先週末から寒い日が続いていますが、私の畑では早くも菜の花が咲きました。
この菜の花は、「ナバナ(菜花)」と云って、蕾を食べる種類の野菜です。
今日は読者のみなさんにひと足早い春の気分をお届けしたいと思い、師走に咲いた「菜の花」を掲載しました。
一般的に「菜花(なばな)」は春の訪れを告げる野菜と言われています。
冬真っ只中のこの時期に、春の訪れを告げる花が咲くと云うことは、12月の大阪・泉州地方は温かった訳ですね。
春に咲く菜の花には暖かさと共にミツバチや蝶が飛んできますが、流石にこの時期ではそのような光景は見られません。
滝野瓢水が詠んだ俳句に「手に取るなやはり野に置け蓮華草」がありますが、花も暖かくなった旬の時に咲くのが一番綺麗ですね。
今日はサトイモの保存方法についてご紹介します。
私のサトイモの保存については、毎年、掘り起こしすることなく、畝に植えたまま伸びている茎だけを切り、その上に稲わらをかぶせていましたが、先日、偶然にもJAの農作業便りの中に保存方法が紹介されていたので、早速、試すことにしました。
・これが我が家のサトイモの畝です。
今回試すのは、来年の種用として保存するものだけで、消費する分は例年通り畝に残しています。
先ず、空いている畝に保存するための穴を深さ30㎝ほどに掘ります。
次にサトイモの株をスコップで掘り起こします。
・その時、土をつけたままにしておきます。
「JAの作業便りに示す保存方法」
以下、①からがJAの作業便りに示されている手順です。
①穴の中にもみ殻を入れ、
②藁を敷くように書かれていましたが、我が家では省略しました。
③掘った穴に掘り起こした株を逆さまに入れます。
④逆さまにした株の上にもみ殻を入れ、
⑤更に、その上に藁を敷きます。
・わが家ではもみ殻がないので省略し、直に藁を敷きました。
⑥藁の上にビニールを敷きます。
・我が家では肥料袋を利用し、藁の上に敷きました。
⑦ビニールの上に土を30㎝ほど被せます。この時、湿気防止と目印のため、土から藁を少し出しておきます。
・これが殆ど手順どおりに行った我が家のサトイモの保存用埋め立て畝です。
来年4月頃の植え付けまでこのまま保存しておきます。
私が住まいしている住宅地では、昨日、一斉に自宅前の溝掃除を行いました。
この溝の清掃は年2回自治会の恒例行事として行っているものです。
我が家では毎回欠かさず行っていますが、驚いたことに溝蓋の裏側に有毒の小型クモであるセアカゴケグモが2~3匹いるのを発見しました。
この蜘蛛は日本国内には生息していませんでしたが、平成7年(1995年)に大阪府高石市で発見されて以降、いくつかの地域でも見つかっている外来種です。
16年前に最初に発見された時には、新聞やテレビで咬まれないように注意喚起が行われていましたが、最近では殆ど報道されなくなりました。
・これが我が家で見つかったセアカゴケグモです。
今では、セアカゴケグモの生息範囲は全国に広まっていると言われています。
そこで調べてみたところ、本州では、北は宮城県から西は山口県までの13県、四国は愛媛県を除く3県、そして九州では福岡県、佐賀県と沖縄県で確認されているそうです。
・昨日確認された我が家の招かざる客は、当然のことながら駆除しました。
オーストラリアでは古くから代表的な毒グモとして知られており、死亡例もあるそうです。
メスに咬まれると激しい痛みを感じ、その場所が腫れて全身症状が現れ、手当てが遅れると毒素の効果により皮膚が腐っていくことがあるそうです。
もし、見つけた時には十分注意してください。
昨日から再び冬将軍がやってきて、全国的にこの冬一番の寒さとなりました。
12月も半ばが過ぎ、既に冬本番となっているにも拘わらず、天気予報では「真冬並みの寒さ」と表現しています。
何故なのでしょうか?
そこで今日は「真冬並み」の意味について調べました。
冬とはご存知のように、陰暦では立冬から立春の前日までを、一般的には12月から2月までの3カ月を言っています。
では、真冬とはいつ頃を言うのでしょうか?
