おっちゃんの読むよなスポーツ新聞、ホテルのロビーでみっけ。どうしてスポーツ紙は皆「ランビール」と書くのだろうか。サッ○ロビールじゃないんだから。
さてビール青年がトップを走る男子。やはり4回転を持つのは強い。スピンを持つのは強い。武器をいくつも持つ者は強いのね。プルさんなんか幾つ持ってるだろ?
★男子FS
客席から下のほ~を覗き込むと、あああ。なんと長い足のスリムな巨人が。エマさんの青い(紫青)あの「ずぼん」だ。明るい金髪のジェフはすぐわかる。ランビエールはいつも肩パッドが入っているように思えるのだが(ちゃう?)。貫禄なガイジンさんたち。大ちゃんどこにいるのー。あ、JAPANジャケを着てる。さてウォームアップだ。
最初は皆、ただリンクを走って体をあっためてる。2分くらいしてから、各自のジャンプ確認がスタート。
大ちゃん、今日は滑りにスピードがあって、ジャンプも軽く高い。アクセルも綺麗。N杯の時の「不安な予感」とはうってかわったナチュラルな様子で私は嬉しい。でもこの人は「大ちゃんコースター」なんだよ…ジェットコースターね。本番は…はて。
ジェフは、最初のほうは良かったんだけど、どうも3回転に苦労してる。K嬢が不安に見守るが、私は「大コケは無い」と見る。ジェフも成長なさったからね。
ランビは4回転をばっちり。エマさんもばっちり。エマの4回転は綺麗だ。軸が細くて端正で、ある意味理想的。はー。今日は入るのかな。
織田君は、アップ中3アクセルの確認に余念がない。やや着氷が乱れる場面もあるけど、SP時よりは落ち着いてるかな。今日は、宣言してた3-3-3を跳ぶ?
大ちゃんが最後に4トゥを試す。おお、今日は跳ぶかしら…着氷はきっちり2フット。でもま、両足でも降りてくれたらそれでいいのよ。と思っていたら6分間が終了。
★まさかのトップ滑走・エマニュエル・サンデュー
いつものパターンではここで「スーパー大逆転エマ」なんだが…と、多くの
フィギュアファンは思っていたはず。
最初の大きな4回転は、タイミング合わず2回転に。会場、大きなタメ息が
漏れる。本番に弱いのかな~くすん。
3アクセルは1個にとどまり、あとは無難にこなす。でもエマはもうジャンプ
や点数が云々…言うより、独自の不思議ワールドで魅了してくれたらそれで
いいわ。この前衛なプログラム、音楽が私好みでオモシロ美しい。振付も人を
喰ったようなキテレツなポーズ。途中の「ペンギン小走り」みたいなの好き。
フィニッシュのお顔もね(^^)。こんなPGやれる人、他にいますか?いま
せんわ。
もはや、芸術家・舞台人としての「第2の人生」へ走り出しているかのような
気さえするエマ。五輪でメダル取って転身?取れるでしょうか。いやその前に、
五輪ではSPで最終グループに入れるでしょうか。そこが問題だ。
キス&クラの憔悴しきった顔がかわいそう。でも、花束もよく飛んでたよ。
★信長末裔・織田君
彼はこのGPFで一気に勝負に出たんだと思う。N杯優勝で上昇気流に完全に
乗った!ここで3アクセル-3トゥ-3ループの大技をキメたら、これは、
4-3より基礎点高いよね(?)
事前予告の通り跳びそうに見えた。…けど最初のアクセルの踏み切りでやめて
しまったのはナゼに。その後は挽回したけど、N杯時よりスピードがやや落ちて
いて、演技が小さい。ちょっと、世界の強豪に「勝つ!」ことを意識しすぎて
萎縮してしまったような気がする。
でもでも、変形のシットやらスピンの柔らかさはホンマに素晴しい(ジェフより
良いかも?)。決まるジャンプの安定感は教科書に載りそう。これが2年前に
フライングシットスピンで転倒してた少年でしょうか。
海外の先生に「ジャンプは良いけど、スピンはノービス以下」と言われて奮起
して習得した、というエピソードもうなずける。
とにかくファイナルに出ただけでも素晴しい。そしてGPF4位というのも、
本田君の5位の記録を抜いて、この時点で日本男子最高の成績なんだよね。
あれこれ考えたら、この日はN杯ほどの出来ではなかったけど、大健闘ですわ。
立派。
リー・バーケル氏は毎日、ジェフ+織田君(+メイビー?)を自分の車に乗せ
リンクへ送迎してくれて「褒め倒して伸ばす」という超!優しいコーチだそう
ですね。キス&クラでも優しそう。
★大ちゃん登場
あー。今日はN杯と様子が違うぞ。落ち着いてる。
大ちゃんはオープニングの「ひと踊り」で調子がわかるの。首をガクンとする
動きなんか、今日はスケアメ的にちゃんと出来ている。これは…とハラハラする
間もなく滑り出した。
「のびたうどん」などと書いてゴメンなさい。でもあの時は本当に重かった!
