世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

笑いながら真剣に

2013年06月18日 21時57分51秒 | Weblog
大きな仕事の山がいくつかある。
それを切り崩している感じの今週。
コツコツと。

いよいよ、新しいデザインの制服を業者に発注する。
今日はそのデータの加工をした。全店分のサイズ明細。
最後に吉熊上司がチェックしてくださり、「数字、合っているよ」の一言で安心。
これを業者に送り、業連を出して、配送を確認して一段落。
多くの人の意見を汲み、それをまとめて業者と相談して作った、いわば作品みたいなもの。
半年強携わってきた者として、感慨深いものがある。

その業連なのだが、店舗の人がいかに分かりやすく読めるかが最大のポイントである。
くどくて読みにくかったりすると、全店から問い合わせの電話が鳴り響き、対応が大変なのである。

そこら辺のポイントを、この13年間、吉熊上司に仕込まれた。
あと、もうひとつ仕込まれたのは、グラフの作り方。
秘書検定でもたまに出る。
売上高と社員数の推移、とか。

そんな吉熊上司に、
「ゆくゆくは危険物取扱の資格を取りたいんですが」
と話した。
そしたら、
「君自身がもう危険物じゃないか」
と言われ、それを聞いていた後輩男女も一緒に爆笑!
吉熊上司の毒舌に便乗する後輩男子ししゃもくんに、私が「ひど~い!」と突っ込みを入れて、また爆笑。
笑いながらも、真剣に仕事ができた。

天気は蒸し暑くていやだが、精神的には快晴の一日。

明日も良い日でありますように。


TOO SHY SHY BOY !

2013年06月17日 21時24分30秒 | Weblog
忙しかった。
やることたくさん。
突発的な電話や依頼事が発生し、なかなか進まなかった。
新しいデザインの制服を全店に発送する準備にてんてこ舞い。
でも「新しい制服、楽しみにしています」という店舗スタッフの声を聴くと「頑張る!!」っていう気持ちになる。


そんな中、後輩女子Cちゃんとの会話の中。
後輩男子ししゃも君と吉熊上司ってシャイだよね、っていう話の時。
「観月ありさの『TOO SHY SHY BOY !』、知ってる?」と聞いてみた。

御歳28歳のCちゃんは「え?知りません」と言うではないか。
マジ!?
私が中学3年生の時、修学旅行の前に流行し、観月ありさの歌の中ではけっこう有名だと認識していたのであるが。
同じクラスのアリサカさんという女子が、自分のことを「アリサ」と呼び、第三者にもそう呼ぶように命じていた(アリサカの「カ」はどこいったんだよ!?)。
今は女優で有名だが、当時の観月ありさは、そのぐらいのトップアイドルだったんである。
彼女が炎をイメージした衣装でMステに出て、この歌を熱唱した時のことなど、昨日のように思い出せる。




で、観月ありさの「TOO SHY SHY BOY !」である。

さっそく、その認知度を探るべく、他の人にもリサーチしてみることにした。
48歳総務室室長→知ってるよ。カセット持っていたよ。
45歳経営管理室長・吉熊上司→知ってるよ。
42歳他部署姐さん→ありさちゃんのね。うん、知ってる。聖子ちゃんの方が好きだけど。
38歳総務室男性係長→知っていますよ、なんとなく。
34歳女子→シングルで持っていました。当時のCDって長細いんですよね。懐かしいです~。
33歳女子→「TOO SHY SHY BOY !」ですよね。カラオケで歌いまくりました。
31歳女子→ええ、なんとなく知っていますよ。サビの部分だけですが。
26歳後輩男子ししゃも君→観月ありさって歌手だったんですか?へえ。あまりタイプじゃないんで。
25歳後輩女子(イノシシの罠に5回かかり、タコ壺に挟まって溺れかけた山口県の離島出身)→ええ!本当ですか?観月ありさが歌うなんて信じられません。

