リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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私の日常臨床43

2019-09-02 08:16:17 | Weblog
今回提示する症例は、初診時45歳女性の患者
この症例は、PGI名古屋会員とは関連のないある開業医の先生から
顎機能障害が全然改善されないため、この患者さんを助けてあげてほしいと、
ご依頼を受けた症例である。
初診時、確かに顎運動の不調和と不定愁訴をもっておられたため
当院で行う通法で咬合由来によるものかの判断を行った後、
機能障害に対して治療を行い改善後、個々の歯の問題に対処しながら
咬合治療を行った。結果、初期治療後からの症状の改善は維持できており、
治療後も安定した状態を現段階では呈している。
患者さんからも大きな満足をいただいている。
(欠損部を含め補綴に関しては何を行ったかは、提示する写真を
 見てもらえればわかるので詳細は記さない。)

初診時の口腔内写真をよく観察してもらいたい。
この様な事例、実は咬合治療は結構難しい。
そえゆえ、機能運動についてよく分からないまま治療を行うと
どんなに優れたマテリアルを用いて補綴修復しても、
安定した予後は得られないので注意してもらいたい。