朝ドラ「エール」が遂に明日から再開になりました。
あっという間でした。6月末には「これから再開まで長い。。。」と悲しんでいたのが、もう9月!
そしてもう暮れの紅白歌合戦の話題とか出たりして。今年はなんだったのだろう。コロナしかないよ。
ということで朝ドラの感想も再び書こうと思います。
第12週の「双浦環・パリ恋物語」まで書き、第13週の「スター発掘オーディション」は、まだでした。
再開直前まで置いておこうと。。。先週再放送で見てたら、やっぱりミュージカル界の2大スターが共演してるって豪華ですね。素晴らしいわ。
歌手・伊藤久男がモデルの佐藤久志くん、音楽学校を首席で卒業しても4年も職がなかったのね。
古関さんの自伝本を読むと、確かにこの時期、伊藤さんはニートしてたようです。実家はお金持ちだから、仕送りで生活には困らなかったか。でも「プリンス」として鳴らした彼にとっては、屈辱の日々だったのでは。
赤ん坊からすっかり大きくなった華ちゃん(4歳)も、古山家の家族とも言える喫茶バンブーで可愛がってもらってます。
音ちゃんは子育てで忙しそう。やっぱり昔は保育園も無いし習い事だって無いから、1日中お母さんがつきっきりで面倒みてたんだろなー。お母さんに見てもらおうにも実家は遠いし。そりゃヒマないよね。
裕一さんに音ちゃんが「もうちょっと華が大きくなって手を離れたら、音楽の勉強再開しようかな。どう思う?」って聞くところ、少しハラハラしちゃった。一瞬間があって裕一が「いいと思う!応援するよ」って言ってくれたけど、妻がそう言いだすのを待っていて、「ついにその時が来たか!」と、感慨深かったのかな。
史実ではこの後、「裕一さんの作った曲と用意した大舞台で、音さんが華やかに歌う」究極の夢は、ちゃんとかなえられます。でもかなり時間が要りますが。。。そこをちゃんとドラマでは描いて欲しいわ。飛ばしたら怒るよ!
さてコロンブスレコードの新人歌手オーディション、この頃、ヒットメーカーの木枯さん(古賀政男)がテイコクへ移籍してたので、コロンブスとしては是が非でも「ドル箱」スターを売り出したかった。
裕一は久志にオーディション挑戦を勧め、なんと音ちゃんの故郷・豊橋からも恩師・御手洗ティーチャーが上京してきます。御手洗Tは音楽教室を畳んで、歌手になる夢に賭けた!
古山家に居候して練習に余念のない二人の、火花がバチバチ飛ぶ「歌唱対決」が、アホらしくも(笑)楽しく見ごたえあります。
余談ですがこのあいだ「うたコン(NHK)」に古川雄大さん出てて歌ってはったのですが、ドラマで見せていた「御手洗Tの歌声」とは違ったものでした。役になりきって歌い方を変えるのね。私は個人的に御手洗T歌唱の「船頭可愛いや」が好きです。
二人は書類審査委を通過し、いよいよ最終オーディション。スタジオで様々な歌手志望者が歌いますが、「殿様キングス」の宮路さんが出てたのがお笑いです。懐かしいなー!昔とぜんぜん風体が変わってないよ(あの頃からおじいさんだったよ!)。
汽車マニアみたいな見事な歌い手さんがいましたが、中川家かと思ったよ。。。三味線の方も上手かった。女性が出てこないのが残念。
久志は裕一にアドバイスしてもらった「丘を越えて」で挑みました。木枯さんの大ヒット曲。明るくはずむ感じで久志にピッタリ。
御手洗Tと一騎打ち!と思いきや、新聞で発表された新スターは、帝国ラジオ(NHK)の御曹子の若者でした。
この18歳「寅田熊太郎」というスゴイ名前の色男を演じているのは、ジュノンスーパーボーイで優勝なさった方とか。役者デビュー作でいきなり朝ドラの重要人物。なかなか上手い「嫌なヤツ」でした。
裕一さんはこの新人のために新曲を描きおろしてますが、果たして大ヒットとなるのか?