一般的には12月下旬から2月上旬ぐらいの寒さの厳しいころを言いますが、気象情報で言うところの「真冬並み」は、冬の一番気温が下がる「大寒」ごろ、つまり1月下旬から節分にかけての気温の平年値を目安にして、それに近い気温になると使う表現のようです。
従って、既に真冬となっていても、「大寒」頃の寒さになれば、天気予報では「真冬並み」の表現を使うようです。
この事は、地域によって「真冬並み」の目安の気温に差があると云うことになります。
例えば、最高気温の目安は札幌では-1.6℃であり、鹿児島では12.1℃なので、札幌の人にとっての「真冬並み」の寒さは-1.6℃前後となり、鹿児島の人にとっては12.1℃前後の気温でも「真冬並みの寒さ」と云うことになります。
そして昨日の最高気温が9℃の大阪では、NHKの天気予報で「真冬並み」と表現している事は、この気温が「大寒」頃の寒さと云うことになります。
なお、参考までに「真冬日」という表現がありますが、これは気象庁が予報用語として「1日の最高気温が0℃未満の日」 と定めているもので、これによれば、西日本では「真冬並み」はあっても「真冬日」になることは滅多にないということになります。
年金受給者の方には一昨日の15日に年金が振り込まれています。この高齢者の年金や預金を狙った悪質業者による被害が多発しています。
特に年末は金銭の動きが大きくなり、狙われやすい時期でもあることから、警察庁や各市町村の消費生活センターでは注意を呼び掛けています。
今日は高齢者の被害の中より「オレオレ詐欺」の手口について、警察庁HPからご紹介します。
「オレオレ詐欺」
最近では、従来のように金融機関を通じて「振り込ませる」ものに加え、犯人がキャッシュカードや現金を直接自宅等に取りに来る「振り込ませない」振り込め詐欺(いわゆる「受取型」の手口)が増加しています。
1.キャッシュカード受取型オレオレ詐欺の手口
「キャッシュカード受取型オレオレ詐欺」の典型的な手口の一つに、犯人が警察官になりすますものがあります。
この場合、警察官役の「架け子(電話を架ける役)」から電話があり、「あなたの口座が悪用されていることがわかった。
新しいキャッシュカードに変更するため、銀行協会の職員があなたの自宅に取りに行くので、キャッシュカードを預けて欲しい。
また、手続きに必要なので暗証番号を教えてほしい。」などと言われます。
そして、電話を受けた人はその言葉を信じてしまい、自宅を訪ねてきた銀行協会職員になりすました「受け子(受取役の犯人)」にキャッシュカードを渡し、キャッシュカードを受け取った
「受け子」自らがコンビニエンスストアや銀行のATM等で現金を引き出したり、あるいは、「受け子」からキャッシュカードを受け取った「出し子(さらに別の引出役の犯人)」が、同様に、現金
を引き出すというものです。
2.現金受け取り型オレオレ詐欺の手口
この手口の場合、たいてい犯人グループは息子や孫をかたり、「携帯電話の番号が変わった」という事前の予兆電話を架けてきます。
多くの場合はその翌日に、「会社のお金を使い込んだ」「株取引で失敗して借金をした」などと嘘の理由を告げた後、「自宅まで取りに行くからお金を用意して」などと要求し、
さらに、「自分は行けなくなったので、会社の同僚を行かせる。」などと言って、「受け子」が現金を自宅等に取りに来るというものです。
「振り込め詐欺に騙されないためには」
・振り込め詐欺に騙されないためには、息子や孫等をかたるオレオレ詐欺犯人からの電話を見破ること。
「本物の息子(孫)とは声や話し方が違っていないか」「話の内容に矛盾がないか」など普段の電話のかけ方との違いに注意しましょう。
「私は絶対大丈夫」と思っている人ほど騙されやすいそうです。
・オレオレ詐欺被害者の約9割は、60歳以上の高齢者です。
特に、高齢者の子や孫の方は、自分から両親と頻繁に連絡をとるなどして、両親が被害者にならないように注意をしてあげてください。
・オレオレ詐欺等について家族で話し合い、事前に、「電話での呼び掛け方」や「合言葉」、あるいは「電話で『お金を貸して』などと頼んだりしない」ことを約束しておきましょう。
「犯人逮捕のために「だまされたふり作戦」の強力依頼」
