Yさんの空き家シリーズ2作目です。
「横須賀空家その2」 水彩画 F4
全面ブリキ板で覆われた家は今も主の帰りを待っているかのようです。
ブリキの錆色から滲みでる美と寂寥感に懐かしい昭和の頃が思い出され
生気溢れる筆致に確かに人が住んでいた実感と温かみが感じられます。
近づいてみました。
屋根の青トタンの配置は実物のままに、周囲の色数を絞って空き家の
重々しい存在感を強調しました。家々、柵、遠景など質の違いと遠近感
を表す線に工夫が凝らされており、色の響きあいも心地よい作品です。
ますます表現の幅が広がっているYさん。次の作品も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”のなかの
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。