世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

秋刀魚の香りに誘われて

2005年10月04日 02時07分05秒 | Weblog
退社後、京浜東北線、武蔵野線、埼京線を乗り継ぎ、ハナ殿宅へ。
夜景が見える素敵なお家。
最初一人だったのに、いつの間にか三人になった猫にゃん達に挨拶するも、やはり嫌われる…_| ̄|〇
っていうか、警戒される。

今宵は、気仙沼沖で捕れたフレッシュな秋刀魚をご馳走してくれるとのお誘いを受けたのだ。
(亮子が料理できないから、誘ってくれたとのこと。嬉しいッス♪)

スーパーで買い物をし、早速台所に立つハナ殿。
魚をオロしたことがない私は、ハナ殿。の台所仕事に釘付け。
すげぇよ、マジで。
首を落とした後に秋刀魚の体の色がさっと変わる様子など、大変興味深かった。

冷凍庫の中には何十匹の秋刀魚たちが…。秋刀魚の宝庫である。
光る背がまるで本物の刀のようだ。ぴか~★

焼き秋刀魚、秋刀魚の刺身…新鮮な秋刀魚は、口に入れるとほのかに甘味が広がる。
また腹腸が白く、苦くない。
骨と頭と尾以外ぺろっと食べてしまった。

その他に、ハナ殿はサラダやスープを瞬時に作ってくれた。

日付変更線を跨ぐ時間まで語った。
いつも様子がおかしい私の話を聞いてくれる。
そして独特の突っ込み。
今宵も色々レクチャーしてくれた(笑)
(S講座は忘れないよ。実践してみるよ、機会があったら…)

ありがとう&ごちそうさま、ハナ殿。

大宮経由で帰宅。
次回は三人の猫にゃんに好かれるよう、努力してまいります…。
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使用前

2005年10月04日 02時00分35秒 | Weblog
いただきま~す♪
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使用後

2005年10月04日 01時59分39秒 | Weblog
ご馳走さま
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アントワネットのご出勤

2005年10月02日 23時44分00秒 | Weblog
会社の先輩の結婚式二次会へ。
前日は汗と埃まみれの宝石たちをクリーニングし、今朝は早起きしてネイルサロンと美容室の梯…。
気合いが入ると、休日でもキビキビできるんだね、自分。
結婚式の二次会…殆どの女子が気合いを入れる。
そんな光景を見て、多くの殿方は「大変だねぇ」と感想を漏らすが、女子は女子でけっこう楽しんでいるんである。

本日はお日柄も良く、ワイン色のワンピースとシフォンのストールといういでたち。
秋だし。
ネイルもワイン色にしてもらった。

髪は多分巻くのだろうと予測して、整髪料はつけず。
よってボサボサの頭のまま、池袋の美容院へ。

「どんな風にする?」と関根さん。
普段は下ろしていることが多いので、ヘアアレンジに疎い私。よくわからん。
「そうですねー。んじゃ~普通にマリーアントワネットみたいな感じでお願い致します」

マリーアントワネットは普通じゃないよー等突っ込まれつつ、アイロンで巻き巻き巻き…。
全体を巻き上げた後、頭上部を高くアップに、下半分を下ろし「アントワネットヘア」の完成。
あちこちスプレーし、剛鉄そうである。
チャゲアスの「YAH YAH YAH」のプロモ並の風が来てもビクともしなさそう。
気合いが一本一本の毛先にまでみなぎっている感じ。

浦和へ。
以前の勤務先があった土地。久々に上陸した。

コルソの化粧室で化粧の最終チェックをし、ストールを巻いて胃薬飲んで、いざ出陣。
新郎新婦の会社関係の人々や学生時代の友達が沢山来ていた。
アントワネットって言っているのに
「これからご出勤?」
など言われた。何度も。
「指名料、高いですよ」
と切り返した。何度も…。

アメリカンテイスト溢れるバーで、あっというまの二時間が過ぎた。

アメリカンなのに、会の開始前に♪マイアヒがエンドレスでかかっていたのが気になる…。

新郎側の友人の盛り上げ方が素晴らしく、終始笑いが耐えなかった。
綺麗な花嫁衣装に身を包んだ先輩。
すげぇ細くて美人な先輩の花嫁衣装に見とれてしまった。
お人形さんのようである。
いつも仕事を一緒にしている先輩の変貌ぶりに感動。

