気がつけばもうすぐ正月、新年まであと半月の本日、
イベント「ミニ門松づくり教室」を開催しました。
と言いますか、逆ですか、
毎年このイベントを通して、ああ正月が近いんだなと感じます。
講師の鎌形さんもイベントが終わって帰り際に、
「良いお年をお迎えください」とおっしゃられ、ますます実感を催します。
毎年講師ありがとうございます。
門松づくりの材料は、
頼成の森で自家調達の
・松
・竹
・ナンテン
・ユズリハ
・ツルシキミ など
講師の鎌形さんに用意して頂いた
・稲穂
・カラタチバナ(百両)
・水引、折り紙、その他飾り物 など
23名の参加者の皆さん、製作最盛期、宴たけなわ、奮闘中です
後学のためにということで、完成品を撮らせていただきました。
背筋を伸ばしてご覧ください。
オマケ
長さを調整して残った竹筒で、
ミニミニミニ門松も完成しました
秋になって葉の色が変わることを一般的には「紅葉」と書きますが、
まとめて一括りにして言っているわけで、
少し分けて書くと「紅葉」、「黄葉」、「褐葉」となります。
落葉樹が、葉を落とす前の段取り、
緑の元であるクロロフィルを分解する
葉を落とすため葉の付け根に「離層」を形成する
などにより、
「紅葉」は、葉に閉じ込められた成分が赤い色素アントシアニンに変る
「黄葉」は、緑が減って、カロテノイドの黄色が目立ってくる
「褐葉」は、タンニン由来の成分で褐色になる
まだ、よくわからないことも多いようですが、ごく簡単に言えば上記の事のようです。
第1駐車場周辺のイチョウなど落葉し始めました
タカノツメ
黄葉を眺めつつ知人にこう言ってみたらどうでしょうか
「どうもクロロフィルが減って黄色のカロチノイドが目立ってきたようだな」
コナラ
コナラやミズナラ、ブナなども最後の方はおおむね全体が褐葉しますが、
それまでは、まだらに緑、黄、茶、赤茶などが混じるので「こうよう」の評価が難しい
ともあれ、コナラを中心に考えれば、今週は見頃と思われます。
本日、人気のイベント「リースづくり教室」を開催しました。
講師はドライフラワー作家の西野さんと川東さんです。
いつもありがとうございます。
土台はフジ蔓など
ドライフラワーは、アジサイ、ケイトウ、センニチコウなど
その他、松ぼっくり、ドングリ、ガマズミ・ナンテンの実
緑は、マスヤマスギ、ボカスギ、モミを枝打ちして調達
ほぼ全て自家調達の材料です。
その分手間もかかりますが、他での利用もあるし、“頼成らしく”をモットーにやっております。
さて、皆さんの作品が完成しました。
こってり系からあっさり系まで個性的な作品をご覧ください。
小さなお子さんはトチの実の皮のが面白かったらしく、別系統の作品作りも着々と行われていました。
今年の紅葉はちょっと遅いかな?
例年ならば主役のコナラがもうちょっと色づいている気がします。
とは言え、
サクラ類やホオノキは既に葉を落とし、
コシアブラやヤマボウシ、オオバクロモジなど黄葉、紅葉しています。
遊歩道入口
コシアブラ
八が峰のこみち
植栽木ですが、第1駐車場周辺のイチョウ、カエデなどは結構見れます
トイレ横のカエデ越しのイチョウ
いいとこ撮りしてみました
本日、頼成の森の目玉イベント「頼成の森“感謝の集い”」を開催しました。
150名程度の皆さまに参加いただきました。
また、多くの方々に協力いただきました。
ありがとうございました。
朝8時、静かに時を待つ研修室
一昨日、昨日、本日も晴
順調に準備が進みました
本日初登場、「木で遊ぼう」木のゲームは
小さなお子さんから年配の方まで幅広く好評でした。と思う。
館内では、自然素材の工作、ぬり絵、森のクイズ
11時からは
地元砺波のオカリナサークル「エーデルワイス」さんの演奏です。
エーデルワイス、ふるさとなど計8曲を奏でて頂きました。
たいへんありがとうございました。
演奏のあとは「お楽しみ抽選会」、
蘭やシクラメン、どんぐり工作キット一式などのプレゼントがあり、
ちょうど12時となりました。
キノコ汁で昼食をとり、デザートは綿菓子です。
晴れたおかげ、
昼食ものびのびとできたし、初登場「木で遊ぼう」もうまくいきました。
そういえば昨年は、準備段階から雨模様でした。
よくよく考えると館長が前日まで旅行か何だかに行って不在でした。
今年はそれがありませんでした。結果、晴れ。
館長の神通力いまだおとろえず。
(※5月4日のブログよりこのネタ引っ張っております)
前回のブログで触れました改造計画その2が順調に進んでいます。
荒天の日や猛暑日、あるいはクマ出没警戒などで山に入りにくい日でも、
木のぬくもりを感じながら楽しんでもらえる貰える木の遊び装置の開発です
ちょっと前にデビューした「スギの輪ボーリング」と「竹の輪投げ」とあわせ
5種類できてきました。
もちろんスタッフと協力しながらやったわけですが、
大工経験があり創造力のある山ちゃんの力は大きかった。
サンキュー、ありがとう。
揺らしながらスギ玉を下に落としていきます。
名付けて「スギ玉ギッタンバッコン」
懐かしの装置「森のスマートボール」
頼成の森のいろんな自然素材を使っています。