ということで、分岐点は28歳ぐらいだと推定。
私が中学3年の時に8歳ぐらいか。じゃあ仕方ないかもしれない。

後輩女子Cちゃんが、席に人が来る度に
「観月ありさの『TOO SHY SHY BOY !』、知っていますか?」
と尋ねていて、その様子が可愛くて笑ってしまった。

トイレで遭遇した他部署の女子には私が尋問。
ついでに「某課の某女性係長が『TOO SHY SHY BOY !』を歌ってみた」という物真似まで披露する私。

自分が知っていることを歳下が知らない…そんなシチュエーションの遭遇率が高くなる。
…歳を取ることとはこういうことなのかもしれない。


ちなみに「TOO SHY SHY BOY !」の作詞作曲は、小室哲哉先生である。


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コスメティック

2013年06月16日 22時01分05秒 | Weblog
昨日図書館に行ったのだが、けっこう暑かった。
今日は家で勉強することにした。
誘惑が多いパソコンのコンセントは抜いた。

夕方、化粧をしようとしたら、化粧下地がもうほんの少ししか残っていないことが発覚。
これはヤバい。
これがないと顔が作れないではないか。
チューブを半分に切って中身を穿り出し、今日の顔は完成させた。

私が使用しているのは資生堂の「ホワイトルーセント」である。
もう十年以上愛用している。使用感が良い。もちも良い。

しかし、デパートでしか売っていない。資生堂のカウンターでカウンセリングを受けないと購入できないのである。

夕方、隣町へ買いに行くことにした。

いつもカウンセリングをしてくれるお姉さんが接客中で、今日は他の女性に対応してもらった。
美容部員って、みんな綺麗。
顔が商売道具といっても過言ではない。

化粧品業界というと、林真理子先生の「コスメティック」を思い出す。
広告代理会社で働く沙美がひょんなことから外資系化粧品会社のPRマネージャーになるんである。
単行本発刊時には「暴露小説では?」と美容業界を騒然とさせた。そのぐらいマニアックな業界のことが書かれている。


葉月里緒菜主演でドラマ化もされた。


沙美はたしか栃木の鹿沼出身だったような記憶が。
フィアンセの母親に「鹿島だっけ?」と言われたシーンがあった。
試験が終わったら読み返そうっと。



今日接客してくれたのは、妊婦さんだった。
制服がエプロンっぽくてマタニティだったし、お腹の膨らみが確認できた。
私は仕事で店舗スタッフの制服を作っている。
ちょうど妊婦さん用の制服を考えていたので、今日の買い物は大変勉強になった。

「予定日はいつなのですか?」
と言ったら
「8月です。今月で産休に入ります」
と嬉しそうに言っていた。

凄いな。あと1ヶ月ちょっとでお腹の中から赤ちゃんが生まれてくるのだもんな。
生命の神秘を感じてしまった。

さて、明日からまた仕事なわけだが。
土日は殆ど人と話さなかった。
心にお化粧して、明日から会社員モードに切り替えである。

…頑張ろう~!







冷製パスタ

2013年06月16日 11時15分59秒 | Weblog
昨日は図書館の帰りに、パスタ店でパスタを食した。
季節限定メニューの冷製パスタにした。
夏だにゃ~。

吉熊と一緒に、ウマー。




この街で生きること

2013年06月15日 23時39分54秒 | Weblog
土曜日の午前中は貴重な睡眠タイム。この時間に一週間の睡眠不足を補うのである。
昼間近に起きて、ネットを閲覧しながらコンビニで買ってきた弁当を食べるのが一週間で一番至福な時間。
クマ医師に、生理前は朝もパキシルを飲むように言われているので、そのようにする。
ついでに、キューピーコーワゴールドも飲んでおく。
やる気スイッチ、入った。

化粧して、ブローして着替えて外出。
蒸し暑い!いやー!と引き返したくなる気持ちを抑えて図書館へ。

クイックマスター問題集をもう一度解き直す。ひたすら。
46問の問題を解き終えたあと、指が痛くなった。秘書検定1級は全問題記述式なのだ。

先月に行った大リラックマ展で買った3色ボールペン。使用感が良いのでガンガン使用していたら、赤ペンだけ切れてしまった。他の色は満タンに近いのに。ブランク用紙も無くなりそうだったので、一度帰宅して取りに行った。
隣のスーパーマーケットで買えば済むのだが、勿体無いモードのスイッチが入ったもんで。


