朝、カモシカを見ました。
銅像のようにピクリとも動きません。
入口から100mほどの展示林横です。
この辺ではこれまでもよく見られています。
この個体の縄張りでしょう。
カモシカの毛色は様々で、白っぽいのや黒っぽいの、一度キツネ色のカモシカも見たことがあります。
これは地黒系でしょう。
カモシカの角はニホンジカのように生え変わらず、伸び続けます。
それで角に1年毎に輪ができ、数えると年齢がわかります。
写真ではよくわからなかったのですが、6つぐらいは輪を刻んでいるように見えます。
また、メスは妊娠したか、しなかったで角輪の間隔が異なるので、慣れればオス・メス判定もできるようです。
また、この個体は識別しやすい特徴がありました。
左耳が欠けて「く」の字のようになっています。
そこで、耳が「く」の字で「みくちゃん」と呼ぶことにしました。
前に撮った写真を確認すると、科学館裏の谷で写した個体も「みくちゃん」でした。
朝の出勤時に科学館に上る道路の左側にカモシカが突っ立ていたので、ハンドルをゆるゆると右に切ったこともありました。あれも黒っぽかったので「みくちゃん」だったのでしょう。
森林科学館周辺は、「みくちゃん」の縄張りのようです。
以後お見知りおきを。