中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

コアジサシ

2009-07-29 10:17:19 | 身辺雑記
 ある新聞の電子版で可愛い写真を見た。渡り鳥のコアジサシの雛が餌を待っている姿だ。


 小さな翼を広げ、大きな口を開けて、親が持ってくる小魚を待っている姿はまことに愛らしい。この写真は東京都大田区の下水処理施設の屋上で撮られたものだそうだ。

 コアジサシ(漢字で書くと小鰺刺)はチドリ目カモメ科の鳥で、空中でホバリングして狙いをつけ水面にダイビングして小魚を捕らえるのが名前の由来とも言われる。
Wikipediaより

 本州以南に飛来して繁殖する夏鳥で、9月にはオーストラリアやニュージーランドに越冬のために飛び立つ。繁殖地の減少やカラスによる捕食などで減少し、絶滅が危惧されている。この大田区の下水処理施設には6年ぶりに1000羽以上が飛来したそうだ。

 動物の子どもには顔や姿がとても可愛いものが多いが、鳥の雛にはあまり見たつきのよくないのがいる。しかしこのコアジサシの雛は愛くるしく見える。カラスなどの天敵に襲われたりしてかなりの雛が巣立つ前に命を失うようだが、無事成長すると秋には親子ともども大洋を越える長旅に発つ。