自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

12日振りのサイクリング

2020-07-31 | Weblog

  乗ろうと思えば、なんとか半日でも乗れる天候の日もあったが、今日まで乗ることは無かった。久しぶりのサイクリング。
 連日描いていた、油絵の方にも飽きてきて、気分転換が必要となったこともある。長女から誕生日祝いに靴下のプレゼントがあり(写真)、試走?する必要もあった。「ペダリング革命」と大仰なキャッチがついたこのソックス、ヒールロックサポート仕様でペダリング時の身体のバラツキを軽減し、よりスムーズで効果的なペダリングを実現する、とある。指先も少し立体的に編んであり、裏には滑り止めも付いている(武田レッグウェアー製)。
 今日の行き先は伊賀越え。乗り始めて感じたが、確かに踵を保持している感じがする。もともとレーサーシューズは踵を固定するよう踵部分は硬くできているが、それでも感じるのであるから、なんらかの効果はあるかも。まぁレースに出ない老体にはもったいないかも。3Kさんの「プレミア」なら、5足買える値段だもんね。
 錫杖湖へ上がると西の方角には黒雲があり、少し迷ったが、峠まで登れば降って来ても良いかと、登り始める。伊賀越えへの道は涼しく、汗も出ないペースでゆっくりと冷気を楽しむ。下って、長野トンネル。ここが路面は濡れており、冷気充満。しかし今日に限ってか、2㎞のトンネル内で車が9台も抜いていく。 
 ランチの予定まで時間もあり、バスの終点でもあり、以前から「どんなところ?」と気になっていた「平木」集落へ行ってみることに。10%越えの急こう配の連続の坂を経が峰の登り口ゲート(猪鹿ゲート)まで。
 11時、ランチは美里足坂「一粒庵」の弁当600円。店の東側の山影のある農道端に座って食べる(パックは返しに行く)
 帰途は、グリーンで安濃まで、田んぼ道で津市窪田へ出て、サイエンスシティを通過して中勢BPで帰宅。走行76㎞。雨にも降られず、体に疲れもなく(靴下のおかげ??)夕刻まで婆さん宅で油絵作業。
 
 

 

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何事も経験

2020-07-28 | Weblog

  長雨の梅雨空だ。油絵作業(写真;今日現在の状態)から帰宅後、夕刻、伸び放題となってきた垣根を少し刈り込んだ。20分程度の作業だが、気が付いたら蚊の大群が身の回りに。
 左脚を見ると、4匹張り付いている。両手で一度に退治した。結局、掃除の間20匹ほどやっつけたが、長雨で蚊も腹がへっていたのであろう、と。
 老人になると蚊に刺されてもかゆくなくなる、らしい。これは個人差があるが、自分はこの時期の朝方、自身の脚を餌に蚊をおびき寄せ退治している。脚に止まった時に瞬時にたたくのが一番効率的。刺す前にたたきたいが、うっかりして、血を吸われている時もある。ひと夏に200~300匹はたたいているが、刺される回数もそれなりにある。
 こういう刺された経験数により、かゆくなくなるので、中南米の奥地に住む人も若い内にかゆくなくなるという。
 何事も場数を踏むという事は大事で、自分の油絵も、人生11作目で、経験不足で苦労している。なかなか、はかいかない。描いては消し、が多発する。岩や川面や木々を描くのは小学校以来、もっと描くしか方法はないんだろうな・・・と。筆の動くに任せて、気が付いたら出来ていた、というような境地に達するには、ピカソのように一日当たり5作品は描かないといけないのか(ピカソが11歳~91歳の間に制作したとして作品数約147,800点を換算)。

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ピカール磨き

2020-07-23 | Weblog

 2月、婆さんが亡くなった時に枕経をお願いしたが、用意した自宅の輪が全く手入れしてなく真っ黒で恥じ入る次第だった。そこで位牌に戒名をいれるため仏壇屋に行った時、金属磨きの「ピカール」を購入し、ピカピカに磨いた。
 このピカール、300ml入りで500円ぐらいと安いもの。食器戸棚の金属取っ手もこれで磨けば綺麗になる。金属だけでなく、ポリカーボネイトで出来ている車のヘッドランプも磨ける。8年近くになる我が家のFITのレンズがくすんできたので、これで磨いて綺麗になった(家にあった1200番のサンドペーパーで汚れの酷い所だけを下研ぎしてから使用)。車の場合は、塗装を一緒に拭かないようテープで養生したほうが良い。
 ピカールは、アルミナ微粒子を灯油など油脂で混ぜたもの。砥石で言えば4000番程度の仕上げ砥石レベル。ボロ布に少量付けて磨くだけ。
 ということで、先日、シャプトン8000番仕上げ砥で研いだ日本刀(短刀)を磨いてみた。切っ先辺りの研ぎの難しい所や刃文が良く出れば良いかな、との思いだった。
 結果は、8000番の研ぎ傷も含め滑らかにきれいになった(写真、阪神ー広島戦のテレビが映っている。刃先が右側)。#8000で研いだのを#4000で仕上げるのも?だが、結果オーライ。ピカールのコスパ恐るべし。刃文も少しは出るようになったかナ。自転車の部品磨きにも使えるだろうし、これはお薦めだ。