下りのエレベーターのボタンを押し、暫く待つ。
窓に目をやると、高速道路が見えた。
嗚呼、ここから見えるんだと思いながら、不思議な感覚が蘇ってきた。

高校時代、二回目のグアムへの家族旅行。宇都宮から成田空港へは、直通のバスが出ている(マロニエ号)。朝のフライトだったので、夜明け前に宇都宮を出た。
高速道路をひた走り、夜明けが近づく頃、両側に東京の風景が広がった。冬だったので、日の出が遅かったのもあるだろうが、起き始めたばかりの街がそこにあった。一つ一つの明かりの下に生活があることを感じ、あのときから、私はこの街でその生活をしてみたくなったのである。

18年後、自分がこの街に住み、当たり前のように図書館を利用するだなんて、あのときの私には想像できなかったことである。
あの灯りの下の住人に自分が今なっている。
そして、なんとか生活をしている。
不思議である。


願っていれば夢は叶うというが、そんなの絵空事だと思うことが最近多くなった。歳を取ってなんでもかんでも諦念に引き換えてしまうようになっていた。
でも、成田空港へ向かう夜明けのバスから見た東京に感動し、ここに住みたいと思ったあのときの自分だけは裏切れない。
叶った夢を保ちつづけることが今の私の使命であり、未来の、過去の自分のためにできることなのだと思った。


キープ、夢。

明日は模擬試験2回分解く予定。
頑張る!!この街で。


※あの日の高速道路で、隣の席の妹とウォークマンで聴いていた曲。
ドラマの主題歌であり、そのドラマのOPの様子が車窓に似ていると二人で盛り上がった。

若者のすべて 主題歌




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命について

2013年06月14日 22時25分33秒 | Weblog
会議の設営をしに他の建物へ。
吉熊上司と総務室の室長を頭に、みんなで一致団結して机や椅子を並べた。
いい汗かいた。ふ~。

副社長のところに寄って会社に帰るとき、玄関で鳩を見つけた。
弱っているのか、動きが弱い。
触れようとするとゆっくりと逃げる。
どうした?


ずっとつきっきりでいたかったけど、仕事中で無理だった。
仕事中に鳩の世話をしているところなんか会長に見られちゃったりしたら、それこそ咎められるに違いない。
席に戻っても、もやもやしてしまい、たまに様子を見に行った。
鳩はほとんど移動していなかった。
どうしようか…と上司に言っても「う~ん」という感じ。
HPで鳩とかを保護してくれないかと調べたら一応あることはった。
上司に相談し、もう一度鳩の様子を見に行くと、無数の羽毛が散らばっていて、鳩の姿はなかった。
…猫か?!
暗澹たる気持ちで、風にふわふわ揺れる羽毛を見つめると、鳩用の餌(コーン)も落ちていた。

ん?


誰かに拾われたのかな?
と思うようにした。
じゃないと胸が締め付けられそうで…。

その後、総務室長が文句を言いながら散らばった羽毛を掃除していた。

こういうシチュエーションって経験したことがないので、もう本当に憂鬱だった。

幼い頃、鳩レースの鳩が我が家に迷い込んで来て保護したことはあった。
親が鳩の足に着いていた輪を見て連絡をしたところ、すぐに持ち主さんがやって来た。


今日はけっこう忙しかったのだが、つい鳩のことを考えてしまい、仕事が捗らなかった。


実家で孵化して巣立った「はと吉くん」は健在。
現在建て直し中の実家だが、たまに顔を出しては、母ヨーコたんから餌をもらって喜んでいるらしい。
クルック―。



今、この瞬間においても、「命」は生まれたり無くなったりしている。
鳩の命が無くなる事なんて日常茶飯事なことなのかもしれない。
でも、でも…でも。
出逢ってしまった「命」に運命を感じ、そして考えてしまう自分は愚かなのだろうか。感傷的すぎるのだろうか。

子供のように、「命」について考えてしまう金曜日の夜である。




はやぶさの日

2013年06月13日 22時04分21秒 | Weblog
今日6月13日は、はやぶさの日だ。
小惑星探査機「はやぶさ」は宇宙空間60億キロ、7年間の歳月をかけたミッションを成し遂げ、地球に奇跡的な帰還を果たした。
その偉業を称え、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設がある4 市2 町で組織する「銀河連邦」(相模原市、能代市、大船渡市、佐久市、肝付町、大樹町)では、「はやぶさ」の開発、運用に関わった人々の「あきらめない心」、「努力する心」を全国の方々に伝え続けていこうと、6 月13 日を「はやぶさの日」と制定した。

