- ROSE PETAL -

何気ない日々のできごとを

小さな花びらのようにかさねてみます

読み聞かせ

2013-10-24 | 絵本(読み聞かせ)
今朝は、小学校の読み聞かせに行ってきました。

今月は、6年生です。

先日、中学校で読んだのと同じ2冊にしました。

おとうさんのちず
よあけ     (どちらもユリ・シュルヴィッツ作・画)

始めの方は、男の子が2人、くすくす笑ったり、途中で教室の電話が鳴ったので
子ども達の気が散ったりしましたが、構わず読み進めていくと 段々と静かになり、
お話に集中して静かになりました。

よあけの訳は瀬田貞二さんですが、私は、この方の訳が大好きです。

この本で好きなページは、暗い湖を照らす月。
そして、その場面に付けられた訳が特に好きです。

「つきが いわにてり、ときに このはをきらめかす。やまが くろぐろとしずもる。」

この「くろぐろとしずもる」って読み手の想像力を一気に高めてくれます。
「しずもる」とは「【鎮もる・静もる】静けさが深まる」の意味で、「静まる」よりも更に深い静寂が伝わってきます。

それから、ラストの夜明けのシーンは、「はっ」と息をのむ美しさで、読み終えたとき、
絵本の中の朝日が自分の気持ちまで明るく照らしてくれる絵本です。

私が、この本を初めて読んでもらった時の感動を子ども達にも味わってもらえたら嬉しいなぁ



コメント
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