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ヒメコウホネ

2020-07-19 | Weblog

 天気が良さそうなので、午前中サイクリングとした。椿~西山~堂が山~和無田の48㎞。蒸し暑く、水分補給に気を使う。
 堂が山と和無田の間にある和無田池にはヒメコウホネの群落がある。ヒメコウホネは絶滅危惧種であり、県内でも自生地は5か所程度とも。黄色の小さな花を水面から出して、可愛い。睡蓮もまだ残って咲いていた。(写真下2/3がヒメコウホネ群落,奥は睡蓮)
 池の水がため池にしてはずいぶんきれいなので、不思議だったが、なんと、道沿いにある、マンボの出口から冷たくきれいな地下水がとうとうと流れ込んでいたのでした。マンボからの水をため池にためて、田んぼに使っているわけで、先人の努力の賜物。(マンボは地下水を集める手掘りの地下水路:鈴鹿山ろくの扇状地は水利が悪く、伏流水となって流れている水を地下水路で集めている)

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蛇の相手

2020-07-16 | Weblog

 午前中、石水峡へサイクリング。描いている油絵には、草木があるが、どうも上手く描けない。考えてみれば、草木を描くのは初めてである。高校の美術の授業の最初に水彩で写生をしたが、それ以来だ。かってに進歩はしないので、まずはそのレベルから出発となるけれど、水辺に植生する木などを観察に行った。(中村川の現場では、急峻な所で近寄れないため)
 石水峡へついて、川辺に降りれば、すぐに似たような木が見つかる。これで良いかと、枝の張り具合など観察し、カメラに納める。
 目的は果たしたが、折角だし、少し登ってみようと、「釜」を過ぎ、林道分岐まで行く。
 橋の手前で、蛇がとぐろを巻いていたので、良く見るとマムシ。橋の方を向いて鎌首を上げている。これは退治、と大き目の石を拾ってぶつけると当たりはしたが、あっという間に湿った枯葉の中へ逃げ込まれた。
 やれやれと、橋のたもとを見ると、70㎝ぐらいのシマヘビがとぐろを巻いてこちらを見ている。足先でつついてやるとのそのそと逃げ出した。(写真)どうも蛇の縄張り争いで睨み合っていたようだ。
 蛇の相手で、これ以上登る気もなくなり、下って帰宅。(走行50㎞)午後は油絵。

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「モチーベ」再び

2020-07-15 | Weblog

  一年前には、婆さん含め家族4人で来たこの店に今年も自分の誕生日記念にやってきた。当時は元気で美味しいと喜んで食べていたが、今日は居ない。まぁ、良い思い出である。
 69歳となる年齢。歳をとれば、体の方も色々故障がでてくる。こういうことは、若い頃は年配者が話すのを聞いても全く他人ごとであったが、なるほど、こういう心境かで、と今更のように合点がいく。せめて旨いものを旨いと感じられるうちにお迎えが来てほしいナ。
 ということ-べで、市内神戸の「モチーベ」でピザで夕ご飯。ピザ3枚をシェアして食べる。ミニサラダ、前菜、デザートが付くコースがお得。ピザは2種ハーフを一枚で頼めるのでいろんなピザが食べられ良い。でも、今回は自家製ブラータチーズが丸ごと乗った「ブラータとセルバチコ」(1980円)を1枚で注文。(写真;切り分ける前に撮れなかったが)これは美味かった(他のピザも美味しいけれど)。主人はチーズ職人でもあるのでピザに使うモッツアレラも自家製。満腹となって帰宅。   