左は「トチの実投げ」、右はまだ試作中の名無し装置
なにしろ初めてのチャレンジなので、何をどのように作るはもちろん、素材集め、加工方法などに頭を絞ってきました。
夏から始めて、いろいろ失敗しながらやってきましたが、これで若干スキルが身についたので、アイディアもまだあるし、作ることが面白いし、その3、
その4に繋げていきたいと思っております。
かつて長嶋監督も確か言っていました。
「これが始まりのスタート」
「失敗は成功のマザー」
農林中央金庫富山支店様と富山県森林組合連合会様の連携による
地域材の利用拡大をサポートする事業があり、
「頼成の森」の要望した内容が認められ、このたび目出度く、
森林科学館に非常にマッチする木製品を寄贈頂きました。
10月30日寄贈式
前々から何とかしたいところがありました
【森林科学館改造計画その1】
・分散していたリーフレット類をまとめて分かりやすく雰囲気良く置きたい。
・丸太柱の周りのスペースを活用したい。
おかげさまで改造計画その1が解決しました。
ありがとうございました。
下の写真が以前のリーフレット置き場
寄贈頂いたリーフレットスタンド
頂いた木製円形テーブル
フックを外すと2つに分かれS字テーブルにもなります
森林科学館改造計画その1により、より雰囲気がでてきました。
最近、ブログによる自然情報発信が滞っておりますが、(どうもすいません)
わけがあり、改造計画その2のためです。
もっと森林科学館を楽しくするための作業に没頭しております。
一応、その2は11月10日のイベント「感謝の集い」を目指しておりますので、その後はまた紅葉など自然情報を発信していく予定ですのでよろしくお願いいたします。
本日イベント「きのこ狩りと観察会」を開催しました。
50名ほどの参加者の皆さんが森林科学館周辺でキノコを探します。
森の中を歩くだけで爽やかな良い天気に恵まれました。
戻って来ての鑑定会
昨年、一昨年に比べるとキノコの出がかなり少なかったのですが、
皆さんがんばって色々集めてこられました
キノコは食べれる食べれないにかかわらず形など変化に富んでおもしろいです
鑑定は森林研究所の佐々木さんと自然保護協会の山橋さんにして頂きました。いつも有難うございます。
鑑定後は、お向かいの「もりもりハウス」特製キノコ汁を賞味
おまけ、
これがキノコが不作の場合のショックを和らげるために自作したおまけです
森のゲームコーナー
輪投げ3種、サルスベリ、ヒサカキ、マツの枝にタケの輪っかを引っかける
木製ボーリング、展示林の間伐材を利用しています
さらに、日々素材の充実を図っている工作コーナーも多くの皆さんにご利用いただきました
おまけのオマケ
本能で色に惹かれたのでしょうか
褐色のコカマキリが焼杉ボールと混然一体となっておりました
本日、イベント「どんぐり工作教室」を開催しました。
コナラなどのドングリ、トチの実、来年の干支「巳」も絡めてという企画です。
しかし、「巳」は難しい。
ヘビをどのようにつくるか。
紙粘土も用意することにして、その他に自然素材でもつくりたい。
そこで思いついたのは、中空の茎・枝に針金を通してニョロニョロにする方法。
頼成にはアジサイがたくさんあります。
アジサイの茎の中はスポンジ状で針金を通せます、これだ。
試作品をつくってみました。
真ん中の青いかごに入っているのがアジサイの茎をカットしたもの
コナラなどのドングリ、トチの実など
丸太の輪切りは土台にします
十数本しか使わないのですが、選択の楽しみのため変わり枝も大量に用意
フジ、サルスベリ、ヒサカキなどの枝
定型のものを作るわけではなく、使う素材も変化に富んでいます
自由度が高い、面白いけど難しい
しかし、皆さん、素晴らしい作品を作っていらっしゃいました。
見ていて、それぞれの世界が違っておもしろい。
また、遊びに作りに来てください。
枝、アジサイの茎はまだいっぱいあります。
イベントが終わり、お片付け
封を切った紙粘土が残っていました
皆さんの創作に触発され思わずつくってみました
本日は早めに風呂でも入って、このところの準備などの疲れを癒そうかなと思います
それではちょっと早いですが、皆さんおやすみなさい
グッドナイトエブリバディ
芯を持った丸太はだいたい割れます。
木材は乾燥すると収縮します。
収縮が始まるのは、自由水がなくなり、細胞壁に含まれる結合水が蒸発しはじめる含水率30%くらいからです。
木材が乾燥するに伴い三次元的に同じ率で収縮するなら、同じ形のまま小さくなるだけです。
しかし、
・繊維方向(縦方向)
・半径方向(芯に向かう方向)
・接線方向(年輪に沿った方向)
で収縮率が違います。
おおよそ、繊維方向の収縮率を1とすると、半径方向は10、接線方向は20と言われています。
丸太の椅子もこのとおり芯に向かって割れています。
半径方向に対して接線方向が倍縮むので、この割れはほぼ宿命です。
たまたま、イベントなどで使えないかと丸太の輪切りを試行錯誤中で、この割れを観察しましたのでご報告します。
普通の丸太の輪切り
かなり乾燥していますが、これからもう少し割れるかな?
