香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

利休、とと姉ちゃん、うりさん

2016-06-23 20:44:20 | 本のこと
山本兼一さんの
『利休の茶杓』とびきり屋見立て帖




幕末の京都、真之介とゆずの若夫婦が営む道具屋「とびきり屋」。
新撰組や長州藩も出入りしきな臭い世相と無縁ではいられない。
が、時代を経てよさが増す道具、
それを見極める目を武器に、
はんなりと難事をかわしていく二人。
雇い人たちにも春が訪れる。
著者逝去により図らずも最終回となってしまった。
シリーズ第4弾。


シリーズ1作目の「千両花嫁」の後、
第2、3と続けて読みたいと思っていたのだけど
本屋には置いていなくて、図らずも最終巻
安定した面白さ
第1作目では、自信がなかった真之介が
堂々とした旦那さんになっていて頼もしい
相変わらず仲のいい夫婦にもほっとする
終わってしまったのがとても残念

  

大橋鎭子さんの
「暮らしの手帖」とわたし



太平洋戦争下の防空壕の中で、家族を支えるために思いついた
「知恵を売る仕事」は、敗戦後、平和が戻って、
雑誌「暮しの手帖」として実りました。
二十代後半から60年あまり、熱い思いを持ち続けて
「暮しの手帖」に生きた大橋鎭子が、
ともに雑誌を支えた花森安治との出会い、
リュックを担いで書店をまわった創刊当時のこと、
商品テストなど独自の記事を作りだした編集室の様子、
「すてきなあなたに」の誕生秘話などを語りました。


朝ドラの「とと姉ちゃん」の影響で、本屋には
大橋鎭子さんや花森安治さん関連の本がたくさん
ドラマの設定とはかなり違う内容だけれども
一生懸命生きて、丁寧に暮らして、思いやりを持って
優しく、楽しく生きている姿に、ほっとする
文章も淡々としていて読みやすい



月曜日に、中山うりさんのライブが
レストランのやという、こじんまりとしたレストランの1室で
うりさんひとりがギターで歌ってくれた
観客は50人くらいのアットホームな雰囲気
うりさんの歌声は、本当に好き
出来立てほやほやのアルバム「マホロバ」も
持ってきてくれて、サインもしてくれた
素敵な2時間を過ごすことができたよ



9月にはバンドを連れてまた札幌でライブがあるということ
もう予約しましたよ 
今度はもっと小さな会場と言っていた
ちょっと隠れ家的なカフェなので、今度行ってみよ



夏至も過ぎて、いろいろな花が毎日咲き乱れている札幌