香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

薔薇を拒む

2014-06-06 22:12:50 | 本のこと
近藤史恵さんの
『薔薇を拒む』



施設で育った博人(ひろと)は進学の援助を条件に、
同い年の樋野と山奥の洋館に住み込みで働き始める。
深窓の令嬢である小夜をめぐり、
ふたりの想いは交錯する。
洋館に関わる人物の死体が発見され、
今まで隠されていた秘密が明るみに出た時、
さらなる悲劇が――。
気鋭の作家が放つ、
最終行は、読む者の脳を揺さぶり続ける。


静かな何もない場所で
何の希望も持てず孤独だった博人の語りに
引き込まれて、あっという間に読みました
過酷な人生を背負っている人たちの集まり
少しでも幸せな気持ちを持ってほしいのに
結末が想像を絶してしまった
悲しい気持ちで読み終わりました

今週は暑い日が続いたのと
仕事で外に出ることが多かったせいか
今日の午後からは、なんだか疲れてしまった
明日、明後日の休みの前の金曜の夜が
一番、ゆっくりとした気持ちでいられるのかもなぁ