あれから3年。
正直、私ははやぶさが地球に帰還してからのはやぶさファンだ。
あの日は池袋で映画「孤高のメス」を観て、帰ってきて、パソコンを立ち上げ、はやぶさのニュースを観てびっくりし、翌日からはやぶさの苦難の道のりを辿り、感動して涙し、はやぶさの追っかけをしだすようになった。
カプセル展示のイベントや川口先生の講演会にも行った。
プラネタリウムと映画には8回ほど、映画はやぶさ三部作もチェックした。



なんでこれほどまでにはやぶさは私の心を魅了するのか。
・擬人化されたはやぶさに対する感情移入。
・はやぶさ運用を支えた技術者、研究者たちのあきらめない勇気
・宇宙への漠然とした憧れと、そこに一人で行ったはやぶさへのリスペクト
・最後、地球へのリエントリーで燃え尽きたはやぶさの美しさへの感動

ざっと言えば上記のことが挙げられる。

思い出の数々。

カプセルの最初の展示の時。
早起きして相模原へ。
蒸し暑い中、3時間半並んだ末に見たカプセル。涙で曇った。


隣のJAXA。等身大のはやぶさの模型にビックリ。




「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH -」を初めて見た府中市郷土の森博物館にて。
超号泣。非常に遠かったのだが、来た甲斐があった。


隣の展示室にあったはやぶさの模型。




銀座のミキモトのショーウインドー。
ミキモト製はやぶさ。
添えられた
「燃エ尽キルホドニ輝クコトノ美シサヲ私タチノ心ニ呼ビ覚マス為ニ「はやぶさ」は還ッテ来タ」
というコピーは、私の人生の指針になった。



イベントにも行った。





いとかわカレーも食した。



JAXAi最後の日。
仕事のあと、丸の内まで行ってみた。
テレビのインタビューに答えたが映像は使われなかった。
しかし、リポーターの背後に少しだけ映った。



本もけっこう読んだ。




川口淳一郎先生のサイン。宝物。



これは涙なくして読めない。
はやぶさプロジェクトマネージャー川口淳一郎先生の「はやぶさ、そうまでして君は~生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話」


はやぶさに対する川口先生の親心に読み返す度に涙が出てくる。
「まほろばに 身を挺してや 宙纏う 産の形見に 未来必ず」という先生の歌が印象的。
はやぶさが地球に送ったカプセルを「たまご」に見立てて、その雛を孵し、未来に繋げることがはやぶさの本望なのだろうという意味。


はやぶさとクマで我が家はカオス。



はやぶさラストショット。
最後、はやぶさに故郷を見せてあげたいという技術者たちの粋な計らいに応えたはやぶさ。
嗚呼、私が生きる地球という場所はなんて美しいのだろうとこの写真を観る度に思う。



直向きさ、諦めない勇気、日本の底力、…色々なことをはやぶさはこの3年間、私に教えてくれた。
時は過ぎていくが、大気圏突入時のときにはやぶさが放った光は、これからも煌々と私のなかで燃え続けるのだろうと思う。



東京駅にて

2013年06月12日 22時48分26秒 | Weblog
直行直帰の外出。
たまにこういう日がある。
自由でよい反面、少し孤独。
群れからはぐれた子羊みたいな。

吉熊上司とはLINEでやりとりをした。メールより手っ取り早いので。
今日は千葉に出没したのだが、私がサボって海水浴に行かないかチェックを入れてきた。
それでも優しい吉熊上司は、私の外出の際はスマホの充電器を貸してくださる。
出先でスマホの充電が切れる切なさは、群れからはぐれた子羊が迷子になるぐらい絶望的である。


昼食は、洋食屋にて。
ドリンクバーのアイスコーヒーが激ウマで、3杯ほどおかわりをしてしまった。
オムライスも玉子がトロトロしてて、美味しかった。
見た目少ないかなと思ったが、お腹にずっしりきた。



そんなこんなで仕事を無事終了できた。

明日はレポート作成と、経費のデータ加工をする予定。
翌日、少しハードな仕事がある方がモチベーションが高くなるのはなぜだろう。
忙しすぎても精神的に苦しいが、暇すぎても困る。ちょうど良い塩梅が望ましい。


