香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

夜の木の下で

2017-12-30 21:14:46 | 本のこと
今年最後に感想をアップする本は
湯本香樹実さんの
『夜の木の下で』



また会おうよ。
実現しないとわかっていても、言わずにはいられなかった――。
病弱な双子の弟と分かち合った唯一の秘密。
二人の少女が燃える炎を眺めながら話した将来の夢。
いじめられっ子からのケットウジョウを受け取った柔道部員の決断。
会ったこともない少年少女のなかに、
子どもの頃の自分が蘇る、奇跡のような読書体験。
過ぎ去ってしまった時間をあざやかに瑞々しく描く、珠玉の作品集


長い時間をかけて少しずつ読んでいた短編集
なんだか”死”が身近に感じてしまう
深い湖の底にいるような気持ちになる本だった
心の中が少し透明になって緩やかに流れるような気持ちで
静かに静かに読んでいられるいい時間だったようなきがする

365日、1日1日の積み重ねて
年末だからって、特別なことはないんだと思っても
やはり、年の変わり目は特別な気持ちにもなるんんだな
今年は、職場が変わり、生活環境がガラッと変わってしまい
また、昨年からの故障が悪化して、ジョギングすらできない状態が続き
そのまま、練習不足の毎日が通常になってしまって、すごいストレス
そんな中でも、楽しいこと、嬉しいこともあったけど
なんとなく、悔しかったこと、辛かったこと、不甲斐なかったことが
心に残る1年だったような気がする
年末に、母の母、祖母が亡くなり、まあ、あまり縁の深くない祖母だったし
年齢も年齢だったので、お疲れ様でしたと素直に見送ったが
10歳年下のいとこが東京で一人で心不全で亡くなったのは胸に刺さった
わたしと弟と、いとこである姉と亡くなった弟と
小学生、中学生の頃の夏休みはいつも一緒に遊んでいたんだよね
死は誰にも平等に訪れるものではないんだと、心から思う
いつかは訪れるけど、みんなそれぞれなんだよね、こわいな
なんて思ってしまう年の瀬

来年は、もう少し自分のペースを上手に掴んで
ストレスをためずに、笑顔で毎日を過ごして、
またたくさんの本を読んで、たまにふらっと旅にでて
そして、スマイルランをするんだよん!
来年もよろしくお願いします