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魚銀リベンジ

2020-07-12 | Weblog

  10日振りのサイクリング。西風がやや強いが、この時季乗るしかない。行き先は、中村川。中勢BPから久居、島田橋から田舎道。
 これだけ降り続くと、さすがに中村川も水が多い。山からの水もあちこちから出ていて、涼しいサイクリングだ。
 油絵を描いている現場で、自転車を止めて観察。夏は草も多く、ここを描くなら秋か春だなと思う。川は初めて見るほど水があふれんばかりに勢いよく流れている。ここは、この辺りでは一番川幅が狭いところで、両岸からせり出した岩壁で幅2mぐらいしかないところ。
 観察すんで、乗ろうとしているところへ、ロードが来る。挨拶して後につく。途中で追いついて少し話をする。伊勢からきた方。ここまで45㎞というが、自分のメーターも45kmだったので、中間点ね、と。
 彼は細野峠、自分は清水峠と別れて、峠を34-25Tで登る。10日振りのサイクリングは体が重い。
 矢頭トンネル抜けて、涼しい矢頭の道を下り、今日のランチは波瀬の「魚銀」。6/5のサイクリング時に食いはぐれた(営業再開前日のため)のでリベンジ。フライ系がお得のようだが、あっさりな「刺身定食」1300円(税込み)。最初に「口取り」と出されたのが四角のお皿。少し後になって刺身の皿が出てくる。こちらとしてはご飯が早く欲しいわけなのだが、ここは奥の座敷が広いカラオケルームとなっており、その利用客に対応した出し方かな?(写真:これにご飯とみそ汁がつく)今日も2グループが入っている。
 食後は、大仰へ出て、久居旧街道、午前よりさらに西風の強くなった中勢BPを走って帰宅。走行101㎞。

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右脳を鍛える

2020-07-11 | Weblog

 各地で豪雨の惨禍に見舞われ、長い間雨が続いた。
  明日はなんとか天気も持ち直しそうで、久しぶりに中村川へでもサイクリングに出かけようと算段しだした。
 雨のおかげで油絵の方も進んだかと思えば、描き直しが多く、眼に見えるほど進んでいない。
 改めて全体をみれば「描き込みすぎ」と判断される描きぶり(写真;絵の一部:川面はできていない。来週から取りかかる予定:6/24のブログの絵の全体写真参照)。しかし、これも練習。眼で見た情報がいかに正確に手に伝わるか、という命題の練習。描き直しをするたび反省の日々。
 今、図書館で借りて「脳の右側で描け」という本を読んでいる。論理的、言語的機能をつかさどる左脳が描く邪魔をしている、という。前にも書いたが、真っすぐなバナナを見ても曲がって描く、ということを排除するには左脳をだまくらかすことがヒントになるという。
 さわさりながら、本を読んで上達するという事ではなく、毎日、とにかく描くことだろうな。右脳を鍛えねば。

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「庄野」戦記 (改題)

2020-07-08 | Weblog

 今年のユニクロUTの浮世絵シリーズには東海道53次「庄野」があって、地元ネタで良いなと思っていた。が、気が付いた頃には通販でもMサイズがなく残念と思っていた。そういう姿をどうも見かねたようで、「少し早いけど、誕生日プレゼント」と娘から頂いた。安いものだが、こういうのは素直に嬉しい。
 庄野は以前自分が住んでいた所の隣町である。
 3歳の秋口(1954年)、兄に連れられて兄の幼稚園の同級生達6,7人と、庄野と自分の住んでいた町との境まで出かけた。幼稚園は設立者が庄野町の方で、両町の境近くに建てられていた。このため、幼稚園(小さい幼稚園で年長だけ)には両町から半々通園していたのである。
 さて、町境のところには工場建設のため造成中の荒れ地が広がっており、ウネウネとブルが掻いた大きな土跡が土手のように何本も並んでいた。手前の土手にたどり着くと20m?ほど前方の土手に、同じような数の庄野のガキどもが顔を出して、こちらを睨んでいる。
 おもむろに、ののしりあいが始まった。お互いの事や親や町などのけなしあいを大声でわめきたてるのである。(「お前のかぁちゃんでべそ」なんてのは可愛いほうだ)
 お互いに気分が高揚したところで、掛け声とともに、石つぶての応酬が始まる。
(まるで戦争である。2月の母親の葬儀の時、兄の話す所によると、兄はリーダー格で、庄野のリーダー格から「戦争」の打診があると、時刻を定め、幼稚園の同級生を動員し、この場所で何度か石つぶてによる「戦争」ごっこをしたらしい。)
 3歳の自分は兵站部隊で、応酬が始まると、30mほど後方にあった国鉄の線路まで行って石を拾ってくる役にやとわれたのだ。
 自分は後ろへ「武器」を拾いに行くよう命じられたものの、すぐ横を、敵から投げられた小石が、音もなく飛んできて土手を越えて落ち、コロコロと転がる中を駆けだすのであるが、涙が出るほど怖かった。小石を抱えて、前線に戻るときは相手方の動きがわかるのでまだ良かった・・・。
 恐怖心からか、あるいは武器が無くなったからか、どちらかが敗走したら負けで、その背中へさらにののしるのである。(「砂利は無尽蔵にあり、武器の豊富なこちら側が常勝したのだ」と兄は愉快そうに話していた。)
 勝ちはしたが、2度と兄の誘いには乗らなかった。