帰りに東京駅で中国人観光客のツアーに遭遇した。
中国語で書かれたツアーの旗を先頭にして、長い列は京葉線のエスカレーターを占拠していた。
旗を持つ男性を見て、ふと一人の中国人を思い出した。
12年前、北京に旅行に行った際、私たち観光客を案内してくれたツアーの青年。孫さん。
目の前のツアーのガイドさん同様、何度も後ろを振り向きながら、黄砂で煙る北京を案内してくれた。

一瞬、あのときに戻ったような気がした。
大陸の乾燥した空気、静かなフートンの路地裏。
ここが2013年の東京であることを忘れるぐらい。
…孫さんは元気だろうか。

彼らは私とは違う方向へと向かう電車に乗った。
私を乗せた電車は東京駅を発った。
そして今日も図書館へ向かうのだった。
ようやく、いつもの自分に戻れた。


お守り

2013年06月11日 23時10分27秒 | Weblog
心療内科デー。

いつもと同じ時間に行ったのに、ドアが閉まっていた!
私が通う心療内科はけっこうシビアで、18時半にはドアを閉めてしまう。
しかし、最近は18時40分ぐらいまで開いていて、私はだいたい18時30分ぎりぎりに到着していた。
今日も同じ時間に到着したのに、ドアはきっちり閉じていた。

仕方がないので従業員用の裏口に回り、ドアをノック。
暫くして、見知らぬおばさんが
「なんですか?」
と訝しげに問うてきた。
「なんですか?って、なんですか?」
と問おうかと思ったのだが、私も大人だし、「本日予約をしております者です」と名前を添えて答えた。

「今日、受付終了しちゃったんですよねー。あー、確認しますんで」
とおばちゃんは面倒臭そうに言い、ドアは再び閉められた。
10分ぐらい経過しても開かない。
今日は雨。
庇の下で座り込んで秘書検定の勉強をしていた。
これでは門限に遅れて閉め出され、玄関先で宿題をする小学生ではないか。…情けない。

すると、男性が出てきた。
彼はたしか準新人。
彼に中に入るように促された。

待合室に入ると、ざっと20人近くの患者さんがいた。
どこに座ろうかと立ち止まる私の横を、さっきの無礼なおばさんが通過していく。

散々人を雨のなかで待たせておいて、謝りの一つもないのか、この女!と、「激おこぷんぷん丸スイッチ」が入りかけたが、軽く睨むだけでとどめておいた。しかし、怒りはおさまらず、準新人に「いつもと同じ時間に来たのに閉め出すとはいかがなものでしょうか?」とエレガントに微笑んでおいた。

18時30分に到着できない自分が悪いのは承知だが、閉めてしまうことには本当は怒っていない。
しかし、その後の対応に問題がある。確認すると言ったまま10分以上も閉め出したという行為が許せない。
準新人は、「すいません」と謝って、そのまま奥のおばちゃんに報告していた。

やっぱいつものあの受付のおばちゃんかお兄さんがいい!
彼らとの8年間のツーカーの仲をこの新人たちに見せてあげたい。


あーやれやれ…と席に着き、秘書検定のテキストを捲っていたら、準新人に呼ばれた。
今日は混んでいるので、先生がペーパー診察にしたいとのこと。
あーあれか。前にクマ医師がインフルエンザになったとき、こんなことあったなあ。
渡された紙に色々書くと、それを見たクマ医師が処方箋を書いてくれるやつ。

快諾し、この2週間で自身に振りかかったことや気持ちを紙にしたためた。
精神的には落ち着いている。
小さなイライラが勃発するのと、眠れないことが多いけど。
小惑星探査機はやぶさ的に「機能不全多数。されど航行に支障なし」っていう感じだろうか。

最後にクマの絵を描こうかと本気で思ったが止めておいた。


準新人に名前を呼ばれた。
「先生からメッセージがあります」
と出されたものは、処方箋に貼り付けられたクマ医師の言葉。


「きっと大丈夫です!」

おおー!

クマ医師直筆の応援メッセージである。


湯島天神の御守りより効果絶大な気がする。
クマ医師、ありがとう!


