頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

明日から年末年始の休館です

2022年12月28日 | 紅葉
本日、朝、陽が射すまでの間、一部で霧氷が見られました。
たいへんきれいです。
急いで、カメラを持って外へ出ました。





芝生広場のサルスベリが白い衣をまとってました


ウメモドキ、陽を受け霧氷が解凍中
冬は冬で、雪景色や凛とした寒さを楽しみましょう

さて、明日29日から1月3日まで、森林科学館は年末年始の休館となります。

4月に頼成に来て、たくさんの方にお世話になりました。
ありがとうございました。
また、自分でも書き始めるまで予測できない、書き始めても予想できない、行き当たりばったりブログを見て下さった皆さま、ありがとうございました。

それでは、みなさま、よいお年をお迎えください。
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かんじき試し歩き

2022年12月26日 | 紅葉
23、24日は、雪のため森林科学館臨時休館でしたが、
25日(日)からは通常営業しております。

下の写真は、本日朝方の雪の様子
昼時点の積雪は、前の芝生広場で25~30cmです。

先日から準備していた「かんじき」「スノーシュー」が、玄関奥に並べてあります。
むらむらと湧いてきた童心により、かんじき試し歩きをしました。

ちょっとだけよ、10分程度の試し歩きです。
森の中は、雪が遮られるため概して少なめで、常緑樹の下はほとんど雪がないところもあります。
ただし、吹き溜まりもあるので、ご用心。
深い長靴なら遊歩道を歩けそうですが、樹々からの雪解け雫で濡れますので、これまたご用心。


オオバクロモジの冬芽の氷漬け
後でモニターを見ると、放射状に白い線が?偶然雫が散った瞬間?謎です

まだ存在感を発揮するツルリンドウの赤い実

寒桜のコシノフユカサネも、雪をかぶりながら健気に咲いていました

前のブログで、次回は「除雪のボヤキ」かなと言っていましたが、若者パワー炸裂でアプローチを除雪してくれました。
バッチグー、たっちゃん、サンキュー。



いよいよ、雪上の山歩きが楽しめるシーズンになってきました。
森林科学館では、かんじき、スノーシュー、ストックの無料貸出しをしています。
是非ご利用ください。
(数に限りがありますので、団体様は、極力、自己調達、持参をお願いします)






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臨時休館のお知らせ

2022年12月23日 | 紅葉
冬至来たりなば、春遠からじ・・・??
 とは言え、今日未明からの凄まじいブリザードが吹きまくっています
不要不急の外出は控えませう!!
 ということで、
今日(12/23)・明日(12/24)は森林科学館は臨時休館となりました。
 天候の回復を待ちましょう!!

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冬至

2022年12月22日 | 紅葉
本日は、二十四節気のひとつ「冬至」です。

昼が一番短い日です。
それもあるんでしょうが、雲も厚かったのか、今朝は暗かったですね。
7時をかなり過ぎてもほとんどの車がライトを付けてました。

冬至と言えば、
「ゆず」と「かぼちゃ」
ゆず湯は風邪予防、かぼちゃを食べるのは運盛りの語呂合わせ、だそうです。

冬至に「ん」のつくものを食べると「運」が呼び込め、「なんきん(南瓜・かぼちゃの別名)」などの「ん」のつくものを運盛りといい、縁起をかつぐそうです。

「ん」が2つつけば運も倍増で、下の7種を「冬至の七種(ななくさ)」と呼ぶことがあるようです。
・なんきん(南瓜、かぼちゃの別名)
・れんこん
・にんじん
・ぎんなん
・きんかん
・かんてん
・うんどん(饂飩、うどん)

「〇ん〇ん」の食べ物はまだありそうだな、と思いながら、腹の中で考えます。

スタッフにも「〇ん〇ん」問題を出したのですが、食べ物からはなれて珍回答続出、とてもここでは書けません。

しかし最後に、この間摘んだ唐辛子が机の上に散らかっているのを見て、さらりと、
「なんばん」が「さんらん」して「ざんねん」
とは、お見事、座布団3枚。


さて、頼成の森の積雪は、19日(月)の降雪で、20cmちょっと程、
路面が荒れていたので、昨日21日、二度目の除雪をしました。




今日が冬至なので、太陽の力が蘇っていくがごとく、明日からは日が長くなっていくわけですが、
外の天気も荒れてきました、来そうです、クリスマス寒波。

次回ブログが、「除雪のボヤキ」でないことを願って、終わります。
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「ミニ門松づくり教室」を開催しました