「船頭可愛いや」の大ヒットから4年間、それを超えるヒットは出なかったようですが、自伝本の年表を見たら膨大な曲を作っていたことがわかります。何より「六甲おろし」がこの頃(昭和11年)作られていたなんて、関西人としてはビックリです。
この週は久志の幼少時代が描かれ、藤堂先生に励ましてもらい歌に目覚めたこと、父の再婚相手をなかなか「お母さん」と呼べなかったこと、様々な屈折が後の「カッコつけ久志」となってるのかと思うと面白い。久志は戦中戦後ちょっと大変なことになるのですが、朝ドラでは描かないかもね。。。私は描いて欲しいけど。
久志はオーディションには落ちたものの、研修生としてコロンブスレコードに拾われます。
プライドもあるから、断ろうと思ってた。でも、落選したライバル・御手洗ティーチャーに、
「こんなビッグチャンス、断っちゃダメ。選ばれた者は、輝かなければ!」
と諭されます。ここ、グッときた~
「神に選ばれし者は、その才能を存分に輝かせる責務がある」
映画のフレディ・マーキュリー見てて、思ったことでした。
まだ若く働いたこともないお坊ちゃん・久志と、人生経験を重ね苦労してきた御手洗ティーチャーとの対比。見事でした。御手洗T、ええ人ですねえ。戦後も長生きしていつか美輪明宏化して出てきてくれませんか
嵐のような日々が去って、裕一の新曲も出来上がり、さあやっと家族団らん平和に~と思っていたら、「おにぎり」みたいな風貌の若者が古山家にあらわれ。。。ってとこで中断でした。
あ、音ちゃんの作るお味噌汁に、「具(ねぎ)」が入るようになっていたのが、最大の発見でした笑。子供には「具なし」は通用せんよな。裕一さんがネギを齧る瞬間、「苦労したね」とネギらいたくなる私でした。
正直、コロナが収まらずどんどん拡大したら、撮影再開も無いかも…と思っていたし、いつまた中止になるかもわからなかった。主役級の人が罹患したら終わりですもんね。
志村けん氏の死は悲しかったけど、映像に残せて良かった。人はいつ死ぬかわからない。
エール後半戦は戦争に突入するので、死も生も様々な重みを感じながら見守ることになるでしょう★
あっという間でした。6月末には「これから再開まで長い。。。」と悲しんでいたのが、もう9月!
そしてもう暮れの紅白歌合戦の話題とか出たりして。今年はなんだったのだろう。コロナしかないよ。
ということで朝ドラの感想も再び書こうと思います。
第12週の「双浦環・パリ恋物語」まで書き、第13週の「スター発掘オーディション」は、まだでした。
再開直前まで置いておこうと。。。先週再放送で見てたら、やっぱりミュージカル界の2大スターが共演してるって豪華ですね。素晴らしいわ。
歌手・伊藤久男がモデルの佐藤久志くん、音楽学校を首席で卒業しても4年も職がなかったのね。
古関さんの自伝本を読むと、確かにこの時期、伊藤さんはニートしてたようです。実家はお金持ちだから、仕送りで生活には困らなかったか。でも「プリンス」として鳴らした彼にとっては、屈辱の日々だったのでは。
赤ん坊からすっかり大きくなった華ちゃん(4歳)も、古山家の家族とも言える喫茶バンブーで可愛がってもらってます。
音ちゃんは子育てで忙しそう。やっぱり昔は保育園も無いし習い事だって無いから、1日中お母さんがつきっきりで面倒みてたんだろなー。お母さんに見てもらおうにも実家は遠いし。そりゃヒマないよね。
裕一さんに音ちゃんが「もうちょっと華が大きくなって手を離れたら、音楽の勉強再開しようかな。どう思う?」って聞くところ、少しハラハラしちゃった。一瞬間があって裕一が「いいと思う!応援するよ」って言ってくれたけど、妻がそう言いだすのを待っていて、「ついにその時が来たか!」と、感慨深かったのかな。
史実ではこの後、「裕一さんの作った曲と用意した大舞台で、音さんが華やかに歌う」究極の夢は、ちゃんとかなえられます。でもかなり時間が要りますが。。。そこをちゃんとドラマでは描いて欲しいわ。飛ばしたら怒るよ!
