽町の「出光美術館」へ。
企画展「志野と織部」を鑑賞。しかし、いささか焼物の鑑賞を続けてきたせいか、展示されている志野、織部もこれまで見てきたものが多く、やや感動がない。国宝志野茶碗「卯の花がき」も4度目ぐらい。すばらしい茶碗であるが今度はさわる必要があるぐらい(無理だが)。そんなこんなで、いつもなら図録を買うのであるが、止めた。代わりに、板谷波山の図録「板谷波山の意匠」を買った。これは下書きのデザインが多くあり新鮮だ。本当のところ企画展より、2度目になるが常設展を見たかった。
 時間の都合で銀座へ行けなかったのでショコラティエ「マルコリーニ」でなく、「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」で買い物して帰途へ。
 地震は心配だったが、家の中は無事で一安心。
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鎖骨日記【50 日目】

2007-04-15 | Weblog
 土曜日の今日は、できて間のない新国立美術館(写真;内部)へ。 ここでは、モネ展とボンピドーセンター展が開催されており、はしごすることに。まずモネ展。100点近い作品があり、展示最後の睡蓮などを観るころにはくたびれる。
館内で適当に昼食。3階にはポールボギューズの名を冠したレストランカフェ(ブラッスリー)もあり、込みあっている。
 午後からはポンピドーセンター展。何度かパリには行っているが、近代から現代芸術の殿堂のここには行ったことがなかったし、こんどバリにいくのは何時になるかわからないし、パリのエスプリに触れることを期待。
 ここの展示では、昨年見落としている藤田の絵やキュビズムの絵や彫塑をゆっくり見ることができて良かった。モネ展と比べると人が少ないので好きなだけ見ることができた。
 2時過ぎには美術館と直結している乃木坂駅から神宮前(原宿)へ。原宿から歩いて代々木へ。その間にあるのは「なるしま」です。店の地図を持っていなくとも、路地から自転車が飛び出してくるから、店はどのあたりかすぐわかるほど、周辺にチャリが多い。
 まぁ適当に見物して、小さな2号店も拝見して、埼玉の長女宅へ移動。入口が厳重な立派なアパートでひと安心。夜は3人でお寿司。
 
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鎖骨日記【49 日目】

2007-04-13 | Weblog
昼過ぎのゆっくりで東京へ。まずは上野国立博物館へ。ダヴィンチ展へ。フィレンツェのウフィツィ美術館の『受胎告知』がお目当て。平日でも行列鑑賞。4Mぐらい離れたところに陣取って15分ほどじっくりみる。そして行列でまじかに観る。まじかにみてその繊細な描写に驚いた。感嘆すべき描写なり。20歳代前半でこの作品を描いた天才ダビンチの息遣いにふれたようで良かった。また、この絵がもともと掲示されていたのは教会の左端で、したがって右側下方から信者達が見ることを前提に描かれており、その方向からじっくり見ることができた。
 なにしろ国立博物館の大きな1室にこれ1枚のみの展示。予想はしていたが、他に直筆はなし。あとは彼の科学、技術、芸術のすべてを伝えようとする展示が別館で開催されていた。これで1500円は高い、と一瞬思ったが、フィレンツェへ行きたいと思う根拠はこの絵を見たいためだったので、まぁ納得。
 そのあと、隣の東京藝術大学美術館へ。新入生向けの企画だが、さすが芸大。入口付近に展示されていた、浅井忠の「収穫」、原田直次郎の「靴屋の親父」、高橋由一の「花魁」など、重要文化財の、もう明治黎明期の絵の本物を見ることが出来しみじみ感激。これらは高校のころから好きな絵なのだ。
 この夜はイタリアンで長女の就職と山の神の誕生祝い。
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