「風邪をひいて声がおかしい」、「携帯電話の番号が変わった」、「キャッシュカードを預かります」 など、犯人から「ウソ電話」がかかってきた時は、犯人を捕まえる絶好のチャンスです。
もし、このような電話がかかってきたら、慌てずにそのまま騙されたふりを続けてください。そして、電話を切った後、110番通報してください。
すぐに警察官が駆けつけて犯人をおびき出し、捕まえます。
警察庁では「だまされたふり作戦にご協力をお願いします」と呼びかけています。
今日は我が家のキウイフルーツの収穫と「完熟の目安」についてご紹介します。
キウイの収穫時期は11月から12月頃で、霜が降りる前といわれています。
今年は比較的暖かかったため、木に生らした状態にしていたところ、1週間ほど前に最低気温が2度になり、慌てて収穫したところです。
・これが我が家のキウイ棚です。御覧のように殆どの葉っぱがまだ枯れずに残っています。
今年は花後にジベレリン処理(ホルモン成長剤)を行ったところ、昨年より大きめなキウイが実りました。
収穫個数は30個ほどですが、十分納得できる収量でした。
「追熟の方法」
キウイは収穫してもすぐには食べられません。収穫後、追熟して柔らかくなった頃に食べます。
追熟にはエチレンガスを使用しますが、このガスはリンゴやバナナからも発生しますので、家庭ではこれらの果物と一緒に保管して追熟させるのが一般的です。
この時、密閉せずにガス抜きの穴を開けておきます。
追熟は室内温度15℃~20℃くらいで行うとよいようです。温度が低いと追熟の進行が遅く、糖度が上がりにくいといわれています。
我が家では、買い物でもらうビニール袋にりんごと一緒に入れて結んでおきます。 結び目のところに隙間が出来るので、袋に穴を開けなくても大丈夫です。
「完熟の目安」
「完熟の目安」は、指で押して耳たぶくらいに柔らかくなった頃と言われています。日数では、10日~2週間くらいで完熟すると思います。
・下の画像は1週間くらい経過して少し柔らかくなった(耳たぶより固い)程度のキウイです。まだ果肉のグリーンの色が薄く未熟の状態です。
・適熟果したキウイです。過熟果すると、果肉の色が黄色く変色して味が落ちてきます。
今日12月15日から1月7日まで年賀ハガキの受付が始まります。
郵便局では、元旦に年賀状を届ける為には12月25日までに出して欲しいと呼びかけていますが、28日頃まででも間に合う場合が多いとも言われています。
忙しい年末なので、出来るだけ早めに投函するようにしましょうね。
さて、今日は年賀状の話題ではなく、「〒」だけで郵便と分かるこのシンプルなマークの由来について調べました。
日本における現代の郵便制度は明治4年4月20日に始まりましたが、当初は別のマークが使われていました。
このマークは日の丸に赤の横棒を描いたもので、郵便配達員の制服や旗に使われていたそうです。
(参考)
このマークについては、逓信総合博物館“ていぱーく”HP をご参照ください
http://www.japanpost.jp/teipark/display/museum_shozou/museum_shozou_20.html
今の「〒」マークは明治20年(1887年)2月8日の逓信省告示で逓信省の「T]から「〒」になったとする説があります。
即ち、逓信省告示では、「自今『T』字形をヲ以ッテ本省全般ノ徽章トス」と定められましたが、2月19日の官報で訂正されました。
その理由は、「T」が郵便料金の不足を表示する印として世界各国共通に使用されているので妥当ではないことから、訂正後は「T」の上に一本加えて「〒」なったと云われています。
他には、逓信省のローマ字の「T」と、カタカナ読みの「テ」を記号化した「〒」のうち、「〒」が採用されたとする説があるようですが、一般には前者の方が多く語られているようです。
なお、「甲乙丙丁」の「丁」が「逓信(ていしん)」の「てい」の読みに合う事から、漢字の「丁(てい)」を図案化したという説もあるようです。
このように郵便徽章の制定の経緯については諸説がありますが、このマークのデザインが逓信省の「テ」を図案化したものであることだけは一致しているようです。
「サムライ」、「ハラキリ」、「武士道」、いずれも一昔前までは、世界の人達が日本人を語る時、口にした言葉ではなかったでしょか?
