歳をとると白内障や緑内障を患う人が増えてきます。
白内障は手術で治療できるので心配は要りませんが、緑内障は注意が必要です。
治療せずにそのままにしておくと次第に視野が狭くなり、失明することもあるようです。
かく言う小生も白内障の手術を両眼行っており、右眼は緑内障の点眼液による治療を継続しているのです。
眼圧が正常値の自分が何故、緑内障になったのか?
今回その要因を調べて思い当たる節があったのでご紹介します。
「緑内障になりやすいタイプ」
以前、「眼底の血流が悪い人」は緑内障になりやすいということが分かってきたと報道されていました。
眼底の血流が悪い人は、網膜の視神経に栄養や酸素が届きにくくなるため、視神経そのものが弱くなってしまうことがあり、その結果、眼圧が正常でも視神経が眼圧の影響を強く受けることとなり、緑内障の発症リスクが高まると考えられているということです。
緑内障は徐々に視野が欠けていき、重症になると中には失明してしまう人もいる症状ですが、なかなか自分では気がつかないのが実情のようです。
そこで、事前に自分がなりやすいかどうかを知っておくことがとても大切なのだそうです。
では、どんな人が血流の低下をきたすのでしょうか?
40歳以上で、下記の項目に当てはまる人は眼底の血流が悪くなっている可能性があるということです。
1.低血圧・・・全身の血流が悪くなることが多いので、網膜の血流低下を招きやすい
2.高血圧・・・網膜の毛細血管が動脈硬化になることがあるので、血流低下を招きやすい
3.糖尿病・・・血中の糖が網膜の毛細血管を傷つけることがあるので、血流低下を招きやすい
4.偏頭痛・・・脳の血管が拡張・収縮しやすい。網膜でも似た現象が起きるため血流低下を招きやすい
5.睡眠時無呼吸症候群・・・目に酸素や栄養が届きにくいため、視神経が弱くなりやすい(単なるいびきの人は心配ありません)
6.家族歴・・・血縁のある親族に緑内障の患者がいる人はリスクが高いことがわかっています
7.強い近視(度数マイナス5以上が目安)・・・眼球が大きくなって毛細血管を圧迫するので、網膜の血流低下を招きやすい
以上に該当する方は緑内障になりやすいタイプだそうです。
実際、小生も「5」と「7」に該当していることから緑内障になったのかも知れません。
しかし、最終的に視神経の障害を引き起こすのは眼圧だと考えられており、眼圧検査で「正常範囲を超えている」と指摘された人はそれだけで緑内障のリスクが高いと考えらるようです。
緑内障は自分では気づきにくい病気なので、気になる方は一度お近くの眼科にご相談されてみては如何でしょうか。
もし、緑内障と診断されたら、早めに治療を開始して頂きたいと思います。