結局、6人目の名前は消えてしまった…無情にも。そりゃそうですね。今から準備して来れるわけないかー。これでよかったのだ、と思うことにしましょう(無理くり)。
男子は5人でやるのでしょうね。日本は大寒波です。皆さん、気をつけて!(んなこと言っても皆、寒い国からやってくるのだった)
いつも思うのだけど、GPFって、国内選と日程がキツキツなのよね。北米だけじゃないかな。日数があいてるのは。シーズン後半で疲れもたまってるし、日程はキツイ。でも国内選で勝たなくては世界選手権や五輪には行けない。なんとハードなのだろうか。も少しGPシリーズを早く始めて…開幕のスケアメを9月末にして調整を計るとか出来んのじゃろか。ISUに電話しよ。
昨日、4年前の今頃のWFSを読み返してました。
4年前は…プルちゃん絶好調の負けなし(ドイツ、ロシア大会優勝)。ヤグディンはスケートカナダで4トゥ+3トゥに加えて、4トゥ+3サルに成功して優勝。フランス大会も優勝。ティムがアメリカ優勝。本田君がN杯優勝(?)。ファイナルは、ヤグ、プル、エルドリッジ、ティム、本田君、ディネフの面々でした。ディネフ(!)あんた、ファイナルへ行ってたんかいな…。サボイも行った。ジャネットも行った。ファイナルって結構みんな行ってるんですね(はい、あのクリムキンも“奇蹟のNHK杯優勝”で行けましたね)。
この時の男子は、ヤグ、プル2強が突出してて、どちらがファイナルで勝つのかが五輪へ向けての重要なカギとなってましたよね。正直、私は、プルシェンコにもう勝てないのでは?と思っていた。それ程までに、この前年の世界選手権で初優勝したプルちゃんの勢いはすさまじかった。4回転は完璧に2度入れてくるし、絶対絶対ミスしないのだもの。「強い」の一言しかない。私には「この先10年はプルシェンコ天下が続くのでは…」という疑念(?)が渦巻いていた。それは、ヤグ贔屓の私にとってはツライ事であった。
でもでも。私はどーしても、あの99年の優勝時のフリー「アラビアのロレンス」が忘れられない。あの演技でハートをわし掴みにされた身としては、前年プルちゃんに完敗だったとはいえ、どうしてもヤグを捨て去る事が出来ないのだった。もう「(勝利を)信じたい」一心だったのである。
な~んとなく周囲の空気も「若くて勢いのあるプルが優勢(ヤグより2歳下だけど、この時のヤグとて21歳だったから、充分若手だ)」という色が濃厚だった。…が。が、ですよ。
ファイナルのSP、予想通りプルちゃん圧勝。ヤグの1本目のフリーは(この当時のファイナルはフリーを2本滑りました)昨年の「グラディエーター」。しかしここでも届かず。連敗して、もう後が無い状態で臨んだ2本目のフリー。
「仮面の男」は熱の入った、素晴しい演技だった。あのソルトレイク五輪の演技とやや趣きが(?)違い、細部が練り上げられてない部分もあったけど、何より「どうしても勝つ」という、ヤグディンの気迫は鬼気迫るものがあった。しかし、惜しい事に最後の3回転が2回転に。
プルシェンコは、確かムーラン・ルージュとシルク・ド・ソレイユの曲をコラージュしたもの。文句のつけようの無い完璧なジャンプ。スピードと派手なパフォーマンス。こりゃ逆転は到底無理かな~と思わざるを得ない出来だった。
ところが、ジャッジ4対3でヤグに軍配が。ジャンプ的には完璧だったプルちゃんの演技は、音楽のつなぎ方がいわゆる「つぎはぎ」で、一環した流れに欠ける…つまりPG構成で今一歩、という解説だった。確かにヤグの「仮面」はタラソワさんお得意の「ひとつのドラマ」になっていた(ま、私の贔屓目かもしれないけど)。実際見ていても、プルシェンコのPGに「?」という感想を抱いていた私にとって、この杉田さんのジャッジ解説は実に有難いものだった。しかし、3対4でもし負けていても、決して文句は言えない微妙な判定。
私はリアルタイムでなく後でVを借りて見たのだけど、あの勝った瞬間のヤグの、後ろ向きのガッツポーズ「よっしゃー!!」が忘れられない。ギリギリの崖っぷちで逆転した瞬間。
もしあそこで負けていたら、五輪の金メダルは無かったかもしれない。気落ちもするだろうし、やはりプルシェンコには勝てない、という焦りも生まれただろうから。あそこで正にハナの差でプルシェンコに勝てた、という事は、後で考えたらヤグの重要なターニングポイントだったと思う(そう思われた方も多いことでしょう)。
ヤグ、プル時代はまあ壮絶な戦いでしたわね~。でも今は今で、私はやはり面白い。ちょうど若手が良い具合に育ってきて、美味しく熟してきた!そんな選手がゴロゴロいるのだもの。男子のTOP10くらいって誰が優勝してもおかしくないような状況になってる。そこへ持ってきて、新採点法導入で益々「下克上」が可能に。こんなオイシイ時代はかつて余り無かったように思うわ。だから楽しまなくては。
