50年前の8月6日、オリジナルアルバムとしてのHelp!が、そして8月13日映画Help!のサントラ盤がキャピトルからリリースされた。当時ビートルズは2月中旬からニューアルバムのレコーディングを開始し、下旬から2作目の映画の撮影に入ったそうだ。従ってこの年の半分は映画の制作に関わったことになる。これは前作A HARD DAY’S NIGHT を手がけた前年とほぼ同じ動きなのだそうだ。つまり、アイドルとして多忙を極めていた中での音楽制作状況だった。映画の公開は8月11日。初めてカラーで紹介された動くビートルズの姿に全世界が興奮したとの話がある。
さて、現在アルバムHelp!に関しては、私は3枚のLPを所有している。最初に買ったのはキャピトル盤のサントラである。オープニングがまるで007の音楽とそっくりで、間髪入れずに「ヘルプ!」と始まるところがとてもかっこ良く思えた。見開きのジャケットも映画の中のカラー写真があり大変豪華な感じがした。ビートルズの7曲とケン・ソーンの手がけた映画のスコア5曲が収録されている。ケン・ソーンは後に映画「スーパーマン2」のスコアも担当した作曲家だが、それは私のお気に入りの1枚でもある。本アルバムは発売前に予約が100万枚を突破していたそうだ。
一方、オリジナルアルバムとしてのHelp!は映画外の曲としてYesterdayという超名曲も含まれているが、シングル・ジャケットということもあり、何だか地味な感じを受けた。そういう理由だろうか、長年なぜかこちらのアルバムを「購入する」という行為に至らずにいた。それが86年に地元のスーパーのレコード店で「来日20周年特別企画限定発売オリジナル・モノーラルレコード」として「ホワイトアルバム」までの10種のオリジナル・アルバムが並んでいるのを見つけて、それまで持っていなかったこのアルバムを購入するに至ったのである。それが私にとって2枚目のHelp!だった。余談だが、その時は「珍しい赤色レコードで、本来のモノラルが聞ける」という程度の気持ちだったが、現在これらの盤がここまで貴重となり、プレミア価格になるとは思ってもみなかった。私は計4枚を購入したがもっと買っておけば良かったと悔やまれる(笑)。
このモノ盤の帯には「アビーロード・スタジオ・オリジナル・マスター 英国カッティング」と記載され、中の解説では「イギリスEMIで厳重に保管されているマスター・テープより直接カッティングされたラッカー盤からプレスされているため、音質も可能な限りの最高のものとなっている。」とされている。3枚目の購入となった昨年のモノLPボックスの復刻版は本当のオリジナルの音源と考えられるが、実際聞き比べてみると国内モノ盤の方が中高音がスッキリと聞こえる気がしたのはなぜだろう(安いレコード・プレーヤーでの個人的感想)。
さて、次回は12月のRubber Soul(ラバー・ソウル)だ。
さて、現在アルバムHelp!に関しては、私は3枚のLPを所有している。最初に買ったのはキャピトル盤のサントラである。オープニングがまるで007の音楽とそっくりで、間髪入れずに「ヘルプ!」と始まるところがとてもかっこ良く思えた。見開きのジャケットも映画の中のカラー写真があり大変豪華な感じがした。ビートルズの7曲とケン・ソーンの手がけた映画のスコア5曲が収録されている。ケン・ソーンは後に映画「スーパーマン2」のスコアも担当した作曲家だが、それは私のお気に入りの1枚でもある。本アルバムは発売前に予約が100万枚を突破していたそうだ。
一方、オリジナルアルバムとしてのHelp!は映画外の曲としてYesterdayという超名曲も含まれているが、シングル・ジャケットということもあり、何だか地味な感じを受けた。そういう理由だろうか、長年なぜかこちらのアルバムを「購入する」という行為に至らずにいた。それが86年に地元のスーパーのレコード店で「来日20周年特別企画限定発売オリジナル・モノーラルレコード」として「ホワイトアルバム」までの10種のオリジナル・アルバムが並んでいるのを見つけて、それまで持っていなかったこのアルバムを購入するに至ったのである。それが私にとって2枚目のHelp!だった。余談だが、その時は「珍しい赤色レコードで、本来のモノラルが聞ける」という程度の気持ちだったが、現在これらの盤がここまで貴重となり、プレミア価格になるとは思ってもみなかった。私は計4枚を購入したがもっと買っておけば良かったと悔やまれる(笑)。
このモノ盤の帯には「アビーロード・スタジオ・オリジナル・マスター 英国カッティング」と記載され、中の解説では「イギリスEMIで厳重に保管されているマスター・テープより直接カッティングされたラッカー盤からプレスされているため、音質も可能な限りの最高のものとなっている。」とされている。3枚目の購入となった昨年のモノLPボックスの復刻版は本当のオリジナルの音源と考えられるが、実際聞き比べてみると国内モノ盤の方が中高音がスッキリと聞こえる気がしたのはなぜだろう(安いレコード・プレーヤーでの個人的感想)。
さて、次回は12月のRubber Soul(ラバー・ソウル)だ。