2月も下旬になり、少し暖かくなってきた。今日も良い天気である。
春といえば「スギ花粉」の飛散が気になる方も多いだろう。スギが悪者の代表のように
言われるが、花粉を飛ばすのはスギだけではない。ヒノキ、ブタクサなど様々な植物が
花粉を飛散させる。植物の自然な姿である。
とは言え、国民病とも言われる花粉症の方は大変であろう。筆者はまだ発症していない
が、許容量を超えれば、明日にも発症するかもしれない。他人事ではないのである。
さて、今年のスギ花粉の飛散開始日が「3月1日頃」と県森林研究所が発表した。過去の
平均は2月25日なので、1週間ほど遅れる。今冬は寒い日が続いたので、飛散が遅れるよ
うである。遅れるといっても飛散量が減るわけでもない。花粉症の方は万全の予防対策
をとってもらいたい。
頼成の森の雪解けも進んでいる。一時1mに達した積雪も、現在は30~40cm余り。
森林科学館前のテーブルも顔を出し、名残りの雪が乗っている。
3月になると中央植物園では蘭まつりや雪割草の大会が開催される。春の足音は確実に
聞こえて来るのだろう。