世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

粉雪 ねぇ 心まで白く 染められたなら

2006年02月06日 22時20分04秒 | Weblog
今宵から明日にかけて、東京に雪が舞い降りるらしい。
明日って…火曜日。
そう。
出勤日よ、出勤日。
超 ウルトラ スーパー デラックス…平日じゃん。

出勤時の雪ぐらい嫌なものはない。
足先が冷えて、感覚が無くなるのが気持ち悪い。
そして、転倒しないように真剣に歩かなければならない。これ、面倒。

毎朝、MDウォークマンのイヤホンを耳にぶっさしながら、独自の自分ワールドにトリップしつつ出社している。
ぼんやり、のっそり歩行しているので、よく車にひかれそうになる。

聴いている曲の殆どは邦楽である。
9割は小室作品。歌詞をそのまま私自身の出来事や想いに重ねて妄想し、一人でうっとりしつつの出勤。
たまにクラッシックなど聴く。
ベートーヴェンの「田園」を聴きながら目を閉じると、脳内では牧歌的世界が広がるんである。バリバリ埼玉の住宅街なのだけど…いいんである。

後ろから歩いてきた他部署のヒトに「よう!おはよう!」と肩を叩かれると、自分の世界を取り上げられた気がして、心の中で「ちっ」と舌を鳴らす。

しかし、そんな気持を押し殺し、
「おはようございまぁす!〇〇課長~!」と笑顔を振り撒く
…そう、私は心を会社に奪われた哀しき堕天使なのさ…フッ(←花輪君ふうに)。

レミオロメンという、音楽を糧としている若者の集団がいるらしい。
直近では「粉雪」という曲が売れているそうな。
早速レンタルして聴いてみたんだが、歌詞が難解なんである。

「粉雪 ねぇ 心まで白く 染められたなら」の「ねぇ」って何よ?
突発的に「ねぇ」と呼び掛けられても…ねぇ…、と思ってしまう。
歌詞全体から見て、何と無く恋愛事情が絡んでいることが推測されるのだが、
「僕」や「君」の置かれた状況がよく分からない。

やはり歳を取って、私の感性が鈍くなったからなのだろうか。
恋愛の現役から退いて久しいからなのだろうか。

唯一理解出来たのは

「僕は君の全てなど
 知ってはいないだろう 
 それでも一億人から
 君を見つけたよ」

という箇所である。
なんとなぁぁぁく、なんとなぁぁぁくなんだが、分かる…気がする。

この部分を聴いた時、このブログに来てくださる方々を思い出した。
たまたま知り合えた方、再会できた方、遠くに住んでいる方、
…出会いはきっと偶然の産物なんだろう。

「数ある居酒屋の中から、白木屋を選んでいただき、ありがとうございます!」
という、白木屋のトイレに貼付されている手書き風POPの気分も兼ねて、出会えた奇跡に感謝している。

吉熊の画像が日本中の、いや世界中のPCや携帯の画面に映るなんて、凄いことだと思うし、いまだに不思議に思う。


ネットの世界は、私がいるアナログの世界より、人との接触がずっと多い。

自分の世界に浸りがちな私。

そんな私だが、ここは本当に居心地良く感じられる。

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