香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

がっかりだよ

2015-12-13 20:32:16 | 本のこと
12月らしく忙しくしていた1週間
気を張っていたつもりだったけど
週末にすっかり風邪をひいてしまったみたい
金曜日に早退して、土曜日お昼まで
ほぼ布団の中にいた…がっかり

吉本隆明さん、ハルノ宵子さんの
『開店休業』




父母の故郷天草の雑煮、今はなき三浦屋のレバカツ、
母にねだった塩おにぎり、少年期の大好物焼き蓮根、
自ら絶品と称した手製の豚ロース鍋……。
食を通じて蘇る記憶はどれも鮮やかに
「家族の日常」を浮かび上がらせる。
あわせて、長女・ハルノ宵子が
愛情とユーモア溢れる筆致で
晩年の父の姿を瑞々しく綴る。
胸と胃袋を打つ、珠玉の食エッセイ。


吉本隆明さんの本は難しそうで読んだことがないという体たらく
エッセイも難しいのかなと思って、立ち読みしたら、読みやすい
そして、独特の考え方とユーモアが興味深く楽しい
ひとつひとつのエッセイをうけて、娘のハルノ宵子さんが
お父さまとの思い出などを書いているのがまた楽しく読める
ハルノ宵子さんは漫画家なので、ちょっと載っている絵もとてもいい
ほぼ日刊イトイ新聞で、吉本隆明さんと奥様が亡くなった後の家で
ハルノ宵子さんが、猫屋台という食堂を作るお話が連載されいていた
こちら → 猫屋台

有川浩さんの
『ストーリー・セラー』



妻の病名は、致死性脳劣化症候群。
複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、
やがて死に至る不治の病。
生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。
医師に宣告された夫は妻に言った。
「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。
妻は小説を書かない人生を選べるのか。
極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。


有川浩さんの小説は、本当に読みやすい
あっという間に読んでしまう
前半の、救われない悲しいお話が
後半に入り、思ってもいない展開になる
それでも、やはり悲しく辛いお話ではあった



忙しく色々と考えてしまう日々だったけど
お天気に恵まれて、朝ランは気持ちよかった
6時はまだ日が昇っていないので
星と夜明け前の幻想的な空、
そしてピリッと冷たいきれいな空気



今日、無理をしないでゆっくり走ってみようと
久しぶりに農試公園に行っていたら
雪がほとんどなくなっていた



北大の中。もうすっかり冬の空だね