世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

冬がはじまるよ

2014年11月15日 23時01分34秒 | Weblog
久しぶりに顔剃りに行ってきた。
最近、顔に吹き出物が多発するのはうっすらと生える産毛及び角質のせいだと目論んでいる。
また、頬の輪郭辺りを手鏡で凝視してみると金色に輝く草原のようになってて仰天。
産毛が、♪ざわわ~ってなってるではないか。さとうきび畑も夢じゃない。
面の皮の厚さというか肌の表面のごわつきも気になっていた。

私が通うのはマリコさんという女性が経営する近所の理容店である。
けっこうがっつりと剃ってくれ、剃ってもらったあとの化粧ノリは覿面である。
化粧水の浸透もよくなる気がする。

店に着くやいなや、
「いらっしゃ~い」
とドアをオープンしてくれるマリコさん。

襟剃り→顔剃り→眉カット→マッサージ→パック→コーヒー
という、いつもの至福コースを堪能。
これで2千円ちょっとというのだから驚きである。増税後も料金を上げなかった。
そしてマリコさんのマシンガントークに今日も爆笑。
笑い皺が増えたかも。

吸い付く肌っていう表現がぴったりの肌を撫でながら帰宅。
一皮剥けた。さっぱり。



クリーニング店に出していた衣料を引き取り、一旦帰宅後、隣町のドラッグストアへ。
私が愛用しているシャンプー「アロマスイーツ」(プルメリアの香り)を買いに行った。
美容院でも買えるのだが、こちらのほうが安いし、今日はポイントが多くつく日である。
アミノ酸のシャンプーを使用することにより、縮毛矯正の持ちが格段に違ってくる。




先日、以前いただいた「快傑シロくまくん」を使用してみたのだが、口コミ以上に私には効果があった。
特殊な遠赤外線美容シートが目の血行を良くしてクマを除去してくれる商品である。


クマー!


開いてみると・・・


ひたすらクマー!!


使用感はほのかに温かく、睡眠時に邪魔と言ったら邪魔かなー・・・という程度。


季節は、大嫌いな夏から、秋、そして冬にさしかかろうとしている。
そうなると本格的に美容に力を入れたくなる。
お洒落が楽しく思える季節、到来。


思い出を共有したい

2014年11月15日 01時12分54秒 | Weblog
そろそろ風呂に入るか、というときに母から電話が掛かってくることがある。
近況を述べあい、話の流れが足尾のことになると、母は話が止まらなくなる。

足尾は、母が中学生までいた町だ(今、足尾は日光市)。
母の父は足尾銅山に勤務していて、一家は通洞に住んでいた。

Googleのストリートビューを片手に「その道を行くと最中を売っている店がない?」と聞くと、「あるある!足尾のお土産といったら最中でね・・・」と大興奮する母。

両親と姉を亡くした母にはもうあの時一緒に過ごした人がいない。語れる相手がいないのだ。
母の兄とは疎遠になっている。
だから私はいくら眠かろうが、風呂に入らなければなあと思っていても、足尾についてを熱く語る母の話を中断することはできない。
傾聴し、彼女の思い出を自分のものにするぐらいの勢いで一言一句を胸に刻んでいる。
母が過ごした足尾での日々を脳裏に描くようにして、また次回、足尾の話が浮上した際、まるで思い出を共有していたのではないかと母をビックリさせるのが目標だ。
私自身が何度か行った足尾での記憶をもミックスさせ、もはや、何が自分が見たものなのか、何が母の思い出話なのか、最近その境がぼんやりしている。



幼い頃の母は雨が降ってくると、山の入口まで傘を持って父を迎えに行ったらしい。

モノクロームの色彩の中。
木々がない山肌がむき出しの山に流れる雨。
出口に向かって、疲れを携えながらぞろぞろと出てくる鉱夫たち。
「あれ、父ちゃんかな」
目を凝らし、傘を持ちながら待つ幼い女の子。

そんな情景を勝手に脳内で膨らませて、なんだか今泣いている・・・。

足尾に行きたくなってしまった。



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一杯のコーヒー

2014年11月15日 00時13分04秒 | Weblog
うちの部署のパートさん(Tさん)が帰った後、他部署のパートさん(T橋さん)が物品購入の申請書を持ってきた。
本来であれば、それはTさんに渡す書類である。そしてTさんが発注を行う。

急ぎであれば総務室長指示で私が発注をするのだが、急ぎではないとT橋さんは言う。

・・・だったら、パートさんの机の上に置いておけばいいではないか。どうして私に渡すのだろうか。
この世に法律がなければ、「てめーふざけるな」と、ぶん殴っていたかもしれない。

かねてより思っているのだが、彼女はうちのパートさんが不在の時に直接伝えるべきことを私や後輩女子Cちゃんを介そうとする。電話で一方的にまくし立てるのである。そりゃ自分の手元に仕事を置いておきたくないのはよく分かる。でも、急ぎでないことならば、他人の手を止めてまでも自らの欲求のまま、形振り構わず他人に仕事(書類)を預からせるのって非合理的かつ、非常識ではないだろうか。


そんな書類は預かれない。
突き返そうとしたのだが、「だってTさん(うちのパートさん)、帰っちゃったじゃん」と、そそくさと逃げるように去っていった。その表情とかも人を小ばかにした感じで、大変不快な印象を私にもたらした。

目の前にいた吉熊上司に
「これ、どうします?」
と聞いたら
「ほっとけよ」
と言うので、そのままパートさんの席に放置した。


それまで着々と平穏な気持ちで経費の貼り付けや制服業務を行っていたのに、その一件で怒りのあまり、ワナワナと震えることを禁じえない状態になり、机の中にある精神安定剤ソラナックス(0.4ミリ)を飲んだ。眠くなるのであまり仕事中は飲まないようにしているのだが、眠くなるどころか、次第に平静を取り戻すことができた。それだけ怒りが膨大だったのだろう。

社長の交通費の清算、稟議決裁の処理、店別分析、決算のまとめの書類作成をこなし、プチ残業後、後輩女子Cちゃんと帰った。
二人とも「疲れました」という言葉しか出ない。

駅で別れて、久々に喫茶店へ。増税後、喫茶店に行くのは自粛しているのだが、今日はこのイライラした気持ちを家に持ち帰りたくなかったので寄った。店員の話によれば、来週からコーヒーの価格が上がるらしい。ちょっと一服の敷居が高くなるだなんて。ショックである。

来週はまた他部署への応援もあるし、経費分析も行わなくてはならない。制服の申請も多く、きっとまた息つく暇もないのだろう。精神的に余裕がないので、怒りの沸点も低い状態なのだろうか。
「急ぎじゃないのならばパートさんの机に置いておいてくださいね」と言えば済むことだったのかもしれない。
どうやら一杯のコーヒーは私の心に深く沁み渡ったようだ。



明日は休み。
思いっきり寝よう。