香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

黄色いマンション 黒い猫

2016-06-17 22:26:27 | 本のこと
小泉今日子さんのエッセイ集
『黄色いマンション 黒い猫』



 1982年のデビュー以来、歌手、女優として、
映画、舞台、テレビ、CM、そして執筆と活動の幅を広げながら、
そのすべてを支持され、
時を経てもぶれることのない圧倒的な存在感を放つ、
小泉今日子。

 本書は、彼女が十代の頃から親しみ、
かつては住んでいたこともある原宿の町を再び歩き、
変わり続ける街並に彼女の半世の思い出を重ねながら、
9年間にわたって書き綴った自伝的エッセイ集です。

幼い日々の記憶、中学時代の友人、デビューのきっかけ、
アイドル時代に住んだ原宿、秘密の恋、そして、父と姉の死……。
彼女にとって、今だから書けること、
今しか書けないことが本書には詰め込まれています。

 また、特別書き下ろしは、「逃避行、そして半世紀」と題し、
50歳の誕生日を迎えてから初めて、
自身の今の気持ちと50代突入への想いが綴られています。
同じ時代を生きる女性だけでなく、
彼女と共に歳を重ねてきた多くの人の
胸に刺さる彼女なりのメッセージが込められています。

 小泉今日子、待望のエッセイ集、この春刊行です。


キョンキョンの言葉は生き生きとしていて
中学生の頃、アイドルの頃、離婚して一人になった頃が
率直で、キョンキョンらしい言葉で綴られている
何回か泣きながら読んでしまう場面もあり
ちょっと切ない感じ



今日、仕事で旭川に向かうJRの中で読み終わった
表紙をとると、和田誠さんの絵の猫が現れる
こういうのは、紙の本だからこその楽しさだな