プリンスホテルというと、いろいろ問題が指摘された経営で名高くなったのですが、
ちょうどきのう、卒業した大学の同窓会が表題の場所で行われていましたので、
前から一度、見学もしたかったので、行って参りました。
で、バブル時代の華やかさを表徴するようなエントランスでした。
表側から入っていくと、こういう室内噴水装置が来客を迎えます。
きのうの場合は、それほど多くはない参加者でしたので、
まさにゆったりとこういう装置を見学することができました。
おとといは日本を代表するデザイナー・亀倉雄策さんがデザインした
過剰な造形感覚のリゾートホテルを見た次第なのですが、
それにも増して、まぁまぁ、「よくやるなぁ」と唸ったところ。
地上階から、地下の飛天の間にいたる回廊が
機能としてのこの空間の意味なのですが、
こういう妖艶な空間装置をイメージするというのは、単純にすごい。
非日常性を訴求し、来るものの期待感を高める、というのがデザインの目的なのでしょうが、
ひたすら人工的素材だけで、都市的に造形してみたというところ。
なにか、歴史的建造物をみるような感覚に襲われました。
そうかも知れません。
20世紀終盤の都市・東京のある時期の
ある切実なリアリティが、ピンナップされたまま、時間が経過してきている。
そういう感覚が受け止める側に生まれてくる気がしますね。
きのうはなぜか、こういう同窓会とかのラッシュ的特異日なのか、
高校の同期会も、東京支部会総会が行われていました。
そちらのほうは気の置けない仲間内で2次会に顔出し。
東京での夜は、なかなか更けていかないようで・・・(笑)。
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