現在、自己の保身のみを最優先する政治家やコンプライアンスの乏しい一部の経営者、そして他人や身内の命・財産を平気で奪い取る犯罪者の人たちの道徳心の無さを見ると、この言葉は今では死語となった感があります。
「武士道」は日本の武士階級に発達した道徳です。
鎌倉時代から発達し、江戸時代に儒教思想に裏付けられて大成し、封建支配体制の観念的支柱をなして、忠誠、犠牲、信義、廉恥、礼儀、潔白、倹約、名誉、情愛などを重んじます。
道徳大系としての武士道とは、「君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす」。
ひいては「家名の存続」という儒教的態度が底流に流れてい事が多いと説かれています。
そして、武士道を論じた書・葉隠(はがくれ)」の中では「武士道と云うは死ぬ事と見つけたり」と述べています。
その真の「武士道」は、赤穂義士47名が主君の仇打ちを果たすまでの1年9カ月の中によく表れていると思います。
即ち、今から308年前に起きた「元禄赤穂事件」、主君浅野長矩の仇討を果たすため、元禄15年(1703年)12月14日に47名の赤穂義士が吉良邸に討ち入り、見事本懐を遂げましたが、これ
こそ、「君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす」。ひいては「家名の存続」』という武士道そのものを実践していると思いました。
だからこそ武士道のDNAを持っている日本人は、308年前に起きた「元禄赤穂事件」を当時から今に至るまで国民的ロマンとして語り継ぎ、義士ゆかりの各地では毎年12月14日に「義士祭」を行っているのではないでしょうか?
・赤穂義士祭です。
今日12月14日は赤穂義士の本家本元・赤穂市では「第108回 赤穂義士祭」が行われるそうです。
「第108回赤穂義士祭」
赤穂市のHPによれば、次のように案内されています。
『毎年、赤穂義士たちが討ち入りを果たした12月14日は全国各地で「義士祭」が開催されますが、その中でも本家本元の「赤穂義士祭」は今年で108回目を迎え、赤穂市最大のイベントとして盛大に開催されます。
最大の目玉である忠臣蔵パレードは、市内小学生による金管バンドパレードを皮切りに、東映剣会による「殺陣(たて)」、色艶やかなお姫様衣装を身にまとった第27代赤穂義士娘による「義士娘人力道中」、当時の赤穂藩主の参勤交代を偲ばせる「大名行列」、殿中刃傷の場や討ち入りの場など忠臣蔵の名場面を車上で演じる「山車(だし)」、そして意気揚々と芝高輪泉岳寺へと向かう四十七義士に扮した「義士行列」へと続き、沿道を埋めつくした数万人の観客を元禄絵巻さながらの世界へと誘います。』
このほか、市内各所でイベントが催され、冬の赤穂が熱くなると謳っています。
昨日、恒例の「今年の漢字」一字が発表されました。
「今年の漢字」とは、毎年12月12日の「漢字の日」にあわせて、日本や世界の世相を表す言葉一字を全国から募集して、その中から一番多いものを日本漢字能力検定協会が清水寺で発表しているものです。
今年の漢字一字は 「絆」 と発表され、清水寺の森清範貫主(もりせいはんかんす)が「清水の舞台」で、縦1・5メートル、横1・3メートルの越前和紙に特大の筆で揮毫しました。
報道によれば、今年の応募者数は49万6,997票で過去最多の応募があり、「絆」が6万1,453票を集めてトップとなりました。
「絆」がトップの理由は、東日本大震災や紀伊半島豪雨などの大規模災害で、家族や仲間との絆の大切さを改めて知ったことや、ワールドカップで優勝した女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」のチームワークなど、今年1年を反映している文字であること、続いて2位は「災」、3位は「震」、4位は「波」、5位は「助」となったようです。
・年末の風物詩となっている、清水寺の森貫主(もりかんす)による「絆」の揮毫です。(読売新聞より)
「今年の漢字」の発表は、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件、金融機関の倒産などが発生した1995年(平成7年)の「震」に始まり、今年で17回目となります。
参考までに「今年の漢字」一字と主な出来事をご紹介します。
