上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

動画配信・白鳥たちの足★

2021-03-21 | うぐいすよもやま日記
今日の夜までの無料配信になんとか間に合った!
パリ・オペラ座がパトリック・デュポン追悼「白鳥の湖」全幕を、公式サイトで配信していたのです。
なんせ二時間半もあるから、集中して見る時間を確保するのが大変ですが、おかげで毛利臣男さんのゴージャスな衣装も見ることが出来ました。
1992年当時、「歌舞伎メイク」の悪魔で話題でしたが、「あ。キッスやん」思った(笑)。
次から次へと豪華コスプレです。踊りにくくないかしら。でも見ごたえありますね~。
音楽も勿論生オケだし、絶頂期のデュポン王子が恋に悶える様が、なかなか母性愛をくすぐります(ホンマか)。
オデットよりオディールがハマっているピエトラガラ嬢の、気合いの入ったキレキレの踊りがまた絶品。
道化がエリック・キエレでこの衣装も凄い。出番多し。
ヌレエフが王子様役だった時、確かデュポンが道化役でした(そんな時代もあったのです)。

オペラ座の舞台は奥が広くて、白鳥の群舞の美しいフォーメーションが、万華鏡の如く変化していきます。
上から見ないとその美しさがわからないから、バレエは二階から見るのがいいのかも。
いつも群舞で寝てしまうんですが、今回は美しくて起きてました(笑)。
そしてみなさん。
足の形が綺麗過ぎ!
膝から下のしなり(=カーブ)がなんとも優雅で、足の甲は反対側にカーブ。
群舞の白鳥たち全員、そのような美しい足を持つバレリーナたちで、深いため息が出ます。
そして皆さん、足は常にシャープに動いているのに、上半身はあくまで優美。
「白鳥は水の下で懸命に足を掻いている」あのことわざ通り?

私はデュポンはそんなにプロポーションが良くない、と思い込んでいたのですが、こうして久しぶりに王子スタイルを見たら、なんとも美しい足の形、爪先やないか~。
男性も全員、足の形が優美なんです。体が芸術品。
もうね。
バレエは膝から下が全てです!
って力説したいぐらい。
それぐらい足に執着する私です。
いやでも、ピエトラガラのオデットのとろけるポール・ド・ブラも素晴らしかったよ。

ぶらぼーオペラ座!さすがの太っ腹。
輝かしい舞台を見ることが出来て、また涙ぐむ。有難い限り★
コメント
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