癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

川上岳&位山

2009年11月16日 | 登山・旅行
顔が寒くて目が覚めたので外気温を見たら3℃だった。しかし、6日振りに雨のない一日だった。時折陽射しもあり遠望も利く薄曇りの下、高山市内の南側、飛騨山地の川上岳(かおれだけ)と位山に登った。


○川上岳[かおれだけ](1626m)〈岐阜県〉三百名山 ※妻同行

まず、名前の読み方にびっくり。高山市と温泉で有名な下呂市の境界に位置し、太平洋へ注ぐ木曽川と日本海に注ぐ神通川の源流部の分水嶺の山でもある。

下呂市の山之口林道ゲート前からピストンした。前半の標高差500mは、急な山肌をずっとジグを切って登る。後半の標高差200mは源頭部をぐるっと巻く緩やかな展望の尾根を行く。今朝は冷えたので頂上下の木に霧氷ができていた。

森林限界を越えた一等三角点の山らしく遮るもののない展望がみごと。ここ数日間で白さを増した北アルプスの山々、御岳山、白山の他に飛騨や美濃の山並みが見渡せた。

登り2時間40分、下り2時間15分。妻のペースはいつもだいたいガイドブックの時間設定と同じだ。下山後、1時間ほどで位山の登山口へ移動。

○位山〈1528m)〈岐阜県〉ニ百名山 ※妻同行

ここも日本海と太平洋の分水嶺に位置する飛騨山地の山。天孫降臨伝説に彩られた霊山で、山頂下には天の岩戸までああった。山名の由来も、この山のイチイの笏(しゃく)を朝廷に献上したことに因るとのこと。何かと古くからの歴史を感じる山である。

標高1330m付近に登山口のある最短距離の巨石群登山道をピストンした。一つ一つ名前の付いた巨石を縫って登って行くが、どの岩もその上に木が生えて、根が覆ったり、岩を割ったりしているのが特徴的だった。

山頂部分は広く平坦で、鬱蒼とした森林に覆われ、登頂感も展望もない山だった。

登り40分、下り30分。

下山後、高山市街地へ戻り、スーパーで買い物をして、温泉が併設の道の駅・桜の郷荘川に落ち着く。明日は、大日ヶ岳と鷲ヶ岳の予定だが、また、逃れ様のない雨のようだ。