香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

影法師

2013-06-22 20:39:29 | 本のこと
百田尚樹さんの『影法師』

「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」
友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。

頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。
下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、
彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。
確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。
その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。

「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。
「まことの侍の子が泣くな」勉学でも剣の腕でも敵わない。
誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった。

単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場!


江戸時代のどうしようもない階級制度と
若い勘一、彦四郎たちの正直さと清廉さにやるせなくなりました
結末は、今の世の中を生きるわたしにはどうにもわからず
そこまで・・・と絶句してしまう感じもしましたが
生まれた場所、環境で、自分の人生の殆どが決まってしまう世に
生きていかなくてはならない人たちの覚悟が悲しく
なんとか、国のため家族のため、そして愛するひとのために
一生懸命に生きていこうとする姿に感動しました
自分に与えられた役割が必ずあると信じて生きる清さ
すごいことだなと思いました

文庫本にだけ収録された「もう一つの結末」は
気持ちを想像すると、悲しくて悲しくて涙が出そうでした

    

今日は北広島のエルフィンロードで少し長めの18km走ってきました
霧雨が降ったりもしたのですが、雨があがると
エゾハルゼミが一斉になきだし、緑の濃い香りがして
苦しかったけど、気持ちのいい森林浴ランでした

帰りに、大通公園の花フェスタをプラプラと見てきました



色々なガーデニングがあってきれいだったけど
周りの樹々も花が咲いて可愛かったです


うちのズッキーニも花がついたのだ

実はつくかなぁ

花フェスタに出展していた岐阜美濃の陶器のお店にいた
かわいいかわいい子たちも、うちに来てくれました