香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

いねむり先生

2013-09-08 00:31:22 | 本のこと
伊集院静さんの『いねむり先生』

 最愛の妻である女優と死別し、ボクは酒とギャンブルに溺れ
 る日々にあっった。そんな折、友人のKさんが、初めて人を
 逢わせたいと言った。とてもチャーミングな人で、ギャンブ
 ルの神様として有名な作家、色川武大(阿佐田哲也)その人
 だった。先生に誘われ、旅打ちに一緒に出かけるようになる。
 先生の不思議な温もりに包まれるうち、絶望の淵から抜け出す
 糸口を見出していく。自伝的長編小説の最高峰。


先生、Kさん、Iさん、ボクことサブローくんという名前で
小説には登場するけれども、色川武大さん、黒鉄ヒロシさん
井上陽水さん、そして伊集院静さんを想像しながら読む
途中、ちょっと出てくる落語家は立川談志さんなんだろうと想像
伊集院静さんは、色川武大さんのことを書きたかったんだな
ツラかった時に出会えた宝物なんだなと思った・・・な

    

女心と秋の空というけれど、この頃の天気はちょっと驚いちゃう
毎日、天気予報を確認して出かけるのだけど、もうっ
今日は、午後から雨の予報だったのだけど、
わたしが、ちょうど雨が降った時間、地下に潜っていたのか
雨には当たらなかったけど、千歳方面は豪雨だったとか
竜巻とか、ゲリラ豪雨とか、自然はきれいなだけじゃない
と、今朝のあまちゃんで、夏ばっぱも言ってた

午前中に走った北大の中は爽やかな天候

大野池をぐるっと歩いてみました

オオハンゴンソウはすっかり終わってた

マガモがすい~

パンとスープとネコ日和

2013-09-03 21:24:31 | 本のこと
群ようこさんの『パンとスープとネコ日和』

 唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、
 母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。しまちゃんという、体育
 会系で気配りのできる女性が手伝っている。メニューは日替わりの<サンド
 イッチとスープ、サラダ、フルーツ>のみ。安心できる食材で手間ひまをか
 ける。それがアキコのこだわりだ。そんな彼女の元に、ネコの”たろ”がやっ
 てきた--。泣いたり笑ったり・・・アキコの愛おしい日々を描く傑作長篇。


WOWOWでドラマ放送されたものの原作です ドラマは → こちら
小林聡美さん主演でもたいまさこさんが出て、
群ようこさんの原作といえば、映画「かもめ食堂」
ドラマも見たかったのだけど、WOWOWを見る時間がとれず
解約してしまったので、せめて小説だけでもと思って
「かもめ食堂」も、小説を先に読んだなぁ

53歳のアキコの心情が丁寧に気取り無く描かれていて
仕事に対する姿勢や、考え方が好きだな
ネコの”たろ”との時間は、本当に暖かく、最後は・・・
涙が溢れて溢れてとまらなかった
昨日の夜、眠れずに一晩で読んでしまったので
朝、起きたら目がパンパンに腫れておりましたわ
ドラマは、ストーリーを見る限り、原作とちょっと違うみたいだけど
それはそれで、見てみたいな

    

今日の夕方、仕事で外出するのが遅くなったので
まっすぐ帰らせてもらうことにして、
北海道庁赤レンガ前でやっていた「根室さんま直送市」で
お世話になった方に、大トロさんまを送ろうと思って寄ってみました


手続きをしたあと、試食しておかなくちゃと思って
長い行列に並んで食べましたが、いやぁ~美味しかった

脂がノリノリで、1匹でお腹がいっぱい
帰ってから、8。6kmちょっと早めに走ってきても
お腹がすきません
仕方がないので、ビール飲んで、胃を洗浄しております

レディ*マドンナ

2013-09-01 19:23:28 | 本のこと
小路幸也さんの『レディ*マドンナ』

 堀田家は、下町で古書店<東京バンドワゴン>を営む四世代の大家族。
 一家の大黒柱である勘一は、齢八十を超えてなお元気に店を切り盛り
 している。なにやら、そんな勘一をお目当てに通ってくる女性客がい
 るようで・・・・?。 さらには、蔵から貴重な古本が盗み出されて
 一家は大混乱!次々に事件が舞い込む堀田家を”母の愛”が優しく包ん
 で、家族の絆をますます強くする。大人気シリーズ第7段!


東京バンドワゴンシリーズ、もう7冊目なんだなぁ
ずっと、文庫になってから購入して読み続けていて
気がつくと、どんどん登場人物が増えている
これでもかというくらい、色々な問題が舞い込んでくる堀田家だけど
必ず、よい方向にことは納まるのだ
都合良過ぎるとか、非現実的と思わないで
寺内貫太郎一家を見ているような気持ちで読んだら
安心して読めて、やさしい気持ちになる本だなと思うよ

10月からドラマ化が決定したのですねぇ
土曜ドラマ東京バンドワゴン
亀梨くんが青さん役かぁ、うん、似合っているよねぇ
何といっても、お父さんの我南人(ガナト)が玉置浩二さんとは
伝説のロッカー ハチャメチャそうで心優しいお父さん
地でやれるのでは・・・
平泉成さんの勘一役は、ちょっと若過ぎる気もするけど
ドラマが楽しみだな だって、ドラマにしやすい小説だと思っていたもの
今回のレディ・マドンナ文庫本には、堀田家の見取り図が載っていたけど
ドラマ化するに当たって、形にしてみたのかなぁ
専門家としては、突っ込みどころ満載の見取り図ですが
そーいうことは言わずに、ただただ楽しみますよ わたし

    

先週は、雷や豪雨に見舞われた札幌でした
土曜日も、ずっとジメジメとした雨
夜になって、ひとりでめがね屋さんに行ってめがねを購入したのです
わたしは、ずっと目が良かったのですが、仕事柄、細かいものを見ることが多く
10年くらい前から、よく「眼精疲労」で眼科通いをしていて
数年前からは、遠視が進んで、仕事中や読書の時はめがねさんです

歴代のめがねたち、手前の縁なしめがね以外は
もう、仕事では使えなくなってしまいました
めがねが必要のなかった頃は、めがねに憧れていたけれど
めがねをかけないと困るようになると、やっかいなものだな

今日は、やっと10時過ぎくらいから雨もやんできたので
よしっと、走りに出ました
宮の森、円山、藻岩山麓通り、山の手、豊平川左岸、
しまった街中を通って、北大の方へ
北大では、マルシェを開催していましたよ

寄りたかったのだけど、汗だくのウエアと
絶対に野菜とか買いたくなるけど、持って走るのと自制
先週の北海道マラソンで応援した地点のモデルバーンでちょっと休憩

うちに着いたら、ちょうど20kmちょっと
わたしにしては、よく走りました

へとへとになってマンションについて郵便受けを見たら、
身に覚えのないところからメール便が
やさしい友人が、冬になって走る時にと送ってくれました

ランニンググローブです
走る時はひとりだけど、応援してくれる人がいるのは幸せ