処方変更なし
パロキセチン、ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、ラベプラゾール




肉食女子

2013年06月10日 21時20分25秒 | Weblog
ここのところ、制服の営業の売り込みが多い。
昔は吉熊上司と話を伺っていたのだが、最近は一人で対応している。
名刺交換から席を勧め、話をして見送るまで。
秘書検定的に、その後、上司への報告っていうのもしたりする。

今日、商談に来た営業マン。
2人の男性のうち、一人が以前宇都宮支店に勤務していて、8年間ほど宇都宮に住んでいたと言っていた。
「あ、私、宇都宮出身です」
と言うと、
「本当ですか!?良いですよね、宇都宮。餃子は正嗣、みんみん、…ですよね。宇都宮のどちらですか?」
と聞かれた。
「雀宮です」
と答えたら、彼も営業で雀宮を回っていたとのことで意気投合。
四号線を西に逸れた小路などのローカルな話題で盛り上がった。
ちょっとした飲み会みたいな雰囲気…。

そして宇都宮以外の烏山の話にも飛び火。
「『クローバー』っていうステーキハウス、いいですよ」
と言われた。
知ってる!後輩女子Cちゃんおススメの店だ。
観光バスで客がやってくるくらい有名らしい、クローバー。
「『ステーキいづつや』とどちらが美味しいですか?」
と聞いてみた。
実家に帰ると両親がご馳走してくれるステーキハウスだ。
営業マン曰く、『クローバー』の方が安いとのこと。
…って、もう完璧に話が逸れまくっている!!
なんで制服の話が、気付けばステーキの話になってんの。
さっき昼食をとったばかりなのに。


いやはや、営業マンの話って面白い。
会話のキャッチボールをする際、相手が打ちやすい球を投げてくれる。
それが仕事で、また、それ以降の売上を作ることが仕事の本髄なのだろうか。
いやはや、ためになった。

そんな話があってか、今日の夕ご飯は肉にしようと思った。
肉食女子。
肉の匂いに釣られて森林を彷徨うクマのように…ハアハア。

お目当ては『ほっともっと』のチーズデミグラスハンバーグ弁当。
母ヨーコたん曰く、明日まで値引き価格で、食べたら「おいし~」だったそうだ。
どれどれ…おいし~!!




母の言うことはやはり正しい。
ヨーコたん、嘘つかない。



勿論美味しいものは吉熊と一緒にはんぶんこ。
彼も一応肉食ですからね。
吉熊、
「おいち~」




変わりゆく紫陽花の色

2013年06月09日 22時55分00秒 | Weblog
午後、図書館へ。今日は日曜日なので、図書館は17時まで。この土日でテキストを再び一通り読み直した。
過去問を解いたあとなので、ポイントとなる部分がなんとなく分かり、それを書きまくって覚えた。

17時。
まだ明るいので、王子の飛鳥山公園に紫陽花を見に行った。

王子駅前の花壇。


多種多様な紫陽花が笑顔で出迎えてくれる。











青い紫陽花って珍しくなりつつあるらしい。




ガクアジサイ、好き。




ピンク色の可憐なガクアジサイ。




女子っていう感じがする。



飛鳥山の紫陽花の中で一際目立っていたビビットな紫陽花。


吉熊、かくれんぼ。
み~つけたっ!!


紫陽花にビビっている吉熊。


毎年恒例アフロ吉熊。




花は全体的に小振り。
まだ早かったのか、今年はこの大きさがメジャーなのかは不明。
花を撮影するときは、晴れていないとテンションが下がるのだが、紫陽花に限っては曇っている方が嬉しい。
雨のあと、雫が花弁に残っている状態だと更に嬉しい。




線路に沿うように伸びる紫陽花の道を吉熊と歩いた。


電車好きな吉熊はなかなか離れようとしない。



今日の一枚 その1


今日の一枚 その2




紫陽花というと、毎年書いていると思うが、「kimono beat」である。
小室哲哉が昔、松田聖子に曲を提供し、自身も歌詞を変えて歌っているという名曲だ。
松田聖子ファンの会社の先輩には言えないが、私は小室哲哉バージョンの方が好き。
間奏の音のきらめきで昇天しそうになる。
kimono beat




