先週はマニラへ

先週は水曜から日曜日までマニラに出張していた。
マニラの歯科大学の歯学部長と、ある企画のミーティングを行うためである。
そして、会合後は２日間、マニラの開業医を数件まわる。
私は、マニラの開業医で親交ある歯科医は多いが
韓国人のチャム先生と最近はよく会う。
気さくで人情味ある人柄の先生で私は尊敬している。
マニラの歯科事情は、開業医院によって治療費に差が大きく、
高い医院はとても高額な治療費だが、富裕層の多い地域で開業されている
この先生の医院は設備は結構そろっているにも関わらず、良心的な金額設定である。
参考までに、根管治療は高い医院では、１根管5,000ペソ（11000円）という金額
設定で、大臼歯で4根管なら4万円以上する。
平均月所得が３万円ほどなのでかなり高額である。
またインプラント補綴は１本平均2000ドルとなっている。

貧困層が暮らすエリアの開業医で驚かされることは、
処置に麻酔を使うか使わないかの選択肢があり、
例えば抜歯するとき、麻酔なしの場合、
100ペソ（220円）安くなる。　というか、抜歯で麻酔なしって…
ドクターいわく、結構麻酔なしを選ぶ人多いらしい、、、
いろいろな意味で凄い。。。

ちなみに今回、滞在中に24時間断水というハメにあわされた。
水の無い生活がいかに大変かを身をもって学んだ。

ちなみにもう一つ、
今回は行きも帰りも飛行機の遅延でイライラの連続。。
日系の飛行機ならほぼ定刻に運航してくれるだろうと考えていたが
理解しがたい理由での遅延にはほとほと疲れ果てる。