香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

海岸列車

2009-11-03 19:19:39 | 本のこと
宮本輝さんの『海岸列車』
もう、読むのは何度目でしょうか
大好きな宮本輝さんの小説の中で
数々の物語上の人物の中で一番好きな人
手塚夏彦と高木澄子が出てくる小説

 幼い日、母に捨てられた兄と妹、夏彦とかおり
 愛を求めてさまよう青春期の二人は、折にふれて
 海岸列車に乗り、山陰の海沿いの小駅に降り立つのだった。
 何のために?生きることの<依りどころ>を希求する
 兄と妹に、何が啓示されるのか。男と女の愛のかたちの
 中に、人生の意味を深く問いかける宮本文学のロマン大作

読むたびに、かおりや夏彦に会いたくて仕方が無くなる
ボウ・ザウナの生き様に涙が出そうになる
出てくる人たち皆が愛おしい


雑誌[エクラ]で連載中の宮本輝さんの小説
『水のかたち』27回目まで進みました
私のクリアファイルも3冊目がもうすぐ終わります
50歳をすぎた志乃子さんの性格そのままに
やんわりした雰囲気で小説は進んでいます
1回目から読み直し始めました

今日も寒い1日
ついつい、家にいるときは丸~くなって過ごしちゃいます