さてコロンブスレコードの新人歌手オーディション、この頃、ヒットメーカーの木枯さん(古賀政男)がテイコクへ移籍してたので、コロンブスとしては是が非でも「ドル箱」スターを売り出したかった。
裕一は久志にオーディション挑戦を勧め、なんと音ちゃんの故郷・豊橋からも恩師・御手洗ティーチャーが上京してきます。御手洗Tは音楽教室を畳んで、歌手になる夢に賭けた!
古山家に居候して練習に余念のない二人の、火花がバチバチ飛ぶ「歌唱対決」が、アホらしくも(笑)楽しく見ごたえあります。
余談ですがこのあいだ「うたコン(NHK)」に古川雄大さん出てて歌ってはったのですが、ドラマで見せていた「御手洗Tの歌声」とは違ったものでした。役になりきって歌い方を変えるのね。私は個人的に御手洗T歌唱の「船頭可愛いや」が好きです。
二人は書類審査委を通過し、いよいよ最終オーディション。スタジオで様々な歌手志望者が歌いますが、「殿様キングス」の宮路さんが出てたのがお笑いです。懐かしいなー!昔とぜんぜん風体が変わってないよ(あの頃からおじいさんだったよ!)。
汽車マニアみたいな見事な歌い手さんがいましたが、中川家かと思ったよ。。。三味線の方も上手かった。女性が出てこないのが残念。
久志は裕一にアドバイスしてもらった「丘を越えて」で挑みました。木枯さんの大ヒット曲。明るくはずむ感じで久志にピッタリ。
御手洗Tと一騎打ち!と思いきや、新聞で発表された新スターは、帝国ラジオ(NHK)の御曹子の若者でした。
この18歳「寅田熊太郎」というスゴイ名前の色男を演じているのは、ジュノンスーパーボーイで優勝なさった方とか。役者デビュー作でいきなり朝ドラの重要人物。なかなか上手い「嫌なヤツ」でした。
裕一さんはこの新人のために新曲を描きおろしてますが、果たして大ヒットとなるのか?
「船頭可愛いや」の大ヒットから4年間、それを超えるヒットは出なかったようですが、自伝本の年表を見たら膨大な曲を作っていたことがわかります。何より「六甲おろし」がこの頃(昭和11年)作られていたなんて、関西人としてはビックリです。
この週は久志の幼少時代が描かれ、藤堂先生に励ましてもらい歌に目覚めたこと、父の再婚相手をなかなか「お母さん」と呼べなかったこと、様々な屈折が後の「カッコつけ久志」となってるのかと思うと面白い。久志は戦中戦後ちょっと大変なことになるのですが、朝ドラでは描かないかもね。。。私は描いて欲しいけど。
久志はオーディションには落ちたものの、研修生としてコロンブスレコードに拾われます。
プライドもあるから、断ろうと思ってた。でも、落選したライバル・御手洗ティーチャーに、
「こんなビッグチャンス、断っちゃダメ。選ばれた者は、輝かなければ!」
と諭されます。ここ、グッときた~
「神に選ばれし者は、その才能を存分に輝かせる責務がある」
映画のフレディ・マーキュリー見てて、思ったことでした。
まだ若く働いたこともないお坊ちゃん・久志と、人生経験を重ね苦労してきた御手洗ティーチャーとの対比。見事でした。御手洗T、ええ人ですねえ。戦後も長生きしていつか美輪明宏化して出てきてくれませんか
嵐のような日々が去って、裕一の新曲も出来上がり、さあやっと家族団らん平和に~と思っていたら、「おにぎり」みたいな風貌の若者が古山家にあらわれ。。。ってとこで中断でした。
あ、音ちゃんの作るお味噌汁に、「具(ねぎ)」が入るようになっていたのが、最大の発見でした笑。子供には「具なし」は通用せんよな。裕一さんがネギを齧る瞬間、「苦労したね」とネギらいたくなる私でした。
正直、コロナが収まらずどんどん拡大したら、撮影再開も無いかも…と思っていたし、いつまた中止になるかもわからなかった。主役級の人が罹患したら終わりですもんね。
志村けん氏の死は悲しかったけど、映像に残せて良かった。人はいつ死ぬかわからない。
エール後半戦は戦争に突入するので、死も生も様々な重みを感じながら見守ることになるでしょう★