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研ぎ師どんなべ(2)

2020-07-06 | Weblog

  熊本の災害は大変なことになっている。心からお見舞い申し上げます。特に特養で亡くなられた方は自分の経験からも他人ごとではない気持ちだ。近所の人も助けに来たとのこと。常日頃の関係も大事かとの思い。

さて、研ぎの続き。#8000を購入した動機など。

  オンラインゲーム・アニメ「刀剣乱舞」は「刀剣女子」を生み出すなど、日本刀がちょとしたブームとなっている。
 ハサミから包丁まで刃物は研げば切れるという感覚が好きであるが、日本刀は実用的ではなく、いささか遠い存在だった。婆さんが旅立って、両親の遺品なども整理し始めたが、その中で錆だらけの一振りの小刀があった。
 全身真っ黒な錆だらけで廃棄しようと思ったが、ご先祖様からの物であるし、名義変更届を県教委に出して、錆を落としてみようと思った。

 日本刀は素人では研げないと言われる。下地研ぎまでは砥石であるが、仕上げ研ぎは普通の砥石ではないので不可能、と理解したのだが、短い小刀だし、なんとか刃文が出るまでを研ぎの目標としてやってみることに。そういうことで、以前から気になっていたシャプトンの仕上げ砥もこの際買うことにした。
 日本刀は全身硬い鋼(皮鉄)でおおわれている。武器として、硬いだけでは折れやすいので、柔らかい鉄(心鉄)を内部に入れ強靭にしている。構造は、2重味のアイスキャンディみたいなものだ。
 研ぎの目標は刃文を出す事なので、刃こぼれが8,9か所あったが、気にしない。錆も無理に取らないこととし、現状の姿をなるべく残すこととした。従って荒砥は使わない。
 現物は無銘。刃こぼれや棟には切込み疵と思われるものがあるので実戦に使われたものでは?と思っている。ご先祖は江戸時代、商人であったが名字帯刀を許されている。商人だから刀は儀礼用、腰に差す飾りであれば、こういう刃こぼれだろうがなんだろうが外見が整っていれば良かったのではないかと想像する。(1800年前後の文書が20通ほど残っている。全部借用書で1回50~300両程度。製造販売しており、毎年一度の運転資金だが、このくらいの金を借りねばならぬという事は蔵には千両箱は無かったということ。雲切仁左衛門も相手にしない小商人がご先祖)
 脇差や小刀には無銘も多いが、これは大傷のついた刀を短くして再生(刀は切っ先を残して途中で切断して再生する。でないと切っ先に柔らかい心鉄が露出する。なかごを切断するため無銘となる)したものが多いからでもある。しかし、由来の分からない無銘の刀は値打ちもない。日本刀研ぎの初体験には良いかもだ。

 さて、研ぎだして面食らった。長さはよく似ているが、柳葉包丁のような簡単なものではない。まず、断面が6角形。片面で棟(むね)、鎬地(しのぎじ)、刃と3段となっており、しかも刃の部分はハマグリ刃という曲面となっている。
 このため、まず何本かある中砥石のうち柔らかそうな凝灰岩?の中砥の1/3の面をアールをつけて丸く削った。プロは横から見てかまぼこ状の砥石を使用し、このハマグリ刃を研いでいる。(全部丸くしないのは他の刃物を研ぐのに不便なため)一渡りこの砥石で研いで、研ぎ傷が大きく付いたところは粘板岩の中砥で補正した。次は研ぐ方向(向き)を変えて2000番シャプトンで研ぐ。次に8000番シャプトンのお出まし。
 現在はその途中である。差し裏の方から研ぎだしている(写真)。鏡面研ぎしかできないが、なんとか刃文の形状が分かるようになってきた(刃文は線のみ。展示されている刀身の白くなった綺麗な刃文はその部分を特殊な研ぎにより乱反射?させておりプロでないと無理) 
 研ぎの残っている切っ先を含む三角形の切っ先の部分は、全面曲面なので綺麗に研ぐのは難しそうだ。全体としても綺麗に研げていないが、自分が見るだけなので、このあたりで十分だと思っている。差し表の方も同様にして終了としたい。(差し表;腰に差した時の外側)



