香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

精選女性随筆集 十一

2014-03-02 18:22:56 | 本のこと
文芸春秋から出ている
精選女性随筆集は
作家の川上弘美さんと小池真理子さんが
1幸田文
2森茉莉・吉屋信子
3倉橋由美子
4有吉佐和子・岡本かの子
5武田百合子
6宇野千代・大庭みな子
7白州正子
8石井桃子・高峰秀子
9須賀敦子
10中里恒子・野上彌生子
それぞれの女性作家さんの随筆を厳選しています
読みたいなぁと思っていたのですが
単行本なので、まあいいお値段もするので
本屋で眺めたり、パラパラとめくるばかりでしたが
今回最後に出た
11向田邦子
12石井好子・沢村貞子
向田邦子さんじゃないですか
手に取って、そのままレジに進んでしまいました



 向田邦子の書いたものにはすべて、
 「人間くささ」がある。
 「人間らしさ」ではない。
 あくまでも「くささ」である。
 大仰なことはひとつも書かれていない。
 書かれているのは身の回りのこと、
 誰もが経験すること、思い当たること、
 身に覚えがあることばかりだ。
 そうそう、そうなのよね、わかるわかる・・・
 といったあの感覚である。(小池真理子)


書かれた時期ごとに3部に分かれています
邦子さんのエッセイは全部読んでいるので
新しい驚きはないのだけど
今だから、胸にささること
切なくなること、
優しくされているような気持ちになることがあり
選ばれたエッセイも順番もとてもいいなと思いました

(女を斬るな狐を斬れ)から
自分がやさしくないと、つまりガサツに生きていると
人のやさしさにも鈍感になります。・・・

邦子さんの淡々としたエッセイは
背筋を伸ばして、でも偉ぶらずに
前を向いていこうと、いつも元気をもらえます



すごい風邪をひきました
というか、まだ完治していませんが
木曜日の夜、ちょっと大きな仕事が一区切りついて
疲れたので、早めに帰らせてもらったのですが
帰って来たら、寒気がして、熱を計ったら38℃以上で
次の日までずっと高熱の状態だったので
金曜日に仕事を休んで病院に行ったら
インフルエンザじゃないかと言われて検査
インフルエンザではなかったので、
風邪の薬をもらって、スーパーで食べ物を買いこんで
今日まで、家で、寝て、食べて、薬飲んで、寝ての生活
今日のお昼くらいにやっと平熱になったのですが
まだ咳が出るので、いまはムクムクの格好で
Twitter文学賞のustream中継を聞きながら
このブログを書いています
いつ、どこで風邪をひいたのか
体が弱ると、気持ちも落ち込んでしまう
気をつけないとダメですね