三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

昔の電気配電盤

2007年03月22日 06時22分00秒 | Weblog

写真は建築家設計の歴史的な工場事務所訪問の折のワンショット。
なかには今は、使われていない電気系統もあり、
電力会社の封印までされておりました。
(紙の札が付けられています、はじめて目にしました!)
写真ではわかりにくくなったかも知れませんが、
開閉のための取っ手部分は、つかみやすくて直感的で今のものよりいい感じ。
内部の電気経路も今のものと比べたら単純そうに感じられますね。
スィッチは大きくバタンとさせるタイプなので、
いかにも、電気を送り出すぞ、というイメージがわかりやすく伝わってきます。
 
この配電盤、一部では現役でも使っているようで、
左側にはコンパクトになったスタイルの現代のものも納められています。
こういう昔の配電盤を見ていると、
電気というものの存在が、建築と共存をはじめてきた流れを感じさせてくれます。
いまとなっては、あまりにも当たり前に電気が生活の中にありますが、
住宅や建築の歴史にとって見れば、電気に代表されるような
いわゆる「近代的な設備」、現代生活の「快楽装置」っていうのは、
ごく最近になって、わたしたちの暮らしに入ってきたものなんですよね。
そういう時間感覚は、なかなか持ちようがないのですが、
こういうよすがを通して感覚できた次第。

さて、今週はまんなかに休日が挟まれて、
なんか調子が狂うなぁと思っていたら、
きのうから、やや風邪気味。
ここんとこ、風邪もひけないくらいのスケジュールが続いていたので、
骨休め、と思って寝過ぎたのが、仇になった気がします。
最近は、寒暖差が激しいので、風邪がはやっているのだとか。
みなさんも、お気をつけください。
コメント
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