香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

父の詫び状

2013-06-03 22:14:15 | 本のこと
久しぶりに再読 向田邦子さんの『父の詫び状』

 宴会帰りの父の赤い顔、母に威張り散らす父の高声、
 朝の食卓で父が広げた新聞……
 だれの胸の中にもある父のいる懐かしい家庭の息遣いを
 ユーモアを交じえて見事に描き出し、“真打ち”と絶賛されたエッセイの最高傑作。
 また、生活人の昭和史としても評価が高い。
 航空機事故で急逝した著者の第一エッセイ集。解説・沢木耕太郎


初めて読んだのはもう30年くらい前のことで
20代から30代のときに、何度も何度も読んだエッセイ
わたしも知らない、戦前戦後の昭和の時代が生き生きと瑞々しく、
まるで、向田邦子さんと一緒にお茶の間に座っているようです
何十年も読み継がれている向田作品、
いまさらですが、やはり面白く、そして切ないです

昨日のマラソンの疲れがなんだか取れなくて疲れ気味
大通公園に、真っ白いライラックが咲き誇っていました

ライラックの季節らしく、今日はちょっと肌寒かった
・・・リラ冷え・・・
この言葉を覚えたのは、雑誌りぼんに掲載された太刀掛秀子さんのマンガだった
懐かしい、乙女チック満載のマンガでした

道庁旧本庁舎の前庭は桜の絨毯が敷いていました

疲れた気持ちがなんだか癒された感じ