先ほどの続きで、23日の巡回時の話です。
遊歩道に、ほとんど雪はありません。
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雪で傷んだ遊歩道や危険な倒木などがないか見て回ります。
根返り、スギの倒木
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枝折れ、イイギリの太い枝が折れました
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先ほどは鳥の話でしたが、他の生物たちも春に向け徐々に活発になってきているように歩きながら感じました。
あちこちの池では、ヤマアカガエルの卵塊が。
森林科学館裏の池から、変な声がしたのは、あれは2月12日晴れた日でした。
クククワァ キャ などが混ぜこぜになったなったような声でした。
声はそんなに大きくなくうるさく感じませんでしたが、何か切羽詰まったような宴たけなわなような声でした。
鳥ではなさそうだし、カエルか?、ヒキガエル、モリアオガエルは春なので、ヤマアカガエルか?と思い調べるとビンゴでした。
2月頃繁殖行動し、また寝るようです。二度寝です、器用です。
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モグラの跡もあちこちにあります。
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開けた谷は、まだ雪があります(穴谷園)
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雪の上の動物たちの足跡も、活発に動いています。
2月5日の冬の森を歩くイベントでも説明の合ったように、ウサギの足跡は、最も分かりやすいです。
2つ並んでいるのが後ろ足で、揃えて飛んで、前足を「とっ、とっ」とつくイメージです。
奥に向かって進んでいます。
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おそらくキツネと思います。
だいたい等間隔で、ほぼ真っすぐな足跡がキツネです。
後足と前足がほぼ同じところを踏むのでこうなります。
冬が繁殖期とのことです。
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一瞬イノシシかなと思ったのですが。
イノシシの足跡の特徴は、2つのひづめの後にある小さな副蹄の跡が、点々と付くことです。
土の上や、浅い雪で点々があれば、即イノシシです。
カモシカやシカにも副蹄はありますが、高い位置にあるので、通常は足跡に付かないのですが、深い雪となれば別です。
下の写真の真ん中の左の足跡を見ると、2つのひづめの下に小さな点々が見えます。
イノシシの場合、副蹄がもうちょっと横に、逆ハの字に広がるので、これはカモシカと思います。
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これは、結構、新鮮な足跡でした。
なお、本日、2月25日16時30分現在、小雪がちらつきましたが、積もっていません。
ですので、山の状況は上の写真と同じです。