そしてこの「ファイナルの持つ意味」も、五輪への重要な布石かもしれないよ。なんか、4年前を回想するだにそう思うの。
男子は5人でやるのでしょうね。日本は大寒波です。皆さん、気をつけて!(んなこと言っても皆、寒い国からやってくるのだった)
いつも思うのだけど、GPFって、国内選と日程がキツキツなのよね。北米だけじゃないかな。日数があいてるのは。シーズン後半で疲れもたまってるし、日程はキツイ。でも国内選で勝たなくては世界選手権や五輪には行けない。なんとハードなのだろうか。も少しGPシリーズを早く始めて…開幕のスケアメを9月末にして調整を計るとか出来んのじゃろか。ISUに電話しよ。
昨日、4年前の今頃のWFSを読み返してました。
4年前は…プルちゃん絶好調の負けなし(ドイツ、ロシア大会優勝)。ヤグディンはスケートカナダで4トゥ+3トゥに加えて、4トゥ+3サルに成功して優勝。フランス大会も優勝。ティムがアメリカ優勝。本田君がN杯優勝(?)。ファイナルは、ヤグ、プル、エルドリッジ、ティム、本田君、ディネフの面々でした。ディネフ(!)あんた、ファイナルへ行ってたんかいな…。サボイも行った。ジャネットも行った。ファイナルって結構みんな行ってるんですね(はい、あのクリムキンも“奇蹟のNHK杯優勝”で行けましたね)。
この時の男子は、ヤグ、プル2強が突出してて、どちらがファイナルで勝つのかが五輪へ向けての重要なカギとなってましたよね。正直、私は、プルシェンコにもう勝てないのでは?と思っていた。それ程までに、この前年の世界選手権で初優勝したプルちゃんの勢いはすさまじかった。4回転は完璧に2度入れてくるし、絶対絶対ミスしないのだもの。「強い」の一言しかない。私には「この先10年はプルシェンコ天下が続くのでは…」という疑念(?)が渦巻いていた。それは、ヤグ贔屓の私にとってはツライ事であった。
でもでも。私はどーしても、あの99年の優勝時のフリー「アラビアのロレンス」が忘れられない。あの演技でハートをわし掴みにされた身としては、前年プルちゃんに完敗だったとはいえ、どうしてもヤグを捨て去る事が出来ないのだった。もう「(勝利を)信じたい」一心だったのである。
な~んとなく周囲の空気も「若くて勢いのあるプルが優勢(ヤグより2歳下だけど、この時のヤグとて21歳だったから、充分若手だ)」という色が濃厚だった。…が。が、ですよ。
ファイナルのSP、予想通りプルちゃん圧勝。ヤグの1本目のフリーは(この当時のファイナルはフリーを2本滑りました)昨年の「グラディエーター」。しかしここでも届かず。連敗して、もう後が無い状態で臨んだ2本目のフリー。
「仮面の男」は熱の入った、素晴しい演技だった。あのソルトレイク五輪の演技とやや趣きが(?)違い、細部が練り上げられてない部分もあったけど、何より「どうしても勝つ」という、ヤグディンの気迫は鬼気迫るものがあった。しかし、惜しい事に最後の3回転が2回転に。
プルシェンコは、確かムーラン・ルージュとシルク・ド・ソレイユの曲をコラージュしたもの。文句のつけようの無い完璧なジャンプ。スピードと派手なパフォーマンス。こりゃ逆転は到底無理かな~と思わざるを得ない出来だった。
ところが、ジャッジ4対3でヤグに軍配が。ジャンプ的には完璧だったプルちゃんの演技は、音楽のつなぎ方がいわゆる「つぎはぎ」で、一環した流れに欠ける…つまりPG構成で今一歩、という解説だった。確かにヤグの「仮面」はタラソワさんお得意の「ひとつのドラマ」になっていた(ま、私の贔屓目かもしれないけど)。実際見ていても、プルシェンコのPGに「?」という感想を抱いていた私にとって、この杉田さんのジャッジ解説は実に有難いものだった。しかし、3対4でもし負けていても、決して文句は言えない微妙な判定。
私はリアルタイムでなく後でVを借りて見たのだけど、あの勝った瞬間のヤグの、後ろ向きのガッツポーズ「よっしゃー!!」が忘れられない。ギリギリの崖っぷちで逆転した瞬間。
もしあそこで負けていたら、五輪の金メダルは無かったかもしれない。気落ちもするだろうし、やはりプルシェンコには勝てない、という焦りも生まれただろうから。あそこで正にハナの差でプルシェンコに勝てた、という事は、後で考えたらヤグの重要なターニングポイントだったと思う(そう思われた方も多いことでしょう)。
ヤグ、プル時代はまあ壮絶な戦いでしたわね~。でも今は今で、私はやはり面白い。ちょうど若手が良い具合に育ってきて、美味しく熟してきた!そんな選手がゴロゴロいるのだもの。男子のTOP10くらいって誰が優勝してもおかしくないような状況になってる。そこへ持ってきて、新採点法導入で益々「下克上」が可能に。こんなオイシイ時代はかつて余り無かったように思うわ。だから楽しまなくては。
そしてこの「ファイナルの持つ意味」も、五輪への重要な布石かもしれないよ。なんか、4年前を回想するだにそう思うの。