蓼科高原で次に向かったのは横谷峡の入り口にある「乙女滝」です。その乙女滝の入り口に「木戸口神社」があります。ここでも武田信玄ゆかりの地…が出てきました。小さな静かな神社でした。
「乙女滝」は灌漑用水「大河原堰」の一部、江戸時代に造られたものです。
乙女の名からはちょっとイメージが違う豪快な滝です。
青空と紅葉と滝…ここはマイナスイオンが豊富だそうで(なんと20000個/㏄だそうです)、いい景色を眺めてしばし佇みました。
乙女滝の写真も、次の御射鹿池の写真もたくさん撮ったのに、操作ミスで全部ボツになってしまいました…この後の写真は夫から借用しました。御射鹿池に行く途中のカラマツ林がきれいでした。
「御射鹿池」は奥蓼科の明治温泉に行く湯みち街道にあります。寒い所なので、農業用温水溜池として造られた池です。有名になったのは東山魁夷画伯の「緑響く」のモデルになったと言われてから…それでも以前は静かな池の端まで行って、自由に散策出来た場所でしたし、訪れる人もあまりいませんでした。ところが今は大型バスまで来る観光地になって、駐車場ができ、池の周りに柵ができて驚きです。でも晩秋の御射鹿池はいい佇まいでした。
晩秋の装い…落ち葉を浮かべる御射鹿池です。
水面に映った木々の姿にも秋の深まりを感じます。
夫はこんな風景にも目を留めていました。マガモです。
船の通った跡は「航跡」といいますが、水鳥の通った跡は「泳跡」というのだそうです。このマガモの泳跡です。
岸辺近くを泳ぐマガモの泳跡です。
蓼科の晩秋を感じたこの日、里に下りて来て、茅野市でまたまた見事な紅葉の「長円寺」に立ち寄り、紅葉狩りをしたのですが、写真がありません…
蓼科山の初冬、蓼科高原の晩秋、長円寺の秋を感じた二日間でした。