火災で半分ほど燃えてしまったさくら新道


さくら新道で猫発見。





毎年毎年同じようなことを感じているが、去年や一昨年、そしてその前の自分とは少しずつ変わっていると思う。
ブログを読み返すとそのことが克明に浮かび上がる。

同じものを同じような湿度や気温のなかで見ていても、感受性が変われば違ったものに見える。
紫陽花の色が変わるように、私も日々、環境によって変わっていく。

来年はどんな心で紫陽花を見つめているのだろうか。



やっぱり花を撮影している時が一番リフレッシュできる。
楽しい~。

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欲望の濃度

2013年06月08日 23時31分22秒 | Weblog
昼まで惰眠をむさぼる。
嗚呼、よく寝た。一週間分の睡眠不足を解消。

寝起き眼でYouTubeを鑑賞しながら、コンビニで買ってきたつけ麺を食する。
休日のパターン化された行動だ。至福のひととき。

化粧して、ブローして図書館へ。
ひたすら秘書検定一級の例題を解きまくる。
一時間半で、ちょうど集中力が切れることが判明。
一階の外にある喫煙所でリフレッシュをする。
そしてまた机に戻る。
その繰返し。
吉熊に励まされたりする。



今日は梅雨なのに晴天。
お出掛け日和。
こんな日に季節の花を撮りに行けたらさぞかし楽しいのだろうなあ、なんて思った。
試験が終わったらやりたいことがたくさんある。
こうやって欲望を塞き止めると、欲望がより濃くなるような気がする。

8時、終了。
重いバッグをぶら下げて、本屋と雑貨店をぶらぶら。

明日も図書館へ行く。
最後の追い込み、ガンバルー!



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8時だョ!全員集合

2013年06月07日 23時17分36秒 | Weblog
社長に渡したい書類があったので、タイミングを見計らい、何度かアタックを試みるが、彼はすぐに隣の席の女子と話始めてしまう。
私が社長に近寄るとまるで「わざと?」と思うぐらいに隣の女子に語り始めるのである。

その様子を見て吉熊上司はニヤニヤしていた。
「まるでコントみたいですよね。ドリフみたいな?『次いってみよう!』ですよね」
と小声で言ったら、吉熊上司、ニヤニヤ度アップ。
なんとか渡すことができたのだが、今までも、まるで空気鉄砲のように私が近寄ると彼はどこかに行ってしまうことが度々あった。
幼稚園のとき、一日だけ、まいちゃんやけいこちゃんに悪ふざけ半分に避けられていた負の記憶が蘇ってしまう(←執念深いので覚えている)。

そうそう、ドリフといえば、吉熊上司は子供のときに、「8時だョ!全員集合」の公開録画に行ったと言っていた。
私もあの番組は大好きだった。というか、父クマパパがあの番組を好きだった。

土曜日の夜の8時。
7時に父と風呂に入り、テレビの前に鎮座。
その風呂というのがけっこう辛かった。あいうえおを全部、ABCの歌、一から百までを数えなければ湯船から出させてもらえないのである。母との風呂では遊び中心であったのに、父は何気に教育熱心であった。

妹とお揃いのピンクのパジャマを着用し、ロート製薬が懐かしいクイズダービーを「早く終われよ!」という勢いで眺め、はらたいらに3000点とか言っているうちに、「8時だョ!全員集合」は始まる。
勿論、場内が停電になり、いかりや長介が懐中電灯を持ちながら、「8時9分半だョ!全員集合」と言っていた伝説のあの回もリアルタイムで観た。子供心にわくわくしたのを覚えている。

風呂上がりのオーディーコロンを纏った父の匂い、番組に笑い転げていた幼き日の私。意味がわからないのに笑っていた妹、「8時だョ!全員集合」は、様々なことを思い出させてくれる。

教育熱心、仕事熱心な父。
彼がなんであの番組を好んで観ていたのかとても不思議だったのだが、あの時の彼の年齢と同じ今の自分ならば、その理由が少しだけ分かるような気がする。
父はきっと笑いたかったんだ。
仕事のストレスから一時的に逃れて、子供と一緒に腹の底から笑いたかったんだ。

私にとっても、普段、明け方まで飲み会や残業をしていて接触がない父と笑えたことはとても素敵な思い出として残っている。


秘書検定 あれこれ

2013年06月06日 22時32分26秒 | Weblog
秘書検定一級の勉強をしているわけだが、面白い問題があるとつい笑ってしまう。


問題
総務部のA子の下に新卒のB子が配属された。B子は入社した当初は真面目に勤務していたのだが、3ヶ月経った最近は遅刻や欠勤が多い。同期の仲間たちにも総務部の仕事は面白くないなどと話しているらしい。このようなことにA子はどう対応すればよいか。順を追って箇条書きで答えなさい。

