癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

入院9日目(術後1日) 「妻発信」

2011年04月07日 | 大腸癌日記
皆様、毎度の事ながらたくさんの励ましのコメント、ありがとうございました。

おしっこの管のサイズも教えて頂き、ありがとうございます。

夢で見た雪山はどこかは分からないそうです。

あと、写真撮るときってピースするんですね~。ふぅ~~ん。


さて、本題です。
sakag観察日記です。

実は、昨日プチアクシデントがありまして・・・・


昨日の術後、面会に行き一旦帰宅後、夕方にもう一度顔を見に行ったのですが、その時に
「右足がおかしい」と言う。

麻酔が取れて、左足は上に上げることはできるのだけど、右足は持ち上げる事ができないと言っていた。
足首は動かせるし、膝を立てることはできるけど、持ち上げられないと、心配していた。


「もう歩けないんだろうか?」とショックを受け、もの凄い汗をかいていた

「大丈夫だよ、動くんだし、感覚もあるんだから・・・
まだ完全に麻酔が取れてないんじゃないの?すぐ歩けるようになるよ」とは言って励ましたのはいいが、私まで不安になってきた。

主治医によると、背中から入れている痛み止めのせいだろうと、その痛み止めをやめてもらったらしい。

そばに付いていたいけど、ICUの面会は5分なので、後ろ髪を引かれる思いで帰宅


帰ってからPCで色々調べてみたら、1万件に1件くらいは下肢麻痺があるようなことが書かれてあった。
PCで見る情報は100%正しいとは思ってないけど、やはり不安。


そんな時に、病院から電話!

なっ、何?
ドキがムネムネ・・・・・
何かあったな!
すぐ飛んで行けるように、受話器を持ちながらバッグと上着を持った。




「ご主人、容態が安定してきましたので一般病棟に戻ります」との事。

ビックリさせないでよ~。

と、一応安心はしたけれど、よく考えてみたら足の事は言ってなかったなぁと思い、
また不安になり、寝たのか寝てないのか分からないまま朝を向かえる。





そして今日朝8時に病院へ。


病室に行ったら、sakagがいない。
看護師さんに聞いたら、「下のセンターにいますよ~~」

「ギョエ~~、またICUに戻ったの?」

「あっ、間違えた。坂口さんね、そこの個室にいますよ」

オェ~~個室?

個室って重病人とお金持ちしか入れないんじゃないの??


恐る恐る、個室に入ってみた。


いた!

口を開けて寝てる。
アホヅラこいて眠ってる。


足の様子を聞いてみた。

動くし、持ち上がるって!

はぁ~~、よかった。

昨日の電話と、個室と・・・・
寿命が縮まったわい



個室に入った理由はというと、看護師さんの詰め所の真ん前だから。
容態は安定してるけど、2時間おきに血圧を測りにくるらしい。

前から思っていたことだけど、この病院の看護師さんは皆さんとても優しくていい人ばかり。
いつも笑顔だし。
仕事とはいえ、素晴らしい。
ストレス溜まらないのかしら?


それにしてもsakagの足、良かった。

もし万が一歩けなくなったら、私が背負子で背負って山に登るぜ!と思い、マジで背負子の値段を調べてみたりした。
が、sakagの縦走のリュックも重くて背負えない私は、60数キロのsakagは無理である。


だったらリハビリ?
ハイジがクララを歩けるようにしたみたいに、アルムの山に行って私が歩けるようにしてあげる、と考えた。












「お医者様はもう、sakagクララの足は治ってると言ってるのよ~。
どうして歩こうとしないのよ~」



「怖いの、私怖いのよ、かなこハイジ」 


「sakagクララの意気地なし!私もう知らない!!」


「あっ、待って!かなこハイジぃぃぃぃ~~」







と、言うわけで、sakagクララは歩けるようになりました。



前回の腹腔鏡手術では、傷が痛くて翌日には歩けなかったのに、今回は朝から歩けたらしい。
ゆっくりで短い距離だけど。

痛みに強くなったのか、腹腔鏡で色んな所にポチポチ穴を開けられるより、ズバッと1箇所を切った方が痛みが1点に集中するので、楽なのか?

しかし、麻酔の注射が切れると「ヤクが切れた~~」とナースコール。

中毒になりませんように!


* このPC「ふくくうきょうしゅじゅつ」と打つと「服食う今日手術」と変換されます。

ちなみに私が好きなおバカ変換は、「チオビタドリンク」→「血帯びたドリンク」
と「ギフトセット」→「義父とセット」です。

「こちらの商品は義父とセットになりま~~す。」
誰も買いませんよねぇ。



つづく・・・・・