2022年12月18日 | 紅葉
本格的な冬将軍到来の本日、ミニ門松づくり教室を行いました。

23名の方に参加いただきました。
悪天候でしたが、皆さん時間前に集合いただきありがとうございました。

今回の講師役は、ナチュラリストとしてもお世話になっている鎌形さんと高田さんにお願いしました。
準備段階から協力いただきました。ありがとうございました。


門松とは、正月に年神さまを家にお迎えするための依り代。
門松を飾り、新しい年を迎えられたことを感謝し、その年の平安をお祈りします。

古くは松などの常緑樹を飾っていたが、鎌倉時代以降、竹も一緒に飾るようになった、とのことです。
松竹以外の飾り付けについては、特にルールはないようなので、肩の力を抜いてつくれます。

今回の門松づくりのため用意した材料は、
・マツ:これがないと始まらない、冬でも常緑、生命力の象徴
・タケ:これもないと始まらない、清清しくしなやか、古来より縁起物
・ウメ:松竹梅と揃えてみました、沢山の実から子孫繁栄
・ユズリハ:新葉が出て古葉が落ちる様子を、代々の家の繁栄
・ナンテン:難を転じて福となす
・ツルシキミ、ヤブコウジ:緑の葉と赤い実、縁起物
・ウメモドキ、ムラサキシキブ:落葉後、実が残り美しい
・スイセン:季節の花として準備、雪中花、冬咲く強さが縁起物

その他として、紅白の水引、うさぎちゃん用折り紙、リボンなど

天然素材99%の門松づくりです。

皆さん奮闘中です。
久しぶりに、「バッチグー」という声も聞きました。

さてお待ちかね、皆さんの門松です。
できた順に撮ってます。


せっかくの雪を背景にあしらってみました(以後、続く)




皆さん、素晴らしい門松ができました。
良いお正月をお迎えください。

さて、外はだんだん白い世界となってきました。

外は静謐な白い世界、中には凛とした門松が。
本日は、清浄なるものに包まれた一日となりました。

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赤い実・白い実

2022年12月17日 | 紅葉
赤い実は「イイギリ」です。
この時期、たわわな赤い実が非常に目立ちます。
下の写真は、12月10日のものです。
水生植物園サクラ草池上のイイギリです。
最初に見た植物図鑑では、「イイギリ科イイギリ属で、この属はイイギリ1種のみ」との記述でした。

しかし、調べると、DNA解析でしょうか?、最近の分類ではヤナギ科とされるようです。

なるほど、
先日、山で大きな木を見たのですが、「見たことある気もするけど、何だろう?ムムム」となったのですが、答えはイイギリ。
イイギリは、雌雄異株(しゆういしゅ)でした。
男の木で実がなかったので、惑わされました。

雌雄異株の代表的樹木はイチョウでしょう。
ヤナギ類も雌雄異株、これは知ってました。
7行前の「なるほど」は、ただ雌雄異株に共通を感じただけの「なるほど」です。

以下は、本日17日の写真です。
あまり降ってほしくないけど、
雪を被れば一層きれいでしょうね

第3駐車場の横に、白い実をつけた高木を発見
みんな知ってるだろうけど、個人的な新発見



白いというより黄白色ですね
調べると、センダン
果実や樹皮が生薬として利用されていたことから、薬用植物の展示的意味で植えられたセンダンのようです。
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縁の下の力持ち

2022年12月17日 | 紅葉
頼成の森を管理する上での「縁の下の力持ち」「陰の立役者」の皆さんです。

12月15日で今年の作業が終了したので記念撮影といきました。

皆さんお元気で、雨の日も、風の日も、朝から夕方までの体力作業。
シルバーパワー恐るべしです。

・林道や歩道などの草刈り、側溝・集水枡等の清掃、落葉などの除去
・歩道や看板などの補修
・花しょうぶ田の草むしりや株分けなどの管理
・アジサイ、シャクヤクなど花木の手入れ
・雪囲いなどの設置・撤去
・花しょうぶ祭りや森林科学館のイベントの準備
 などなど

