ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

角川文庫新訳版エラリー・クィーン国名シリーズ後半が登場

2014年08月04日 | ミステリー小説

 いよいよ角川新訳の国名シリーズ刊行が再開された。先月登場したのが「アメリカ銃の秘密」。こちらの帯には「新訳決定版国名シリーズ後半刊行スタート!」のコピーが。ということで、以下7 シャム双子 8 チャイナ橙 9 スペイン岬…と続くことになるだろう。創元版に組み込まれていたニッポン樫鳥は本来国名シリーズではなかったので、恐らく含まれないと思うがどうだろう。

 さて、今まで再三触れた角川文庫の新訳だが非常に読みやすく(ついでに印字も大きめ)、その越前敏弥氏+1名の翻訳体制は変わらず。ここまで欠かさず読んできたので今回も迷わず購入。この作品も犯人指摘場面の印象が強くてよく覚えているのだが、ストーリーについてはすっかり忘れている。従って改めて楽しく読めると思う。今後の刊行も大変楽しみである。

 ちなみに、創元推理文庫版の新訳は「ギリシャ棺の謎」が出た。こちらもシリーズが続くようである。