解答
1.B子に遅刻や欠勤が多い理由を尋ねる。

2.理由は特にないということならば、定時に出社することは社会人として基本的なことなので、その自覚を持ってもらいたいと言う。

3.総務部の仕事が面白くない、などの話があったら次のことを言う。
a.会社には会社の事情があって総務部に配属になったのである。
b.3ヶ月では総務の仕事を理解できていないのだから、面白くないなどと言う資格はない。
c.面白くないなどと思わずに前向きに仕事に取り組めば、仕事の面白さが分かってくるものである。

4.注意の結果、勤務態度に変わりがなければ、上司に事情を報告する。

5.注意の結果、勤務態度が良くなればそのことを褒め、引き続きB子の気に掛けている。




解答の3.b.「資格はない」、とか!
もう、どんだけ怖いんだ?秘書A子よ。
「ねーねー、これ見て!」と隣の席の後輩女子C ちゃんに問題集を見せて二人で爆笑。
B子は深夜、キャバクラで副業してるんだよ。だから遅刻や欠勤が多いんじゃね?という一致した意見に漂着。


会社の他部署に融通の利かない男性社員(中途)がいる。
先日、彼の噂を部内でしたとき、吉熊上司が
「そんなんじゃこの会社で友達できないよ!って言ってやれよ」
と言っていて皆で笑った。
この場合の秘書A子は、残念ながらあの彼同様、ちょっと厄介な存在なのかもしれない。



そして、わびる回数が多い…秘書検定の問題。
秘書検定の勉強の秘訣は、ドMになることだとうっすら確信。

また、貸借対照表、損益計算書、減価償却、引当金、粉飾決算、の経済用語の説明はよいのだが、仕事で絡んでいない人事用語がちょいと不安。源泉徴収、年末調整、累進課税あたり。


そんなこんなで、今日も図書館へ。キューピーコーワを飲んだのであるが、眠くて眠くて大変だった。
この睡魔を貯金して、午前一時ごろに下ろせればいいのに。



今日の夕御飯。昼間はがっつり(蕎麦と天丼)だったので、夕御飯は軽めに。
そう言えば、ビアニッシモのパッケージが鍵盤のもようになった。なんか女子っぽい。会う人会う人に、銘柄変えたのか?と聞かれる。ちょっとしたドッキリ。




明日はやっと金曜日。
今週は短かった。てか、忙しかった。公私ともに。
業者の売り込み対応があるので明日は久々にスーツ着用の予定。
最近専らワンピース着用が多かったので、ちょっと新鮮。
ばりっといきまっしょい。


まっすぐ帰宅

2013年06月05日 20時08分34秒 | Weblog
ここ最近、眠りが浅い。
仕事の夢を見て、ビクっとなる。
社長に頼まれていた出張旅費の精算を忘れていて、2週間後ぐらいに机から現金が出てきてビビった…とか。
夢の中でも仕事って…。休んだ気にならない。
スマホの時計を見るとまだ5時で、二度寝を試みるがなかなかできない。
うとうとし始めたら7時。
そんな日が続いている。
でも日中は比較的元気だ。
目覚めが悪いだけで眠くなることはない。


来月から全店に導入される新型制服。
いよいよ今月の下旬、新型制服を全国の店舗に一斉配送する。
一応デザインは店舗スタッフにアンケートを取った。
そこから業者と相談して、社長に都度GOサインをもらい、形にした。
今回はけっこう頑張った。
新型制服…皆さんの希望通りに形にできただろうか。
自問の日々だ。

そして、今日は既存の制服の回収の仕方などをシュミレーション。
考えすぎて耳の穴から煙が出てきそうである。


そんな私を生温かく見守るパソコンの下に隠れているクマさん。
誕生日に他部署の先輩からいただいた。
訂正印(失くしまくって3代目)を管理してくれている。



今朝のNHKドラマ「あまちゃん」は「大改造!! 劇的ビフォーアフター」仕様で朝から吹いた。
そしてこの曲が一日中脳内で響いていた。この曲好き。
劇的ビフォーアフター 匠.avi



「あまちゃん」面白すぎ。
「君に胸キュン」「TMN」などの小ネタがたまらない。
その中で今朝の「大改造!! 劇的ビフォーアフター」はピカイチだった。



さて、勉強始めるか。(今日は図書館に寄らず、コンビニで御飯買ってきて家で食した←珍しい行動パターン)







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