香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

夜の光

2011-09-11 17:56:12 | 本のこと
坂木司さんの『夜の光』

 本当の自分はここにはいない。高校での私たちは、常に仮面を被って過ごしている。
 家族、恋愛、将来……。問題はそれぞれ違うが、みな強敵を相手に苦戦を余儀なく
 されている。そんな私たちが唯一寛げる場所がこの天文部。ここには、暖かくはな
 いが、確かに共振し合える仲間がいる。そしてそれは、本当に得難いことなのだ。

感受性の豊かな、それぞれに家族や心の奥に問題を抱えている4人
部長だからブッチ、ギャルに見えるからギー
芸術家タイプのゲージと、一見お嬢様風のジョー
読んでいて、胸がきゅっと苦しくなるけど、
心根の豊かで、人にやさしく、正直な四人にドンドン惹かれていく
なんとなく、懐かしい気持ちにもなり、やさしい小説でした

昨日は色々と用事もあり、走らなかったので
今日はまた北大の中をゆっくりと走って、
いつものように紀伊國屋書店に寄ったあと
サンマルクで一休み(休日のパターンになりつつあり
帰り道は、北大の中でも通ったことの無い道を走って帰ってみました

右手には昔の札幌農学校厩舎などがあり
左手に行くと、「動物のお医者さん」で有名になった
北大獣医学部棟の方に行く道
この前、北海道マラソンのコースになっていたの

この頃、時間があるときに少しづつこのブログで書いた
読んだ本の内容を「ブクログ」の本棚に入れる作業をしていたの
評価っていうのはなんだか難しいし、申し訳ないのだけど
3年間の自分の読んだ本を再確認していると
読んでいたことを忘れていたり、ああ、この時はなぁなんて思い出したり
ちょっと面白かったな
全部で262冊、カテゴリーを作家さんの名前にしたので
やたら増えちゃったけど、自分のためにも本棚を作ってよかったかも