今月の20時からのzoom月例会は、飯塚先生による論文検討会
テーマは、顎関節症におけるスプリント療法で効果がでない事例について。
多因子性の疾患である顎関節症の、鑑別診断をふまえた中で
スプリント療法を行っても症状の改善が起こらない症例を
テクニック的な問題の事例、先天的な問題を解決しないといけない事例、
手をつけてはいけない事例、全身的な問題で起こっている事例
それぞれの症例の問題について参加者と討論を行っていった。
塚本先生、長屋先生、私からも症例を提出していたので、
非常に内容の濃い月例会となった。
ちなみに私から提示した症例は、咬合顎関節を専門としている医院で
治療を行っていた既往のある事例の症状が全く改善されない問題に関して
なおざりにされている観点、見落としがちな観点、これらについて
考察して対処する必要性について説明を行った。
来月は、田中宏幸先生がパネラーで
CADCAMの治療についての内容。
こちらも臨床的なトピックスなので楽しみである。
当会の月例会、近年は毎回内容が濃く、その内容も企画・構成が
臨床に直結している内容ばかりなので非常に充実している。