先月末に中古レコードショップの店頭ワゴンにて半額で買ったLPジェフ・ベック「ブロウ・バイ・ブロウ(ギター殺人者の凱旋)」について触れた。収録されている曲の良さ、スリリングな演奏の一方で叙情的なストリングスが加わるなど、プログレ好きの私も大いに気に入っているアルバムである。さらにリリース当時にジェフ・ベックがマックス・ミドルトン等と来日し行われた札幌公演に自分が行ったことも、このアルバムが好きな理由のひとつである。その詳細はこちらに紹介している。その時のエピソードをさらに加えると、She’s A Womanの演奏時だったか、ベックがトーキングモジュレーターを口にくわえて歌おうとした時にホースが外れてしまい、イントロのフレーズが本来より多く演奏された場面があった。なぜか得をした気分だった。
さて、前回45回転盤が欲しくなった!と述べた。結局それが今手元にある。これは33回転のLPを45回転2枚組に再構成し発売したものだ。発売はThe Analogue Productionsでベック作品では次作のWiredも出ている。高額なので絶対に買うことはないだろうと思っていたが、年末に入手したLPが思いのほか高音質だったので、ならばより高速再生となる45回転盤はアナログ盤としてさらに素晴らしい音質なのではと期待したのだ。1スタンパーにつき1000枚のプレスという限定扱いも背中を押した。(実際扱っているショップがあまり見つからない。)
写真のとおり、オリジナル・マスターテープを使い、Quality Record Pressingsにて製造されたとのこと。ジャケットは2枚組であるためゲートフォールド型に変更されており、中にベックの写真が載っている。盤も200グラムの重量がある。肝心の音の方だが、第一印象では低音のふくよかさと左右の分離の良さを感じた。とりわけオープニングのYou Know What I MeanやスリリングなScatterbrainではCDの音圧に勝るとも劣らない迫力あるサウンドだが、アナログ特有の暖かさも感じられる。まさに最高の音質を目指した作りだ。ただ、LPでは連続して聞かれるTheloniousとFreeway Jamが3面から4面へと分断されていて、4面1曲目は3面のラストが少し被さって始まることになる。これは仕方のないことであろう。
ところで、改めてLP盤の方を聞き比べてみた。実はこの45回転盤に肉薄する迫力あるサウンドなのである。70年代の日本のプレス技術も高いものがあったのだろうと感心させられた。
本作には5.1サラウンド音声を収録したSACD盤も出ていて、以前からこちらも欲しいと思っていたのだが、今回の出費の関係で未だ手が届かずの状況である。
さて、前回45回転盤が欲しくなった!と述べた。結局それが今手元にある。これは33回転のLPを45回転2枚組に再構成し発売したものだ。発売はThe Analogue Productionsでベック作品では次作のWiredも出ている。高額なので絶対に買うことはないだろうと思っていたが、年末に入手したLPが思いのほか高音質だったので、ならばより高速再生となる45回転盤はアナログ盤としてさらに素晴らしい音質なのではと期待したのだ。1スタンパーにつき1000枚のプレスという限定扱いも背中を押した。(実際扱っているショップがあまり見つからない。)
写真のとおり、オリジナル・マスターテープを使い、Quality Record Pressingsにて製造されたとのこと。ジャケットは2枚組であるためゲートフォールド型に変更されており、中にベックの写真が載っている。盤も200グラムの重量がある。肝心の音の方だが、第一印象では低音のふくよかさと左右の分離の良さを感じた。とりわけオープニングのYou Know What I MeanやスリリングなScatterbrainではCDの音圧に勝るとも劣らない迫力あるサウンドだが、アナログ特有の暖かさも感じられる。まさに最高の音質を目指した作りだ。ただ、LPでは連続して聞かれるTheloniousとFreeway Jamが3面から4面へと分断されていて、4面1曲目は3面のラストが少し被さって始まることになる。これは仕方のないことであろう。
ところで、改めてLP盤の方を聞き比べてみた。実はこの45回転盤に肉薄する迫力あるサウンドなのである。70年代の日本のプレス技術も高いものがあったのだろうと感心させられた。
本作には5.1サラウンド音声を収録したSACD盤も出ていて、以前からこちらも欲しいと思っていたのだが、今回の出費の関係で未だ手が届かずの状況である。