香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

さよなら、私

2013-03-18 22:13:46 | 本のこと
小川糸さんの『さよなら、私』

 中学時代の同級生が自殺した。お別れ会のために帰郷した私は、
 七年ぶりに初恋の相手ナルヤに再会する。昔と変わらぬ笑顔を
 向けてくれる彼だったが、私は不倫の恋を経験し、夢に破れ仕
 事も辞めてしまっていた。そんな私をナルヤが旅に誘い・・・。
 会社が嫌い、母親が嫌い、故郷が嫌い。でも、こんな自分が一
 番嫌いだった。だから私は旅に出ることにした。


名古屋への行き帰りの飛行機の中で読みました
読み終わってからちょっと時間が経ってしまった
何もかもうまくいかず、自分がいやで、まわりがいや
そんなときって、自分自身で悪くしているところもあったりする
どうしても、いやなこと、我慢できないことがあって、
それが態度や言葉に出てしまったあと、とてつもなく後悔をする
人は自分の鏡だから、嫌な顔をする人にやさしくなんてしてくれない
でも、それでも、変わらずにいつも変わらずに
やさしい人でありたいと思う・・・
いつものそんなグルグルと考えているようなことで悩んで旅に出る
うまくいかなくても、ひとつだけでも前に進める、希望がある
そんな小説だったような気がします

先週の金曜日に、久しぶりのQPちゃんとYukoさんとランチ
QPちゃんは、来月に出産を控えて産休に入ったところなので
お酒抜きで、わたしの会社の近くまで来てくれました
ビストロ プロスペレ アンサンブルというフランス料理のお店
シェフがひとりでやっているので、時間がかかるのですが
と~っても美味しいのです ランチはお得感たっぷりだし
ま、ランチタイム2時間とっちゃいましたが、、、
  
オードブル、パスタ、デザートのコース
全部美味しかったのですが、デザートは涙ちょちょぎれました
10年ほど前に、良く通っていたお店で知り合ったQPちゃんと
会社の上司の奥さまなんだけど、いつの間にか仲良くしてくれているYukoさん
あの頃はずっと変わらずにみんな付き合って行くと思っていたけど
時が経つと、想いもかけないような形で変わっていく中で
こうして3人でおしゃべりして美味しいものを食べて、笑っている
そんな縁をとてもうれしく感じました
大切な人たちとは、細く長くでも、ずっとお付き合いしていきたいなぁ