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研ぎ師どんなべ

2020-07-04 | Weblog

 先日、数年悩んでいたが、とうとう刃の黒幕(シャプトン)#8000を買った(写真)。8000番仕上げ砥である。この研ぎ味を試してみたかった。また、もう一つ大きな理由があったが、それは後日の話題。松阪の研ぎ師さん(月山義高刃物店)は#2000の次は#8000と言っていたし、シャプトンの説明書にもそのように。多分、これは砥石の粒度差がだぶらないためのようだ。(#1000の次は#5000とある)
 独身時代から、出刃など刃物は研いでいたし、結婚以来、家の包丁は今日まで研ぎ続けている。
  今年はコロナのおかげでいろんなイベントが中止となっている。イベントの中には人寄せのためか、包丁研ぎのサービスを売り物の一つにしているものがある。
 毎年、そうした機会をあてにしている年配のご婦人もいるようで、今年のこういう状況を受け、親切心からか、山の神が2軒の家の包丁3本を預かってきた。「研いで」とのたまう。
 一年に一度の研ぎの機会しか与えられない包丁も気の毒ではあるが、そういう包丁を研ぐのも気の毒である、とは思わないのである。
 仕方なしに、というか頼まれればよく切れるように研ぐのが研ぎ師の思い。明日は仕上げ研ぎの段階までできたかな。包丁3本であるが、今買えば、16000円ぐらいの包丁から2500円ぐらいのスーパー包丁(スーパーで売っている包丁)まで様々。
 値段の差は、材料の値段差、製法(人件費)の差と切れ味の持続性かな。安くても切れ味は、最初はそう変わらない。仕上げといっても、以前購入した同じシャプトンの#2000で終了である。家庭用ではそれで十分と思う。自分の家の和包丁を#8000で研いでみたが、ピカピカにはなった。

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津市道 南家城二俣福田山線

2020-07-02 | Weblog

 雲が多い、この季節サイクリングに良い天気。
 今日は先日新聞に掲載されていた、白山町二俣の蓮の花を見に行こうと、8時15分頃家を出る。まずは中勢BPでスピーディに津まで。久居戸木を経由して亀が広~算所交差点左折して家城へ。コンビニで水補給して、初めての道、二俣への坂道を登りだす。(写真は坂の手前の家城の橋の上から)
 70mほど登って二俣集落。斜面の田んぼ4,5枚を蓮田にしている。平日だが新聞効果なのか大勢の中高年客。田んぼ一枚ごとに花の色分けして高低差を利用してなかなか面白い。
 さて以前からこの道は走ってみたかった。青山メナードから降りるときに通過してみようかと思っていたが、今日は家城側から登ることに。サミットは太陽光発電のある所、383mなので二俣からは200m+程度の登り。山道だが勾配はきつくない。植林の中の日陰道で涼しくいい塩梅だ。道は苔むし路面荒れており、下りは慎重に降りる必要がある。
 太陽光発電の三差路を左へとると未舗装だが「実栗」地区になる。開拓村かなと行ってみることに。砂利道だがなんとか行ける。真新しい倉庫などありこんなところに、と不審に思う。500mほどで、砂利道が切れた所に牛が何頭かいて、車が止まっている家がある。柴犬が出てきた。吠えないので来るがままにする。後ろから70歳代の男性が。犬も人恋しいのかじゃれるのみ。
 聞けば、自分の考える牧畜がやりたくて3年前に来たとのこと。人がいるのはこの家のみとのこと。ポツンと一軒家だ。電気はあるが水がない。地形上水が湧かないので下の谷からポンプアップしているなど苦労しているとのこと。戦後の一時期、開拓で入植した地区なのだろうか。 
 辞して、来た道を戻り、福田山への下り道をたどる。しかし、この道は途中に大きな土砂捨て場が2か所あり、ダンプが我が物顔に踏みしめて、舗装を壊し、ひどく荒れている。これは事業者負担で直すべき道だな。車と会わなかったのは幸いで、標高差70m程度の道だが危険なところ。
 福田山からはアジサイを見物しながら県道をダウンヒル。
 次の目的は、これも前から気になっていたトンネルのある中出と南出を結ぶ道を走る。県道28号を利用して榊原から白山~メナード青山へ行く時には良い道かと思う。
 白山でコンビニランチしてグリーンロードで13:40頃帰宅(家所の工事個所は相互通行になっていた。現場は大きく崩れ予想を超えた崩壊だった)。走行107㎞

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