教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Oさんの新作日本画

2017年03月04日 | 教室風景

Oさんは三重の旅で出会った光景を描かれました。


「伊勢志摩英虞湾」 日本画 P15

鮮やかな紺青から淡く爽やかな青。深い色が出るまで重ねられた
海の色は魅惑的で奥行きと広がりがあります。強い日差しに煌く
島々の緑は生命感にあふれ量感があり湾の豊かさが感じられます。

近づいてみました。


質感の違いを意識した筆遣い、遠近感に着目した幅広い陰色作り、
濃密で変化に富んだ緑。真に迫った重厚な表現となりました。
発色も素晴らしく、華やぎのある爽やかで晴れやかな作品です。

風景画を描かれてきたOさん。どの作品も力強く誠実なのです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Oさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月最初の教室 穏やかな猛禽ノスリに会う

2017年03月04日 | 教室風景

前日までの悪天候がうそのように晴れた朝。
地面から水蒸気がたちのぼり辺りが白く霞んで見えました。


木々の枝先をみると小さな青い新芽が♪

いよいよ3月。お日様の力が増してアトリエも明るくなっています。


夢中で描いていると自分の作品を客観的に見つめることは
難しいもの。距離をとってながめたり最初の構想に立ち返ったり
しながらの制作です。長いやりとりを経て作品が完成する頃には
思いもよらぬ自分が表れている!それが大きな楽しみでもあります。


午前中にはIさんが日本画作品を、Mさんが水彩画作品を完成
させました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

この日は到着が遅くあまり森を歩けなかったので
急ぎ森をざくざく歩いていると


大きい!けっこう低いところを猛禽が飛びました。
大型、尾羽がバサバサ、内側が白くて配色はトンビと逆。
林の中にとまったのを確認して近づくと


やっぱりノスリでした。
ノスリは見るたび羽が整っていなくてボサっとしている印象です。
巨大な翼をもっているのに枝がこみいったところにとまっています。


視力がいいのでしょうね。
ネズミやモグラ、昆虫、鳥、ヘビ、カエルなどを狩るそう。


よく飛び回るのでなかなかピントがあわず残念。
今度はそーっと歩こう。やはり森を速足で歩いてはだめですね。


笹薮にいたガビチョウ。珍しく日のあたるところにいました。

この日は初めてウグイスのホ~ホケキョ♪を聞きました。
まだ上手ではありませんが。。いよいよ森に活気が出てきました。 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする