先月発表された第152回芥川賞作品
小野正嗣さんの『九年前の祈り』
いつものように、選評も読みたいので
雑誌、文藝春秋で読みました
三十五になるさなえは、幼い息子の希敏をつれて
この海辺の小さな集落に戻ってきた。
希敏の父、カナダ人のフレデリックは
希敏が一歳になる頃、美しい顔立ちだけを息子に残し、
母子の前から姿を消してしまったのだ。
何かのスイッチが入ると引きちぎられたミミズのように
のたうちまわり大騒ぎする息子を持て余しながら、
さなえが懐かしく思い出したのは、
九年前の「みっちゃん姉」の言葉だった──。
九年の時を経て重なり合う二人の女性の思い。
痛みと優しさに満ちた〈母と子〉の物語。
この小説は、さなえという女性の気持ちに
寄り添い、理解しようと思うやさしさがなければ
なんでこういうお話を読み続けなくてはならないのか
わからなくなり、暗い気持ちになり、理解できず
そんな風になるのでは…というか、なりました
芥川賞はむずかしいですね
久しぶりに発寒のイオンに行った帰り道の
穏やかに見える農試公園沿いの琴似発寒川
帰り道だけ、少しだけど走ろうと思っていたけど
風が強くて、すぐにめげてしまった
カエルの仲間を見つけた
フクロウのマグカップが400縁
カエルと一緒に連れて帰ってきてしまった
うちの中にいても、風の音が激しい中
久しぶりに宮本輝さんの『海岸列車』を再読
単行本も文庫本も絶版になっていたのですが
集英社文庫から新刊として発売になったのです
表紙の古屋亜見子さんのイラストがとても素敵
単行本は1989年発売だから26年前の作品
もう何回読んだんでしょう
この小説は、宮本作品の中でもとても好きな作品で
いま、読んでいても古さを感じない
しばらく、海岸列車の旅に出ております
小野正嗣さんの『九年前の祈り』
いつものように、選評も読みたいので
雑誌、文藝春秋で読みました
三十五になるさなえは、幼い息子の希敏をつれて
この海辺の小さな集落に戻ってきた。
希敏の父、カナダ人のフレデリックは
希敏が一歳になる頃、美しい顔立ちだけを息子に残し、
母子の前から姿を消してしまったのだ。
何かのスイッチが入ると引きちぎられたミミズのように
のたうちまわり大騒ぎする息子を持て余しながら、
さなえが懐かしく思い出したのは、
九年前の「みっちゃん姉」の言葉だった──。
九年の時を経て重なり合う二人の女性の思い。
痛みと優しさに満ちた〈母と子〉の物語。
この小説は、さなえという女性の気持ちに
寄り添い、理解しようと思うやさしさがなければ
なんでこういうお話を読み続けなくてはならないのか
わからなくなり、暗い気持ちになり、理解できず
そんな風になるのでは…というか、なりました
芥川賞はむずかしいですね
久しぶりに発寒のイオンに行った帰り道の
穏やかに見える農試公園沿いの琴似発寒川
帰り道だけ、少しだけど走ろうと思っていたけど
風が強くて、すぐにめげてしまった
カエルの仲間を見つけた
フクロウのマグカップが400縁
カエルと一緒に連れて帰ってきてしまった
うちの中にいても、風の音が激しい中
久しぶりに宮本輝さんの『海岸列車』を再読
単行本も文庫本も絶版になっていたのですが
集英社文庫から新刊として発売になったのです
表紙の古屋亜見子さんのイラストがとても素敵
単行本は1989年発売だから26年前の作品
もう何回読んだんでしょう
この小説は、宮本作品の中でもとても好きな作品で
いま、読んでいても古さを感じない
しばらく、海岸列車の旅に出ております