足に漬物石でもつけてるのでは???と思うほどだったのよ。でも今日は音楽
テープも普通に鳴ってる。なぜ?とにかくスピードがある…と、4回転跳んで
きた!「入った!(か?)」と思ったけど転倒。
一瞬悲しい気持ちになるけど、まあまあここからだわさ。頑張れ!コブシを握り
しめる。会場、拍手で大ちゃんを強力サポート。
3アクセルは良い流れで、でもつけたのは2トゥ。あれれどーするのかしら。
と、次が3ルッツ-3トゥで根性を見せる。ともあれ3-3は入った。ホッ。
中盤のスローパート。踊れてる踊れてる。もっと堪能したいんだけど、わたしゃ
次の3アクセルの事でもう頭が一杯。ひえー。「ムンクの叫び」状態になるが
あやうくも着氷。切り抜けた。でも苦手(?)ループがあるよ。成功だ。
あー。あとはお得意のトゥ系ジャンプが続くから大丈夫。と思いきや、最後の
サルコゥでぐる~っと回り込む。またムンクになって叫ぶ私。
スピンの入りでバランスを崩し、あれれ怖いー。持ちこたえて、佐野さんじゃ
ないけど「ごまかしちゃえ!」速いスタンドスピンで強引にごまかす(?)
ああ、やっとストレートラインを堪能出来る。でも今日は、ちょっと抜いてる
ステップあったかなあ?会場、大手拍子だ。N杯でもこの手拍子やりたかった
の。でもあの時は静かだったな~としみじみ。やっぱここは盛り上がらないと。
終わった終わった。大歓声。あー。大ちゃんコースターはもう死にそう。
でも今日は「自分に勝った」よ。やはり冒頭を3回転で手堅く行くか、4回転に
挑むか。それはたとえ転倒しても印象を大きく変える。
「攻めて」負けたならナットクもいくが、「守って」負けたら後悔するよ。
「攻めてる方が気が落ち着く。引いては駄目、という事をN杯の失敗で学んだ」
ということですが、スポーツ選手って大変だなあ。
モロゾフがキスクラに。英語で何しゃべってるんだろ。嬉しそう。
私はこのFS「ラフマニ」、今季の男子の傑作PGベスト3に入れたい。
でももっと落ち着いて鑑賞したい…「ムンクの叫び」はもうイヤよ…。
さてビール青年がトップを走る男子。やはり4回転を持つのは強い。スピンを持つのは強い。武器をいくつも持つ者は強いのね。プルさんなんか幾つ持ってるだろ?
★男子FS
客席から下のほ~を覗き込むと、あああ。なんと長い足のスリムな巨人が。エマさんの青い(紫青)あの「ずぼん」だ。明るい金髪のジェフはすぐわかる。ランビエールはいつも肩パッドが入っているように思えるのだが(ちゃう?)。貫禄なガイジンさんたち。大ちゃんどこにいるのー。あ、JAPANジャケを着てる。さてウォームアップだ。
最初は皆、ただリンクを走って体をあっためてる。2分くらいしてから、各自のジャンプ確認がスタート。
大ちゃん、今日は滑りにスピードがあって、ジャンプも軽く高い。アクセルも綺麗。N杯の時の「不安な予感」とはうってかわったナチュラルな様子で私は嬉しい。でもこの人は「大ちゃんコースター」なんだよ…ジェットコースターね。本番は…はて。
ジェフは、最初のほうは良かったんだけど、どうも3回転に苦労してる。K嬢が不安に見守るが、私は「大コケは無い」と見る。ジェフも成長なさったからね。
ランビは4回転をばっちり。エマさんもばっちり。エマの4回転は綺麗だ。軸が細くて端正で、ある意味理想的。はー。今日は入るのかな。
織田君は、アップ中3アクセルの確認に余念がない。やや着氷が乱れる場面もあるけど、SP時よりは落ち着いてるかな。今日は、宣言してた3-3-3を跳ぶ?