ビンゴでは15位。
手動シュレッターを当てた。
個人情報保護法も施行されたし…(しかし、あの法律は法人向けだったわね。)
一等はディズニーランドの招待券!羨ましい~。

お決まりの接吻シーンでは、一人で興奮してしまった。
だって、生の接吻なんてそうそう見られるものではないではないか。
駅のホームでよく接吻している人々を目撃するが、あれは風景である。
意識的に「さあ、これから互いの唇が…」というシチュエーションを拝めることってそうそうあるもんではない。…当事者になることも、ない。

興奮しつつ、そのまま三次会へ。和風の居酒屋。
新郎新婦が近くに座り、ナレソメ等語ってくれた。
また、結婚指輪の文字彫を見せてもらったり、お互いを何て呼び合うのか教えてもらった。先輩を優しく見守るご主人の姿に…満腹。

浦和駅に行くまでの道のり、新郎の大学時代の友人達とお話をする。
会社関係者以外の殿方との久々に会話。むっは~!!!
なんて楽しいのでせう。
とても新鮮だった。
新郎が私の大学の先輩というのもあり、ローカルな話題で盛り上がった。

しかし、ホームが違うので、それまで。

帰宅してシャンプーして、すっかりストレートヘアに戻った。
アントワネットな一日は終わったのでした。

…さすがに飲みすぎたので胸が焼ける。
胃薬飲んでもう寝ます…zzZ

どこ吹いた風でした くるりかざぐるま

2005年10月01日 23時56分48秒 | Weblog
言いたいこと、伝えたいこと、
たくさんあるのに、いざ、相手を前にすると何も言えなくなってしまう。
また、言うタイミングが合わなくて伝えられない。
たとえ、それが人生を変える重要なことであったとしても…。

そんな「忘れ物」、してはいないだろうか?

映画「蝉しぐれ」を観終えた後、そんなことを思った。

江戸時代の東北地方。
幼い頃から互いに淡い恋心を抱いていた男女が、各々の運命に翻弄される物語。

下級武士・牧文四郎は、謀反を起こした父の子として数々の試練を受け、一方ふくは奥勤めをしに江戸に行かされる。
やがて、お殿様の側室になり帰郷したふく。しかし、お殿様の子供を出産したことから世継ぎ闘争に巻き込まれる。
愛する人とその子供を守る文四郎の姿は、感動的だった。


最後の台詞が印象的。

ふく
「文四郎さんのお子が私の子で
 私の子どもが文四郎さんのお子であるような
 道はなかったのでしょうか」

文四郎
「忘れよう、
 忘れ果てようとしても、
 忘れられるものではございません」

交差しただけで結ばれなかった二本の糸に涙涙だった。
切ない、切なすぎ。

庄内平野の風景や岩代太郎の音楽も、ストーリーを優しく包んでいた。
日本が好きになった。
また、心配していた(?)ふかわりょうと今田耕司の演技も良かった。
文四郎の親友を上手く表現できていたと思う。
平成の世にもいそうな仲良し青年3人組だった。


「たそがれ清兵衛」を観た時、「時代劇を演じられる若い女優って、もう宮沢りえしかいないんじゃないだろうか」と思っていたが、ふく役の木村佳乃を観てその考えを否定した。気品があって凛としてて…。普段サバサバした印象の彼女だが、見事にしっとりした女性に変貌していた。観ているだけで、良い香りが漂ってきそうな雰囲気なのである。
そして、あの黒目がちの瞳。
あんな目で見つめられたら、そりゃ~文四郎も萌えるだろうよ…。

この映画のイメージソングである「かざぐるま」。
映画を鑑賞して、この曲を聴くと映画のシーンが蘇り、ジーンとする。


「ただお目にかかるため
 君がまわるため
 どこ吹いた風でした
 くるりかざぐるま

 ただ遠くはなれても
 君が笑うため
 どこ吹いた風でした
 くるりかざぐるま
 待つことも恋でした
 くるりかざぐるま」


過去に「忘れ物」はないだろうか?
今一度、確認しようと思う。
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