稀に、その木の個性なのか、タイミングなのか一向に割れないのも見たことがあります。
25mmのドリルで芯を抜いたもの
芯を抜くと割れにくいようです
芯の空洞が接線方向の収縮を吸収しているのでしょうか?
乾燥に従い若干穴が小さくなった気がします
15mmのドリルで芯を抜いたもの
同様に割れにくいようです
15mmのドリルで芯を抜き、一部をカットしたもの
カットした部分が弱いので、そこから割れてきました。
これを見ると割れていない芯抜き輪切りも、なんとかやっとこさ割れないで耐えていると思われます。
諸々の準備作業をしています。
イベント、工作、新しい遊びなどのためです。
たいへん手間のかかる作業もありますが、やり始めると熱中してしまいます。
とりあえず写真だけ
何をしたいのか想像してみて下さい。
それでは、作業に戻ります、失敬。
諸々の準備作業に熱中し投稿が遅くなりました。
先週8月最後の日曜日の25日、イベント「木製楽器づくり教室」を開催しました。
講師はどんぐり工房の花岡さん、毎度ありがとうございます。
いつものミニ木琴づくりです。
小さなお子さんが作るには結構な工程なのですが、
花岡さん、必要な材料・道具一式、グループごとに用意して下さるのでスムースに作業が進みます。
板に土台を取り付けます
土台にフェルトを貼り付けます
音板づくり
寸法どり、小角材から長さの違う音板を5枚とります
小角材を鋸で切ります
ささくれはサンドペーパーで磨きます
穴あけ位置に印付け
音板を土台に取り付けますが、しっかり打ち付けず「すきま」を残します
最後に、思い思いにデコレーション
なかなかの工程ですが、皆さん綺麗に出来ました。
色んな作業が体験できてよかでした。
最後は出来上がった木琴を使って演奏会
「大きな古時計」や「となりのトトロ」など演奏しました。
伴奏に、ギター沼田さん、オカリナ小竹さんも来てくださり、花岡さんと拍手喝さい美しいメロディーを奏でて頂きました。
どうもありがとうございました。
何しろ暑い、来園された方々に少しでも涼を感じて貰おうと、
7月下旬から森林科学館玄関に「ミスト」を取り付けました。
そして、本日イベント「竹を使った工作教室」、
懐かしの夏向き企画で、竹の水鉄砲づくりです。
やっぱし、水がないと夏は
本日の講師は、フォレストリーダーの平瀬さん、上埜さん、高木さんです。
いつもありがとうございます。
まず竹を切ります
本体はマダケ、押し棒はヤダケです
押し棒の先に錐を使って穴をあけます
穴に竹串を刺してボンドで固めます
固まったら3㎜程残しあとはニッパーで切ります
これが滑り止めになります
そこにスポンジを巻き付けタコ糸で縛ります
押し棒を本体に差し込んで密着度を確かめながら、
スポンジの上に布を巻き付けタコ糸で縛ります
1時間あまりで、徐々に完成
いよいよ試射開始
手づくり竹水鉄砲には逆噴射はつきもの、大いに濡れます。
前より後ろに飛ぶ量が多いとさえおもわれます。
いいよね、夏だから
もしや、華麗なるフットワークで逆噴射をかわした?
最後に、飛距離の記録会
押す力が結構いるけど、みんなよく頑張りました
本日のオマケ
スギ丸太の輪切りでのボーリング、これも結構好評でした。
本日、イベント「野鳥と昆虫の観察会」を開催しました。
講師は「ねいの里」の竹内さんにお願いしました。
昆虫や小動物に詳しく話を聞くのが楽しみです。
まずは、肩慣らし、森林科学館前の芝生広場でバッタ類の観察です。
ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、クルマバッタモドキ、コカマキリなどたくさん見ることができました。
さて森へ、森の中での観察の主役は、カブトムシなどの甲虫類。
いるかどうかは、運しだい、樹液の出ている木を見て回ります。
幸いカブトムシ、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタなど大物も登場してくれました。
暑い日でしたが、森の中は多少涼しかったかな?
山から下りてきて、栂野尾園の池で水中生物など探ります。
アメリカザリガニ、なにかのヤゴ、マツモムシ、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、オオイトトンボを観察しました。
テントは、朝一番にスタッフの山ちゃんが暑さ対策のため張ってくれました。
一人で張る術を会得したとのこと、頼もしい限りです。
今回12名の子供さん参加でしたが、昆虫などにたいへん詳しい子たちが何人もいて驚きました。将来楽しみです。
竹内さんありがとうございました。
参加の皆さんとのやり取りも本格的で勉強になりました。
今後ともよろしくお願いします。