大ちゃんが最後に4トゥを試す。おお、今日は跳ぶかしら…着氷はきっちり2フット。でもま、両足でも降りてくれたらそれでいいのよ。と思っていたら6分間が終了。
★まさかのトップ滑走・エマニュエル・サンデュー
いつものパターンではここで「スーパー大逆転エマ」なんだが…と、多くの
フィギュアファンは思っていたはず。
最初の大きな4回転は、タイミング合わず2回転に。会場、大きなタメ息が
漏れる。本番に弱いのかな~くすん。
3アクセルは1個にとどまり、あとは無難にこなす。でもエマはもうジャンプ
や点数が云々…言うより、独自の不思議ワールドで魅了してくれたらそれで
いいわ。この前衛なプログラム、音楽が私好みでオモシロ美しい。振付も人を
喰ったようなキテレツなポーズ。途中の「ペンギン小走り」みたいなの好き。
フィニッシュのお顔もね(^^)。こんなPGやれる人、他にいますか?いま
せんわ。
もはや、芸術家・舞台人としての「第2の人生」へ走り出しているかのような
気さえするエマ。五輪でメダル取って転身?取れるでしょうか。いやその前に、
五輪ではSPで最終グループに入れるでしょうか。そこが問題だ。
キス&クラの憔悴しきった顔がかわいそう。でも、花束もよく飛んでたよ。
★信長末裔・織田君
彼はこのGPFで一気に勝負に出たんだと思う。N杯優勝で上昇気流に完全に
乗った!ここで3アクセル-3トゥ-3ループの大技をキメたら、これは、
4-3より基礎点高いよね(?)
事前予告の通り跳びそうに見えた。…けど最初のアクセルの踏み切りでやめて
しまったのはナゼに。その後は挽回したけど、N杯時よりスピードがやや落ちて
いて、演技が小さい。ちょっと、世界の強豪に「勝つ!」ことを意識しすぎて
萎縮してしまったような気がする。
でもでも、変形のシットやらスピンの柔らかさはホンマに素晴しい(ジェフより
良いかも?)。決まるジャンプの安定感は教科書に載りそう。これが2年前に
フライングシットスピンで転倒してた少年でしょうか。
海外の先生に「ジャンプは良いけど、スピンはノービス以下」と言われて奮起
して習得した、というエピソードもうなずける。
とにかくファイナルに出ただけでも素晴しい。そしてGPF4位というのも、
本田君の5位の記録を抜いて、この時点で日本男子最高の成績なんだよね。
あれこれ考えたら、この日はN杯ほどの出来ではなかったけど、大健闘ですわ。
立派。
リー・バーケル氏は毎日、ジェフ+織田君(+メイビー?)を自分の車に乗せ
リンクへ送迎してくれて「褒め倒して伸ばす」という超!優しいコーチだそう
ですね。キス&クラでも優しそう。
★大ちゃん登場
あー。今日はN杯と様子が違うぞ。落ち着いてる。
大ちゃんはオープニングの「ひと踊り」で調子がわかるの。首をガクンとする
動きなんか、今日はスケアメ的にちゃんと出来ている。これは…とハラハラする
間もなく滑り出した。
「のびたうどん」などと書いてゴメンなさい。でもあの時は本当に重かった!
足に漬物石でもつけてるのでは???と思うほどだったのよ。でも今日は音楽
テープも普通に鳴ってる。なぜ?とにかくスピードがある…と、4回転跳んで
きた!「入った!(か?)」と思ったけど転倒。
一瞬悲しい気持ちになるけど、まあまあここからだわさ。頑張れ!コブシを握り
しめる。会場、拍手で大ちゃんを強力サポート。
3アクセルは良い流れで、でもつけたのは2トゥ。あれれどーするのかしら。
と、次が3ルッツ-3トゥで根性を見せる。ともあれ3-3は入った。ホッ。
中盤のスローパート。踊れてる踊れてる。もっと堪能したいんだけど、わたしゃ
次の3アクセルの事でもう頭が一杯。ひえー。「ムンクの叫び」状態になるが
あやうくも着氷。切り抜けた。でも苦手(?)ループがあるよ。成功だ。
あー。あとはお得意のトゥ系ジャンプが続くから大丈夫。と思いきや、最後の
サルコゥでぐる~っと回り込む。またムンクになって叫ぶ私。
スピンの入りでバランスを崩し、あれれ怖いー。持ちこたえて、佐野さんじゃ
ないけど「ごまかしちゃえ!」速いスタンドスピンで強引にごまかす(?)
ああ、やっとストレートラインを堪能出来る。でも今日は、ちょっと抜いてる
ステップあったかなあ?会場、大手拍子だ。N杯でもこの手拍子やりたかった
の。でもあの時は静かだったな~としみじみ。やっぱここは盛り上がらないと。
終わった終わった。大歓声。あー。大ちゃんコースターはもう死にそう。
でも今日は「自分に勝った」よ。やはり冒頭を3回転で手堅く行くか、4回転に
挑むか。それはたとえ転倒しても印象を大きく変える。
「攻めて」負けたならナットクもいくが、「守って」負けたら後悔するよ。
「攻めてる方が気が落ち着く。引いては駄目、という事をN杯の失敗で学んだ」
ということですが、スポーツ選手って大変だなあ。
モロゾフがキスクラに。英語で何しゃべってるんだろ。嬉しそう。
私はこのFS「ラフマニ」、今季の男子の傑作PGベスト3に入れたい。
でももっと落ち着いて鑑賞したい…「ムンクの叫び」はもうイヤよ…。