中島京子さんの『小さいおうち』
芥川賞を読んだあとは、直木賞作品というわけじゃないんだけど
続いて読んでしまった
中島さんの作品は1冊だけ読んだものがあまり印象良くなく
もう読まないだろうなぁと思っていたところ、
今回の直木賞受賞で特集された「王様のブランチ」にての
インタビューを見て、面白そうだなと思ったのと
中島さんのお話や雰囲気が好きだなとも思って読んだ
期待以上に好きになるお話
昭和初期から戦時中まで女中として働いたおうちでの出来事を
80歳を過ぎたいま、回想しながら書いているという設定
それを見る甥の息子や当時の人たちのことなど
淡々と、飄々と語られて行く
お話の中で、戦争中なのに深刻さが足りないと言われるところで
向田邦子さんがエッセーの中で
戦時下、大変な状況ではあったけれども、
わたしたちはちょっとしたことで笑っていた
というようなことが書かれていた事を思い出した
インタビューでもたくさんの資料を読まれたとのことだったけど
ああ、そうだったんだろうなぁと思って読んでいた
赤い可愛い表装をとると、昔の本っぽい表装
お気に入りの本がまた1冊増えました
芥川賞を読んだあとは、直木賞作品というわけじゃないんだけど
続いて読んでしまった
中島さんの作品は1冊だけ読んだものがあまり印象良くなく
もう読まないだろうなぁと思っていたところ、
今回の直木賞受賞で特集された「王様のブランチ」にての
インタビューを見て、面白そうだなと思ったのと
中島さんのお話や雰囲気が好きだなとも思って読んだ
期待以上に好きになるお話
昭和初期から戦時中まで女中として働いたおうちでの出来事を
80歳を過ぎたいま、回想しながら書いているという設定
それを見る甥の息子や当時の人たちのことなど
淡々と、飄々と語られて行く
お話の中で、戦争中なのに深刻さが足りないと言われるところで
向田邦子さんがエッセーの中で
戦時下、大変な状況ではあったけれども、
わたしたちはちょっとしたことで笑っていた
というようなことが書かれていた事を思い出した
インタビューでもたくさんの資料を読まれたとのことだったけど
ああ、そうだったんだろうなぁと思って読んでいた
赤い可愛い表装をとると、昔の本っぽい表装
お気に入りの本がまた1冊増えました