三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

意図的な玄関三和土の段差

2007年03月07日 06時08分06秒 | Weblog

きのうは、札幌でギリギリまで作業して、
あわただしく仙台へフライト。そこから、車で秋田へ移動。
片道3時間半くらい、280kmの走行でした。
なんでこういうスケジュールになるのか、直行便利用すればいいべさ、
なんですが、そのあとのスケジュールの関係で車移動の方が便利。
っていうか、10日には青森で取材が入っている、
青森以降、しばらくは東北滞在、というような日程なんですね。
ということから、仙台の空港に飛んで、秋田に向かうという
変則的な日程を組んでいます。やれやれ。日本は広いです。う~む。
で、きょうは秋田市で地元ビルダーのみなさんとお話しして参ります。
なんか、寒波を持ち込んだみたいで、(汗)
秋田県一帯ではちょうど、雪が降り始めてきています。
さて、ことしは暖冬で、このまま終わるのかどうか、
案外、このころから、寒波の逆襲があったりして・・・。
札幌でもほとんど雪が降ってこなかったのが、こちらでけっこうな雪。
みなさん、お気をつけください。

さて、さて、写真ではよくわかりにくいかなぁ、と思いつつ。
この写真は、先日、盛岡市で取材した住宅でのもの。
玄関先のアプローチからいろいろな床素材で引き込まれる家なのですが、
入ってみて、もう一回、ちょっと驚かされたんです。
というのは、玄関三和土(たたき)~要するに土間床ですね、
これに段差が付けられているんです。
聞いてみると、周囲との高さレベル差の関係でこうしたということなのですが、
まぁ、なるべく高低差を付けないというバリアフリーの考えとは
まるで、反対なんですけれど、これはこれで、
なかなかに面白い変化だなぁと、思った次第なんですね。
というのは、北国住宅の場合、雪や泥、雨といった自然条件が
いろいろに変化していく中で、足下の条件も変わる。
そういうケースで、この2段床レベルって、案外便利なものではないかと思うのです。
もちろん、そのためにわざわざ、っていうのはコストアップになるので
オススメできないと思いますが、敷地条件などによっては
使い用はあると思いました。
なんというか、結界が2ステップになることで、
心理的に、外部から内部への気持ちの切り替えに有用ではないかと。
清潔感というものを意識させる効用もありそうです。
何となく掃除がしやすそうな印象も覚えました。
入ってすぐなので、つまずくということも案外ないんだとか。
でも、欲を言えば、それをむしろ強調するように
タイルの色なんかも変えた方が、注意も喚起していいかも。

ということで、きょうは、住宅の小ネタでした。ではでは。
さぁ、プレゼンの最終準備、再チェックして、っと。
コメント
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