「きれいに管理されとるね」というお客さんの声の原因は、この皆さんです。

3月半ばの作業再開までの充電期間を楽しくお過ごしください。

それでは、皆さま良いお年をお迎えください。







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冬支度

2022年12月08日 | 紅葉
いよいよ雪が気になる時節となってきました。
みなさん、タイヤ交換はお済でしょうか。

頼成の森では、シルバー人材センター皆さんの、段取り、軽快な作業により順調に冬支度が進んでいます。

「山肌に 槌音響き 冬支度」
ド素人 いっちょ前に ひねるなり
たいへん失礼しました。





除雪の目印です

アジサイなど花木の支柱への縛り付け

手前は「コシノフクカサネ」という桜です。
2本だけ?植えてあります。

全国でも富山県東部のみで栽培されている品種で、とやまさくら守の会の方が発見し、2010年に中央植物園との共同研究で新品種として発表された、とのことです。

春だけではなく初冬にも花が咲く「二季咲き性のサクラ」ということです。
冬支度の様子を見て回る中、寒空の下でひっそりと咲いていました。



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個性の競演再び・来年の干支(うさぎ)づくり

2022年12月04日 | 紅葉
本日、来年の干支(うさぎ)の置物づくりのイベントを行いました。

これまでは、ある程度、材料や型を決めて作っていたのですが、今回は何でもあり、まったく自由気ままに創作していただきます。

事前にスタッフが試しに作ってみたのがこれです。


バイキング方式です。
ふんだんに用意した素材から、選り取り見取りで選べます。






さらに、本日、射水市の山下さんからデコレーションの差入もありました。
めでたい亀と獅子頭です。いつもありがとうございます。

何を選んでどう作ろうか?これは迷いますぞ~。

どれに~しようかな~


本物の植物です。生きてます。
うさぎちゃんと寄せ植えの融合です。

完成が近づいてきました


さあ、完成しました。
どうぞ個性の美の競演をご覧ください。









盛り上がっているサッカーになぞらえれば、
本日の森林科学館では、たくさんのファンタジスタが誕生し大活躍の一日でした。

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香りを求めて山に入る

2022年12月03日 | 紅葉
車のフロントガラスが霜に覆われていました。
山を見ると標高500mくらいまで白く雪化粧をしていました。
ステンレスの流し台に残り湯を捨てると、ベコン、ペコン、ペッコンと音がしました。

今朝は放射冷却、寒かったですね。
そして、今日は久々?の晴。

11月3日にブログしたタカノツメの「焼き芋の香り」を求めて山に入りました。(タカノツメの落葉が焼き芋の香りを醸し出す)
ヒヨドリ山まで行って引き返し、帰りはアオキのこみちを降りてきました。

いつもより吸う方に力が入ります。
おおいに深呼吸ができました。

「ミツバツツジのこみち」と「ツバキのこみち」の分岐付近

時折、甘い香りを確かに感じました。
焼き芋?綿菓子?カラメル?
表現が難しい、なんだろう、もうちょっと待って。

葉が散ってすっかり見通しが良くなりました。
広々した気持ちで歩けます。
遠くになっている木の実も良く見えます。

イイギリの実がたわわに

ムラサキシキブの実もよく目にしました


山もよく見えます
立山方面

イオックスアローザ方面

しかし、どこを歩いてもタカノツメの黄葉が目立ちます。
タカノツメの黄葉は鑑賞期間が長いことが分かりました。

タカノツメの甘い香りの正体は、食品香料としても使われる「マルトール」という化合物だそうです。
カツラの葉の甘い香りも同じマルトール、
落葉が乾燥した方が香るようです。

まだ、木にくっついた葉がいっぱいあるので、これらが落ちて乾燥する日を狙って、また歩いてみたいと思います。

「焼き芋の里」頼成の森よりお送りしました。







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イノシシ、花しょうぶ田を荒らす

2022年12月03日 | 紅葉
今年度の花しょうぶ園の管理作業もすべて終了しました。

めでたし、めでたしと思いきや、花しょうぶ田がイノシシ被害にあいました。

4年ぶりの被害です。
花しょうぶ自身は毒があり食べませんが、ミミズなどを食べようと畝を掘り起こすので、株をひっくり返したりカチャカチャになるため、ほっとくわけにはいきません。

電気柵、ある程度効果のあると言われる青色テープ張、侵入口の草刈りを行いました。

イノシシの痕跡(ヌタ場・足跡・掘り起こし跡)は、園内の一部で見られますが、姿を見たという情報はほとんどありません。
臆病なので、作業が終了し人の気配のなくなった花しょうぶ田に、夜間を中心に出没しているものと思われます。

泥浴びを行うヌタ場


1号田、右手の斜面が激しく掘り返されています。
この辺から侵入していると思われるので、電気柵を設置します。


被害を受けた箇所
株もひっくり返っています。

電気柵設置完了



株の植えなおし完了

22号田付近、侵入口を刈り払い、青色テープ設置

31号田付近、侵入口を刈り払い、青色テープ設置


雪の積もるまで、パトロールを行い、人の気配、人の匂いを残しておく必要がありそうです。

基本的に多くの野生動物は臆病でめったに見ることできません。
例外的なのは好奇心が強く、きょとんとして動かないカモシカくらいでしょうか。

しかし、いったん人に慣れる、怖がらなくなるとコロッと態度が変わるので注意が必要です。
言うは易し・・・ですが、上手く付き合っていかねばなりません。



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