和食の人気と共に日本茶も外国人に親しまれるようになってきているようです。
先日は、アメリカのお茶専門店の店長ほか数名が来日し、宇治茶の栽培農家に滞在して、お茶の摘み取りから製品になるまでの過程を体験している
ニュースが流れていました。
今や、お茶(緑茶)も世界に誇れる日本の文化の一つとなってきているようです。
その緑茶がダイエットに効いたり、風邪の予防になるとなどの健康効果があることはよく知られているところです。
今日は緑茶の健康効果について調べました。
以前、緑茶を飲む習慣が死亡リスクを減らし、長寿につながるという研究結果が国立がん研究センターから発表され、マスコミなどで大きく取り上げられたことがありました。
それによると、がんや循環器疾患にかかっていなかった40~69歳の男女約9万人を、約19年間にわたって追跡調査した結果、緑茶を飲む量が多くなるほど、死亡率が下がることが明らかになったそうです。
さらに、死因別で見ると、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患では緑茶を摂取する量が多くなるほど危険度が低下しているのだそうです。
緑茶の健康効果は「カテキン」からで、カテキンとは、植物中に数千種類あるといわれる「ポリフェノール」の一種だそうで、所謂、緑茶の渋みの主成分がそれです。
ダイエットや、血圧、血糖値の抑制から、抗菌、抗ウイルス効果(インフルエンザ予防)などが認められており、更に、カテキンを早くから摂取することで認知症を予防することが可能だとも言われています。
そして、一般的に緑茶を多く飲む人の方が認知症になりにくいことが実験により裏付けられているそうです。
このように健康効果のある緑茶ですが、最近では日本人の緑茶を飲む習慣が徐々失われてきているそうです。
しかし、数々の健康効果があるうえに、値段も安く飲みやすい緑茶を利用しないのはもったいないことです。
日本人だからこそ、緑茶を積極的に摂取して、健康に生かしたいですね。
(参考)
尚、コンビニなどでお茶を買うときにはできるだけカテキンを多く含む商品を購入したいものです。
商品によって含まれるカテキンの量は違っているようなので、人気商品4種のカテキン含有量を表示しておきます。(ネットからです)
人気商品の500ml中のカテキン量は、
・お~いお茶濃い味・・・・400mg
・伊右衛門濃いめ・・・・・・360mg
・生茶・・・・・・・・・・・・・・・・246.7mg
・伊右衛門・・・・・・・・・・・・180mg
商品の宣伝をしている訳ではないのですが、お茶のカテキンの濃度が高いほど健康効果も高いようです。