香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

黄蝶舞う

2012-07-21 21:34:46 | 本のこと
浅倉卓弥さんの文庫『黄蝶舞う』

 頼朝・頼家・実頼ら源将軍家の闇に光を当て、ベール
 に覆われた悲劇を鮮やかに描ききった幻想連作短編
 集。頼朝と清盛の相剋、謎に包まれた頼朝の死をめぐ
 る因縁を描く[されこうべ]、『従前時物語』に想を得
 た[双樹]、実頼暗殺事件を実頼・公曉双方の生涯か
 らドラマチックに迫る[黄蝶舞う]と[悲劇の娘]、頼
 家と実頼の実姉・大姫の儚い生を描く[空蝉]の五編
 を収録。著書初の本格時代小説、待望の文庫化。


大河ドラマ『平清盛』をとても楽しみに毎週見ていて
今まで、ぜ~んぜん知らなかった平安時代のことに
がぜん興味を持っていたところ
札幌出身の作家・浅倉卓弥さんのこの文庫を本屋でみつけて
読めるかなと少し自信なくも手に取っていたのです
浅倉さんの小説は、今まで何度か読んでいますが、
読みやすくて、面白かったので大丈夫かなと思って。。。
平安時代というよりも、血に呪われた鎌倉時代の小説でしたが
平清盛の偉大さ・怨念、源家の因縁と残酷さ、無惨さが
歴史の知識の無いわたしにも痛いほどわかりました
知らぬ間に、心の中の言葉まで「~~してはならぬ」なんて
時代調の言葉になっていたりして
今週は,夜、家に戻ってからはすっかり嵌っていました
この中には出てこなかった義経のこと、清盛のこと
もっともっと知りたいなぁ、どうして今まで知らなかったのなんて
無知な自分を叱りつけたい気持ちでいっぱいです
この時代の小説、マンガ、何かお勧めがあったら教えてください

東京の方は、少し涼しい日が続いていたようですが
札幌も今週は過ごしやすい日が続いています
あまり暑くならないとうれしいけど、冷害にまでなってほしくないな
今日、休日にしては早い時間にいつものコースを走りはじめて10分ほどで
赤信号で止まっていたら、知り合いの設計事務所の常務に偶然会いました
10年以上前に事務所協会の旅行で顔見知りになってからの細く長いお付き合い
今でも年賀状のやりとりをしていて、やさしくしてくれる方なのです
今年の年賀状にホノルルマラソンに出ましたと写真付きで
すっごく驚いたので、そのことを聞いたりして
しばらく立ち話に花が咲いてしまいました
還暦過ぎているので、7時間かけての完走だったらしいのですが
挑戦すること、完走することが素敵だなぁと思い、うれしくなりました
そして、常務もこの頃忙しくて練習していなかったけど
香さんが走っているのを知ったら、刺激されちゃったよ 
走りたくなっちゃったよと言ってくれたことも、なんかうれしかったな