1995年(平成 7年)「震(しん・ふるえる)」 阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件
1996年(平成 8年)「食(ショク・たべる)」 0157による集団食中毒事件発生
1997年(平成 9年)「倒(トウ・たおれる)」 大型企業の倒産や山一證券の廃業
1998年(平成10年)「毒(ドク)」 和歌山毒物カレー事件発生
1999年(平成11年)「末(マツ・すえ)」 1000年代、1900年代、1990年代の最後
2000年(平成12年)「金(キン・かね)」 シドニーオリンピックで谷亮子、橋尚子が金メダル獲得、きんさん、ぎんさん逝去
2001年(平成13年)「戦(セン・たたかう)」 アメリカ同時多発テロ発生、対テロ戦争
2002年(平成14年)「帰(キ・かえる)」 北朝鮮の拉致被害者が帰国
2003年(平成15年)「虎(コ・とら)」 イラク戦争勃発、「虎の尾を踏む」ような自衛隊派遣
2004年(平成16年)「災(サイ・わざわい)」 新潟県中部地震発生、台風23号の被害
2005年(平成17年)「愛(アイ・いとしい)」 愛知県で「愛・地球博」開催、紀宮内親王のご結婚
2006年(平成18年)「命(メイ・いのち)」 悠仁親王のご誕生、小学生・中学生の自殺多発
2007年(平成19年)「偽(ギ・いつわる)」 食品表示偽装が多発
2008年(平成20年)「変(へん・かわる)」 日本の首相交代や次期アメリカ大統領のChange(変革)
2009年(平成21年)「新(しん・あたらしい)」 政権交代で新内閣が発足、裁判員制度や高速道路料金割引制度などの新制度、新型インフルエンザの流行、
2010年(平成22年)「暑(しょ・あつい)」 記録的な猛暑で熱中症にかかる人が続出、チリ落盤事故で地中の暑い中から作業員全員が生還、小惑星探査機「はやぶさ」が暑さを耐え
地球に帰還。
2011年(平成23年)「絆(きずな)」 東日本大震災や紀伊半島豪雨などの大規模災害で、家族や仲間との絆の大切さやワールドカップで優勝した女子サッカー日本代表
「なでしこジャパン」のチームワークなど。
昨日の12月第2日曜日とその前日は、岡山市の最上(さいじょう)稲荷の「お火たき大祭」でした。
4年ほど前にお参りした御縁で、今日は最上稲荷をご紹介します。
1200余年の歴史があるお稲荷さんで、伏見稲荷、豊川稲荷と並んで日本三大稲荷の一つに数えられています。
ご本尊の「最上位経王大菩薩」は五穀豊穣、商売繁盛、開運など多くの福徳をそなえ、「不思議なご利益をお授けくださる最上さま」として信仰を集め、多くの人々に親しまれているそうです。
「大鳥居」
この大鳥居は昭和47年12月24日に建立されましたが、その場所は最上稲荷から2㎞余り手前の田園の中に建てられています。
規模は次の通りです。
鳥居の高さ 27.5m
鳥居の最大幅 39m
「本殿」
ご由緒によれば、最上稲荷は天平勝宝4年(752年)、報恩大師に孝謙天皇の病気平癒の勅命が下り、龍王山中腹の八畳岩で祈願を行ったところ、白狐に乗った最上位経王大菩薩が八畳岩に降臨されました。
報恩大師はその尊影を刻み祈願を続け、無事天皇は快癒されたと云います。
その後、延暦4年(785年)、桓武天皇のご病気平癒祈願の功徳により、寺院建立の寄進申し出がありました。
これにより報恩大師が霊地を求めていたある日、最上位経王大菩薩より「備中国(現在の岡山県)、龍王山麓に堂宇を定むるべし」との宣告があり、このことを天皇に進言しました。
天皇はその祈願所として龍王山神宮寺を寄進、創建しました。これが現在の妙教寺であると言われています。
・最上稲荷の本殿です。
「最上稲荷お火焚大祭」
お火焚祭りは、報恩大師が孝謙・桓武両帝のご病気平癒を祈願されて大願叶った護符に対して、最上尊の御宝前(神仏の前)で感謝の祈りを捧げたところ、護符が香の煙と共に消えたという故事に基づく伝承行事で、最上稲荷の三大祭典の一つだそうです。
境内に特設された護摩壇では、1年間家内安全など家族を守り、諸願を叶えた御札に感謝をこめて焚き上げます。
この炎にあたると一年を無病息災で過ごせるとの言い伝えがあり、更に、この日は特別に「火難除札」が授与されるそうです。
・最上稲荷の三大祭典「お火たき大祭」。所願を叶えた古いお札を、感謝を込めて焚き上げする厳かな火の祭典です。(最上稲荷HPより)