吉田篤弘さんの
『ソラシド』

レコードばかり聴いていた1986年の冬、
忽然と現れ、
忽然と消えた女性デュオがいた
むかし写真誌のレイアウター、
今は文筆業のおれは、
ふと手にした古い雑誌の記事に惹きつけられる。
その二人組は愛してやまないアルバムと
一番好きな曲が自分と一致し、
片割れはかつてのおれと同じくダブル・ベース弾きだった。
彼女たち=ソラシドの断片を掻き集め、
おれは紡いでゆく――。
クラフト・エヴィング商會の物語作者が描く、
失われたものの小説。
吉田さんの小説は、静かに静かに始まる
そして、どこか変わった人たち、建物から
物語が動き出していくのが心地よい
1986年、渋谷区と世田谷区の間の
松見坂の上にある「空中の長屋」
まずいコーヒー、「ザ・ビートルズ」
エレファントという名のダブル・ベース
現在の「オレ」と年の離れた妹「0(オウ)」が
過去を探していく
不思議だけど、心地よく
たくさんの音楽が聴こえてくるような小説
極上の読書の時間を過ごすことが出来ました

ココ何日か、暖かい日が続いています
だいぶ雪が溶けたけれど、
まあ、またドッサリと降るんでしょうね
このまま春になるなんて、甘いよね
それでも、日が昇るのが早くなって
起きたら朝日が見えるとうれしい
春分の日まであと1ヶ月
『ソラシド』

レコードばかり聴いていた1986年の冬、
忽然と現れ、
忽然と消えた女性デュオがいた
むかし写真誌のレイアウター、
今は文筆業のおれは、
ふと手にした古い雑誌の記事に惹きつけられる。
その二人組は愛してやまないアルバムと
一番好きな曲が自分と一致し、
片割れはかつてのおれと同じくダブル・ベース弾きだった。
彼女たち=ソラシドの断片を掻き集め、
おれは紡いでゆく――。
クラフト・エヴィング商會の物語作者が描く、
失われたものの小説。
吉田さんの小説は、静かに静かに始まる
そして、どこか変わった人たち、建物から
物語が動き出していくのが心地よい
1986年、渋谷区と世田谷区の間の
松見坂の上にある「空中の長屋」
まずいコーヒー、「ザ・ビートルズ」
エレファントという名のダブル・ベース
現在の「オレ」と年の離れた妹「0(オウ)」が
過去を探していく
不思議だけど、心地よく
たくさんの音楽が聴こえてくるような小説
極上の読書の時間を過ごすことが出来ました



ココ何日か、暖かい日が続いています
だいぶ雪が溶けたけれど、
まあ、またドッサリと降るんでしょうね
このまま春になるなんて、甘いよね
それでも、日が昇るのが早くなって
起きたら朝日が見えるとうれしい

春分の日まであと1ヶ月